領収書の上様の意味って?税務処理でも大丈夫?

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確定申告の時期になれば個人事業主さんを始め、多くの方が1年間の売上や経費を申請します。
 
会社員の方でも、タクシー利用や接待、ちょっとした事務用品の買出しなどで、領収書をもらう事が多いと思います。
そんな時に必ず聞かれるのが、領収書の宛名です。
 
自社名を答える場合もあれば、よく聞くのが「上様」で、、という言葉。
でもこの上様ってどういう意味なんでしょうか?
今回は上様の意味や税務処理でも通用するのかなどをお届けします。
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上様の意味

 
上様意味
 
まず、上様(うえさま)と聞くとどうしても時代劇のお殿様を思い出しますよね。
もともと上様とは、天皇を始めお殿様やお上などの敬称で、高貴な人を呼ぶ際に用いるものです。
 
領収書で使われる場合は、本来「上得意(じょうとくい)」や「上客(じょうきゃく)」から来ているとされ、
じょうさまと呼ぶのが正しいという説もありますが、一般的には上様と呼ばれています。
 
領収書を貰う際に、何と記載していいかわからない場合、上様と敬った宛名を記載する文化が近代になって浸透したことから、領収書の宛名として一般的になりました。
 
 
 

上様は税務面でも大丈夫?

 
経費
 
 結論からいうとダメです。   
正確には微妙なところ、、と表現した方がいいかもしれません。
というのも、落ちるときと落ない時があるからです。
 
領収書は、再度請求される事を防ぐためと、どこへ誰がいくら支払いを行ったかという証明書です。
ですので、この誰が支払ったのかという部分がとても大切になります。
 
上様では、実際には個人的な買い物だったとしても会社の経費にする事も可能になってきてしまうため、最近の税務処理では経費として落ない事も多々あります。
 
しっかりと自社名や個人名を記載するようにしましょう。
そして、誤字脱字があっても処理されない場合があるので、まえ株うしろ株なども丁寧に記載するようにしましょう。
 
また「上様」と同じく、但し書きも「品代で。。」とざっくりした内容だと落とされない場合があります。
書籍は「新聞図書費」切手は「通信費」など細かく経費処理されますので、しっかりと購入したものがわかる記載にしてもらいましょう。

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レシートの場合は?

 
結構困るのが、領収書じゃなくレシートしかありません、、という時ですよね。
このペラペラのレシートで大丈夫なのかな?と考えてしまいますが、
現在ではレシートの方が購入商品がしっかり記載されているため、問題なく処理されるようになりました。
 
ただこの辺はどちらかといえば、対税務所よりも対会社が問題です
会社自体がレシートを認めていない場合もありますので、そのあたりは先に確認しておく必要がありますね。
 
 
 

5万円を超えると収入印紙が必要

 
経費
 
最後に、5万円以上の支払いをした場合は領収書に収入印紙が必要になります。
収入印紙を貼り、収入印紙の再利用防止のために割印を押す決まりです。
 
 
今回は領収書についてでしたが、結論としては、上様は避けた方が後々困らずに済みますよといったところですね。
領収書の書き方を覚えておくと、後々困らずにすみますし、新人さんなどもこのあたりの常識を押さえて置くと
上司からも、しっかりしてる奴だと良い印象を持たれるので基本はぜひ押さえておきましょうね。


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