髪の毛の寄付 ヘアドネーションの条件・やり方流れまで

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「ヘアドネーション」が今そのネーミングの拡大とともに、一大ムーブメントを起こしています。
 
あなたは長く伸ばした髪をバッサリと切ったことがありますか?
切ったあとの髪は、通常ならカットした美容院で「産業廃棄物」として処分されてしまいます。
 
しかし一定の基準の長さがあれば「ヘアドネーション」として、その髪の毛を実は寄付して誰かの役に立たせることができるのです。
今回はヘアドネーションをピックアップして、やり方や流れなど詳しくご紹介します。

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ヘアドネーションとは

 
ヘアドネーションとは
 
ヘアドネーションとは、病気やケガなど何らかの理由によりウィッグを必要としている人のために「材料となる毛髪を寄付すること」をいいます。
 
受け取る対象は18歳以下の子どもたちで、小児用医療かつらが中心です。
子どもとはいえ多感な時期。
ヘアスタイルにも気づかいたい年頃です。
 
しかし通常、人毛でウィッグを作ると数十万円とかなり高額となってしまうため仕方なく帽子で隠すしかありませんでした。
しかしヘアドネーションの登場により、各地からたくさんの善意が寄せられるようになったのです。
 
 
 

ヘアドネーションできる髪とは

 
じゃあぜひ寄付しよう!と思った方であれば、国籍や年齢、性別を問わず、誰でもできます。
またくせ毛でも大丈夫。
 
しかし引っ張るとすぐに切れるような、極端に痛んだ髪は残念ながらヘアドネーションに向いていません。
 
 
 

ヘアドネーションのやり方・流れ

 
流れやり方
 
ヘアドネーションに協力する人が「ドナー」、ウィッグを受け取る側が「レシピエント」と呼ばれます。
ここでは髪を寄付される「ドナー」についての条件ややり方、寄付までの流れをご紹介しますね。
 

  • 条件は「髪の長さ」
  • ヘアドネーションできる第一条件は「自分の髪が長く伸びていること」です。
    髪の長さは31cm以上が基本です。
     
    しかし支援団体によりその長さに多少の違いもあります。
    また海外の団体では25cmが条件のところもあります。
     

  • ヘアドネーションに賛同するサロンに予約する
  • ヘアドネーションに賛同するサロンを探し、予約しましょう。
    賛同サロンはヘアドネーションへの対応が万全ですから安心です。
     
    また中にはヘアドネーションに積極的な姿勢を見せるサロンもあり、特典を設けている場合もあります。
    また行きつけのカットサロンがある場合「ヘアドネーションしてみたい」旨、相談してみるのもいいかもしれません。
     

  • 髪を切る
  • 濡らした状態で切った場合、カビの温床になってしまいます。
    必ず乾いた状態でカットを行うことが必須です。
     
    髪を何本かにブロッキングし束ね、寄付する髪の長さを決めたあと、はさみを入れる1cm程度の下を輪ゴムでしっかりと留め、いざカット!
     
    寄付できるのは切り口から毛先までが31cm以上です。
    カットする前に必ず確認してください。
    切り取った毛束を一つにまとめ完了です。
     

  • 好みのスタイルにヘアカット
  • すっかり短くなった髪を、好みのスタイルにカットしてもらいましょう。
    グッと軽くなって身も心もスッキリです。
    あとはヘアドネーション後のカット代金だけ支払えば終了です。
     

  • 発送する
  • まとめるのは必ず同一人物の髪が条件です。
    各支援団体により受付の方法が変わりますのでチェックしてから、送付するようにしてください。
     
     
     

    寄付金でも支援できる

     
    ウィッグを受け取る側の「レシピエント」は、基本的にその費用はかかりません。
    しかしウィッグの制作費用や採寸、型取りに必要な交通費など、ヘアドネーションにかかる諸費用はすべて「ボランティアや寄付金」でまかなっているのが現状です。
     
    ヘアドネーションするほど髪が長くなくても、寄付ならいつでもOKです。

 
 
 

ヘアドネーションしてみよう!

 
一つのウィッグを作るには20人以上の髪の毛が必要です。
またウィッグを必要とする順番待ちの子どもたちも大勢います。
 
もし今あなたの髪が長くて、ヘアスタイルチェンジの為に髪を切るなら、その髪を寄付することで子どもたちを笑顔にすることが可能です。
ぜひ検討してみてくださいね。


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オーガニックコスメメーカー勤務。女性がキャリアも美しさも自分らしいライフスタイルで過ごせるようにサポートしたいと思っています。マクロビオティックやアーユルヴェーダを実践している二児の母でもあります。

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