赤ちゃんのうつぶせ寝は大丈夫?時期や危険性について
赤ちゃんのお仕事は食べること、泣くこと、寝ることです。
すくすくと健康的に成長してもらうためには睡眠は欠かせませんよね。
そんな赤ちゃんの睡眠で気になるのが、うつ伏せ寝です。
うつ伏せで寝る事で呼吸ができなくなり窒息死した事故もありますので、
この体勢で寝ていて大丈夫かしら、、と心配になるところ。
今回は赤ちゃんのうつぶせ寝の危険性やいつ頃から大丈夫なのかその時期についてです。
うつ伏せで寝る理由やメリット
大人でもうつ伏せで寝る方が多いように、同じく赤ちゃんもうつ伏せ寝をします。
うつ伏せ寝には、
- 深い眠りにつける
- 胃液が逆流しにくい
- 身体が強くなる
脳科学的にも、うつ伏せ寝の方が赤ちゃんは深い眠りにつき長時間寝るといわれています。
そのため無意識にうつ伏せ寝をする赤ちゃんが多いんですね。
まだ首もすわっていない赤ちゃんは、仰向け状態ではげっぷが溜まり胃の中の物を逆流しがちですが、
うつ伏せ寝だと胃の中にたまるので吐いたりしません。
うつ伏せ寝は、首を動かしたり背筋を使ったりと、仰向けよりも自然と多くの運動をします。
結果、身体が強くなったりハイハイの時期が早くなったり、心肺機能も高まるため成長促進に繋がるとも
いわれています。
うつ伏せ寝が危険な理由
一般的にうつ伏せ寝は大丈夫なの!?と心配されている理由が、
・窒息死を起こした事故
・乳幼児突然死症候群(SIDS)
の二つではないでしょうか。
窒息死の事故は確かに多く、赤ちゃんの死亡原因の一つにもされています。
また、乳幼児突然死症候群(SIDS)は、ある日突然赤ちゃんがなくなる一種の病気なのですが、その原因の一つがうつ伏せ寝にあるのでは?という研究があるためです。
ですが、これに関しては明確な原因が掴めていない現状です。
しかし、事故がある以上はうつ伏せ寝への危険性は十分に把握して対処していく必要があります。
うつ伏せ寝でも大丈夫な時期は?
まず、生まれたばかりの生後3~6ヶ月頃までは、できるだけ仰向けに寝かせてあげる方が安全です。
6ヶ月を過ぎると、先述したSIDSの可能性がぐっと低くなりますので、寝返りが自分でうてるようになる
6ヶ月頃を目安にしてください。
安全なうつ伏せ寝環境を作ろう
うつ伏せ寝がクセな子に対しては、しっかりと安全な環境を作ってあげる事が大切です。
- 一人にしない
- 硬い布団を使う
- シーツが緩まないようにする
- 枕は使わない
- 顔周りにぬいぐるみやタオルを置かない
寝付いた後も、できるだけ一人にせずに親御さんが近くで見れる状態にしておきましょう。
柔らかい布団だと呼吸を妨げる危険性があるため、硬めの布団を使いましょう。
シーツもゆるゆるだと、呼吸弊害の恐れがあります。
常にピンと貼った状態にしておきましょう。
枕も基本使わない方が安全です。
鼻や口を塞いでしまいそうな、タオルやぬいぐるみなど柔らかいものは遠ざけておきましょう。
うつ伏せ寝自体は、クセのようなものですので無理やり治そうとしてもなかなか難しいかと思います。
自分で寝返りがうてるようであれば、うつ伏せ寝を安全にさせてあげられる環境だけ整えてあげてください。