鏡の法則にみる嫌いな人との付き合い方
「なぜこの人は私をイラつかせるのだろう?」「なぜこの人は問題を起こしてばかりなのだろう?」
そんな人があなたの周りにもいたりしませんか?そしてそんな人間関係に疲れていませんか?
「自分を取り巻く世界のすべては鏡」そんな発想から生まれたのが「鏡の法則」です。
さて「鏡の法則」にはいったいどんな秘密が隠されているのでしょうか。ご案内いたします。
鏡の法則とは何なの?
鏡の法則の基本となるべきポイントは、「この世の中のすべてのことは繋がっている」ということ。
つまり何か問題が起きた時、それを解決するためには、そこに注目するのではなく自分の行動やふるまい、考え方などの「何かを変えるチャンス」である、という物の見方。
これが「鏡の法則」の基本です。
嫌いな人に見る自分自身
会えば愚痴ばかりの同僚、人の上げ足ばかりを取る上司、どうしてこの人と結婚してしまったんだろう?という旦那、言うことを聞かない子ども…。
どんな人にも相性が良くない人や苦手な人は存在します。
そばに寄るのも無理なほど嫌いな人がいるかもしれません。
ですが鏡の法則では「相手を嫌いな理由は自分自身の中にある」と考えます。
自分の思い通りになってくれない相手など認めたくない、そんなマイナスの思いは、実は「自分の中にあるコンプレックス」と見ます。
「いくら頑張って努力しても嫌いなものは嫌い!」という気持ちはさらに自分の中のコンプレックスを増大させてしまうのです。
嫌いな人・想いの解決法
でも嫌いだったり、イライラしたり、そんな自分自身も嫌になる、、そんな状態を抜け出し解決するには、まずは嫌いな人の理由をノートに書いてみることをおすすめします。
「顔が嫌い」「態度が嫌い」「何もかもが嫌い」など、思いつくままに書くと辛らつな思いがどんどん出てくることでしょう。
最初は心がざわつくかもしれませんが、書いていくうちに徐々に気持ちが落ち着いてくるのを感じると思います。
やがて嫌いな思いが少しづつ変化していきます。
あーこういう部分が嫌いなんだなぁと俯瞰視して、嫌いな思いを自分に認めてあげることで、なぜか気持ちが明るくなるのを感じるわけです。
とても不思議な現象なのですが、つまり思いを溜めないで書き表すことでスッキリと浄化されてしまうのです。
そして「あ〜どうでもいいか」に続き、面白いことになぜか「あの人もこんな風に思われてちょっとかわいそうだな」という具合に変化していきます。
そしてここからが真骨頂!嫌いな気持ちが軽くなるにつれ大した問題ではなくなり、あなたの表情も明るくなるのはもう時間の問題です。
実は「嫌い」というのは「その人が気になっているから」。
何の感情もない人に対して、わたしたちは関心を寄せないものです。
「嫌い」という感情はその人が気になるからであってこそ。
その感情が軽くなれば「嫌い」という感情も軽くなってしまうのです。
「鏡の法則」は自分を好きなる方法
「相手は自分の写し鏡である」これが鏡の法則のテーマであり真理です。
自分の嫌いな部分を相手に見る。これこそが相手を嫌いになる理由なのです。
ですからイヤだなと思う部分は自分にも当てはまるのだ!と気付く必要があります。
ここを認められないといつまでも状況は変わることがないでしょう。
相手を変えるにはまず自分の発想を変えなければならないのです。
人はどんな人でも完璧ではありませんよね。「自分にも足りない部分を見せてくれて本当にありがとう」と相手に対して思えるようになれば鏡の法則「大成功!」です。
まとめ
鏡を用意して自分の顔を見てみてください。硬い表情だと思わず「不細工!」なんて言ってしまいそうです。
鏡の自分に向けて笑ってみましょう。
鏡の中のあなたはどんな表情になりましたか?そう、「笑顔」ですよね?
あなたが笑顔になったから鏡の中のあなたも笑顔になったのです。
面白いことに鏡の法則を意識して生きているうちに、周りの自分に対する反応や世の中の見え方が変わってきます。
状況を変えたければまず自分から!鏡の法則は様々なマイナス面をすべてプラスに移行できるパワーがあります。
あなたの笑顔もあなたに関わるすべての人を幸せにできるパワーを持っているのです。