潔癖症の基準はどこにある?症状や改善法まとめ

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「清潔さとは人として生活するために最低限必要なこと」というのが一般的な常識ですよね。
でも、その「清潔さ」には人それぞれの基準がありますし、清潔好きな人、いっさい無頓着な人といろいろです。
 
しかし自分に身の回りだけでも清潔さをキープできれば、それに越したことはありませんよね。
ところがキレイ好きの中には不潔にみえるものがすべて恐怖の対象であったり、過度な清潔さをストイックなほど守り通しているような、いわゆる「潔癖症(けっぺきしょう)」と呼ばれる人もたくさんいるのも事実です。。
 
清潔好きは良いことだけれど、度が過ぎると神経質な印象を持たれたり、なんだか面倒な人?とも思われそう、、そんな潔癖の規準とは?その問題点と解決法をみてみましょう。

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潔癖症ってなんなの?

 
潔癖症とは
 
潔癖症とは、通常の生活において「汚れる」とか「ばい菌」などに対して異常なほどの嫌悪感をもつのが特徴です。
 
良く言えば繊細な性格なのですが、大多数の潔癖でない人たちからみるとかなりの異質な存在とみられてしまうもの。
 
医学的には潔癖症という病気はありませんが、潔癖症に分類されるのが「強迫性障害」と呼ばれるものです。
自分を取り巻くある特定のものや環境、その他あらゆるものに対し「清潔に保てない」ことに対し拒否反応をしめす傾向があります。
 
キレイ好きとの大きな違いは、「清潔にしてもしても満足できない」という点にあるかもしれません。
 
 
 

潔癖の基準や症状って?

 
潔癖症症状
 
潔癖症と呼ばれる人たちとキレイ好きとの差となる「基準」はどこにあるのでしょうか?
症状ともいえる代表的な次の基準にあてはまるか、ぜひチェックしてみてください。
 

  • 電車のつり革につかまれない
  • 潔癖症といわれる人たちは公共のものに「触れられない」ことがほとんどです。
    つり革以外にもエスカレーターのベルト部分に触れない、エレベーターのボタンが自分では押せない、公共のトイレに入れない、などが挙げられます。
     

  • 温泉や銭湯に入れない
  • 不特定多数の人が利用する温泉や銭湯などの温浴施設に行くことが「ありえない」「考えられない」ということも潔癖症のひとつとみられます。
     

  • 人が作ったごはんを食べられない
  • 特におにぎりなど、他人の手が直接触れたものに対して強い嫌悪感が起きるため手に取ることすらできません。
    また大皿での取り分け料理やお鍋にも一切手が出せなかったり、飲み物を人と共有する「回し飲み」ができないのが潔癖症の特徴ともいえます。
     

  • やたらと手を洗ってしまう
  • 「一日のうちに数えきれないほど手を洗う」という行動は潔癖症の代表的な症状です。
    手だけではなく休日などは特に汚れたり汗をかいたわけでもないのに、一日に何度もシャワーを浴びるのも潔癖症と考えられます。
     

  • スリッパが履けない
  • クリニックや歯科医などでは通常「スリッパ」に履き替えますよね。
    でも潔癖症の人にとってはこれも困った問題なのです。
     
    人が履いたスリッパに自分の足を入れることなど絶対にできないためマイスリッパを持ち込む人もいるほどです。
    また床を裸足で歩けない人や、人の家に上がることができない人もいるようです。

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潔癖症になってしまう原因

 
潔癖症の原因を特定するのは大変難しく、おおよその推測でとらえるしかありません。
しかし原因のひとつとして有力なのが幼少期のトラウマとみられます。
 
トラウマ
 
一例として、親から口を酸っぱくして「きれいにしなさい」と言われ育った場合、潔癖になる度合が高くなるようです。
その子の個性も反映されますが特に繊細な気質を持ち合わせている場合、親からの影響は色濃く現れるようです。
 
 
 

潔癖症は改善できる

 
潔癖症改善
 
潔癖症だからといって日常的に問題は無いと思いますが、もし脅迫観念にかられるようにキレイなものにしか触れられなかったり、仕事や日常に支障をきたすようであれば改善していきたいところですよね。
 
潔癖症を治すにはまずは、自分が反射的に「汚い」とか「無理」と感じていることでも「冷静に考えれば大丈夫だよね」という客観的な認識を持つことで潔癖症の改善が見込めます。
それでもなかなか冷静な判断ができなかったり、自分が潔癖症でとても困っていたら心療内科などの専門の機関に相談してみるといいでしょう。
 
 
 

まとめ

 
潔癖症の中でもあなたが特に「すべてのものが汚い!特に自分が汚いのが許せない!」というほど重度のものであれば、改善に取り組んでみてはいかがでしょうか?
自分の限界を広げられることができれば、生活の質(QQL)が上がります。
重く考える必要はありませんが「清潔」と「潔癖」は大きく違うものですので、少しずつでも改善していければよいですね。


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仕事のハードさから体を壊した事をきっかけに、ロハスなライフスタイルに目覚めました。美味しいもの、ワクワクすること、キレイになれることにも興味深々。日々の生活に根付いた情報を配信していきたいと思います。

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