ひどい手荒れを改善するハンドケア方法
乾燥する冬の時期はもちろん、水仕事などで常時「手荒れ」に悩んでいる人は決して少なくありません。
シワシワガサガサの状態がひどくなると老けた印象にも見られてしまう「手荒れ」は、一刻も早くなんとかしたいものです。
手荒れを改善する効果的なハンドケアのポイントをご紹介しましょう。
手荒れの原因
世の中にはどんなに洗浄力の強い洗剤を使っても手荒れしたことがない、という人もいれば、何もしなくてもガサガサ、という人もいます。
「体質」が大きな原因とも考えられますが、その原因を詳しくみていきましょう。
- 冷え性
- 乾燥肌
- デリケート体質
冷え性はあらゆる体調の不具合を生み出します。
特に末端である手足が冷えやすいと血行不良になり手の潤いも失ってしまいます。
また一度手荒れがひどくなるとなかなか改善しません。
今や一年中乾燥肌に悩む人が増えました。
洗い物仕事が多かったり、ひんぱんに手を洗わなければならなかったり、家事や育児で忙しいとすぐに手や指先ガサガサしてきます。
疲れてしまうと日々のケアまで気が回らず、さらに手荒れがひどくなってしまいます。
「胃腸は丈夫だけど目が疲れやすい」とか「体調はいいけどたまに腰が痛くなる」など、私たちは「自分のからだの中でどの部分が弱いか」を感じとっています。
肌もその一つ。
デリケート体質な肌の場合、ちょっとした刺激でも手荒れの原因となってしまいます。
効果的なハンドケア方法
- 爪ケアは指のケアにもなる!
- オイルで密封する
- クリームをたっぷり使う
- 長時間のゴム手袋使用はNG
爪は皮膚の一部です。
「爪ケア」を習慣にすることで、実は手荒れが起きやすい指のケアにもなるのでぜひ実践してみてください。
まずは爪研ぎ用のエメリーボードを用意し、爪の表面を軽くこすりながら研いでいきます。
爪を研ぐことで血行が良くなり、指の表面に潤いが出てきます。
続いて冷え性改善のツボでもある甘皮部分を反対側の指で押していきましょう。
強すぎず弱すぎない程度の力加減で行ってください。
肌に優しくピッタリと密封してくれるのが「オイル」です。
特におすすめなのがヒマシ油。
カスターオイルとも呼ばれるヒマシ油は植物性で刺激も少なく、こっくりとした濃厚なテクスチャーが特徴です。
お手頃価格も嬉しい点です。
少量を手のひらに取り、よく伸ばしてください。塗った瞬間からシットリと潤います。
乳液状のクリームを使う人も多いと思いますが、中には肌のバリアを壊してしまう界面活性剤が含まれている可能性が高いため成分表示をよく確かめるようにしてください。
クリームを選ぶときは必ず乾燥肌専用のプロダクトか、できるだけ硬めのテクスチャーのものがベストです。
そして塗る際はゴシゴシと擦り込まないのがポイント。
夜寝るとき、皮膚の上にたっぷりと厚く乗せるように塗り、コットンの手袋をして眠ります。
以前、筆者が皮膚科を受診した際「洗い物をするときのゴム手袋は手荒れのときはあまり良くない」という医師からのアドバイスがありました。
多少ならば問題ないようですが、長時間の使用は避けた方が無難なようです。
皮膚科にかかる目安とは
もし指先がぱっくりと切れて血が出るほどの場合は、細菌感染する可能性も高いので皮膚科を受診しましょう。
それ以外の手荒れであれば「できるだけ洗い物を避ける」「保湿を心がける」「荒れている部分に刺激を与えない」などが大切です。
まとめ
*爪ケアも手荒れ防止になる。
*おすすめはヒマシ油。
*クリームはたっぷりと乗せるように塗り手袋をして寝る。
*もし手荒れで出血したら皮膚科へ!
いつまでも美しい手肌でいるためには、日常的な努力がほんの少し必要です。
なかなか治らないひどい手荒れの場合は別の原因も考えられますので、一度皮膚科の受診をおすすめします。