【鴨肉でダイエット?】効能と美容効果
鴨といえば「鴨鍋」を思い出します。
「鴨がネギ背負ってやってくる」ということわざがあるように、「鴨鍋」が昔の人たちにとっては大変魅力的だったものです。
この鴨鍋を初めとする和食の鴨料理のほか、鴨のローストなどのフレンチキュイジーヌ、また北京ダックを代表する中華料理など、鴨肉の料理法は実に幅広くあります。
女優の中谷美紀さんや前田美波里さんもよく食べるという鴨肉。
ダイエット時に食べるお肉としても最適な、健康と美を追求する女優さんが好む理由とは?
「鴨肉の知られざる魅力」そのすべてに迫ります。
代表的な鴨料理って?
「鴨南蛮」・・・鴨肉とネギ入りの汁を茹でたうどんや蕎麦にかけていただきます。
「鴨せいろ」・・・せいろそばを温かい鴨肉入りつゆでいただく、味が高い一品です。鴨南蛮と共にいずれも蕎麦専門店であればたいていメニューにあります。
「鴨すき」・・・牛肉の代わりに鴨肉を使います。鴨肉は火を通し過ぎると硬くなるのでサッと煮るのが大事です。
「鴨肉のコンフィ」・・・塩をすりこんだ鴨肉を低温の油の中に入れ、じっくり火を通した一品。外側をカリっと焼いて仕上げます。
「合鴨のロースト」・・・塩胡椒しフライパンで両面で30分ほど焼いた鴨肉をアルミホイルに包み30分ほど寝かせ、切り分けてからワインソースなどをかけていただきます。
鴨肉の効能は?
高タンパクで低カロリーな鴨肉は、ダイエット時にぜひ食したい食材です。
新陳代謝を高める他にも様々な嬉しい効果効能があります。
- コレステロール値を下げる
- 美肌。アンチエイジング効果
- 血中コレステロールの減少
- 貧血の予防
- 腎臓機能を高める
- 脂肪の代謝を促進する
脂が多いイメージの鴨肉ですが、この脂が人体にとってはとても優秀なのを知っていましたか?動脈硬化の原因とされるコレステロール値の上昇ですが、このコレステロール値を下げる働きがあるのです。「生活習慣病を食べて改善」とは驚きの作用です。
美容に大切なビタミン「B群」が豊富で、代謝アップの要となる肌のターンオーバーを促します。
皮膚、爪、髪など細胞レベルで活発化しアンチエイジングにも一役買います。
αリノレイン酸が豊富で血中コレステロールを下げるため、生活習慣病の予防になります。
鉄分が豊富で貧血気味の女性にとっては大変嬉しいポイントです。
豚肉のおよそ2倍の鉄分を含んでいます。
むくみ、冷えなどを改善する作用もあります。
特に冷えには抜群の効果で鴨鍋を食べると即効で代謝が上がるのを実感できます。
からだがポカポカしたり汗が出たりなど芯から温まる感じは鴨ならではです。
ダイエット中でもむしろたくさん食べていい食材の代表「鴨肉」はヘルシーさではトップクラスかもしれません。
鴨肉の旬は?
野生の鴨の場合、鴨鍋のイメージもありますが晩秋〜冬が代表的な旬の季節です。
ですが、通常のスーパーなどで野生の鴨肉が並ぶ事はほぼなく、飼育による鴨ため旬はあまり関係ありません。
スーパーの鴨肉は種類によって、若干固く感じる場合があるかもしれませんので、筆者がおすすめしているのは、まずは酒と塩をボールに入れて鴨肉を入れ、手でもんで馴染ませる下処理を行う事です。
また自宅で調理する場合は、鍋など煮込み料理を行った方がお肉が柔らかくなり美味しく頂けます。
ただし火を通しすぎると逆に固くなるので、程よく煮込むのがポイントです。
鴨肉は臭いがどうも苦手で…、という人はまだ本当に美味しい鴨肉に巡り合っていないのかもしれません。
新鮮な鴨肉が手に入るところを見つけて、定期的に食されるのもおすすめですよ。
美食とヘルシーさに加え、アンチエイジングとくれば「鴨肉」はもう定番食材に決まり!です。