【病気かも?】左脇腹の痛み その原因

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普段はとくに何ともないのに、急に体に違和感や痛みを覚えるとすごく不安になりますよね。
 
どこかで強く強打したとか、擦り傷ができた、なんていうのは原因がわかっているだけに問題ありませんが、
何をしたわけでも無いのに身体が痛むというのは困りものです。
特に外からは見えない「内臓系の痛み」は、え?なんで?病気? と慌ててしまうものです。
 
すぐに痛みが消えるようであれば大丈夫ですが、疾患などの病気の場合、長く続く痛みをほっておくと進行が進み、気が付いた時には深刻な状態になっている事もあります。
 
今日は、内臓の集まるお腹の中でも、左脇腹の痛みについて解説していきたいと思います。
 
※右わき腹が痛い方はコチラ
参考ページリンク↓
右脇腹の痛み 原因と病気との関係性は?
 
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左脇腹の痛みの原因【筋肉の場合】

 
筋肉痛
 
左脇腹の痛みといっても、原因には様々なものが考えられます。
 
お腹が痛い=内臓系というイメージがありますが、左脇腹の痛みは多くの場合、猫背が原因であったり、デスクワークで長時間同じ姿勢をとり続けたり、足を組む癖よって筋肉に無理が生じ痛みを伴う事も多々あります。
 
また普段運動しない方が、急に運動することで動かさないお腹が筋肉疲労を起こし、脇腹が痛むこともあります
 
この場合は特に問題ありませんので、湿布を貼るなどして筋肉に対して対処すれば数日で和らぐと思います。
ただ慢性的な姿勢の悪さで引き起こされる場合は、「日頃から意識的に姿勢を正す」、「整骨院などで姿勢を正す施術を受け、ある程度長期に渡って改善する」必要もあります。
 
 
 

左脇腹の痛みの原因【内臓の場合】

 
内臓
 
脇腹の痛みで怖いのが、内臓疾患などによる痛みの場合です。
 
左脇腹付近には、リンパ球や赤血球を作る脾臓(ひぞう)、食べ物を消化する膵臓(すいぞう)、少しずれますが胃などが存在しています。
 
内臓系の疾患や何かしらの不調により脇腹痛む場合は、単純に脇腹が痛いというだけでなく、「深呼吸をすると痛い」「食後に痛み始める」「吐き気や下痢が伴う」など、痛み以外の症状が併発する場合が多いのも特徴です。
 
痛みプラスアルファの症状を自覚している方は、内臓の疾患や疲弊が原因の場合が多いので、早めの受診をおすすめします。
 
 
 

痛み別 病気の可能性って?

 
脇腹の痛みといっても痛みの種類によって病気の種類が変わってきます。
自分でもなかなかわかりずらいかもしれませんが、痛みの種類がどのようなものか静観してみるのも早期解決には大切な行為です。
 
痛み
 

チクチクと痛む

 

  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍の疑い
  • 主にストレスが原因で起こる胃潰瘍や、ピロリ菌などが原因で起こる十二指腸潰瘍の可能性があります。
    消化性潰瘍とも呼ばれ、粘膜がただれている状態です。
     

  • 急性膵炎(すいえん)の疑い
  • 腹痛と共に、吐き気や発熱、食欲不振が伴う場合は、膵臓の細胞が破壊されている膵炎の疑いがあります。
    またお腹や背中にも痛みが現れるのが特徴です。

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ズキズキと重く痛い

 

  • 胃潰瘍や十二指腸潰瘍の疑い
  • ズキズキと重い痛みの場合も、神経系疾患である胃潰瘍等の疑いがあります。
    強いストレスや不安感によって胃が荒れた状態にあり、特に酸っぱいゲップなどが上へ上がってくるという方は胃潰瘍などの疑いが強いです。
     
    また胃潰瘍や十二指腸潰瘍はピロリ菌が感染することで粘膜が弱まり発症します。
    このピロリ菌は死亡率の高いガンである「胃がん」の発症にも繋がりますので、早期発見が最重要になってきます。
     

  • すい臓がんの疑い
  • 病気の種類の中でも怖いのがすい臓がんの疑いです。
    すい臓がんは脇腹以外にも「背中にも痛みが起こる」特徴があります。
    またすい臓がんは1日でも早い治療が回復に繋がりますので、早急に検査を受けるべき病気です。
     

  • 尿管結石の疑い
  • 尿の通り道である尿路に、石(結石)ができるのが尿管結石です。
    基本的に石ができた側に痛みが走るので、左脇腹が痛いということは左側に石ができたということです。
    数時間ほど痛みが続き、数分ごとに痛みの強弱が波のように現れる特徴があります。
     

  • 婦人病の疑い
  • 女性の場合、子宮や卵巣トラブルによる婦人病の可能性もあります。
    おへそよりも下にある子宮や卵巣によって脇腹が傷んでいる可能性もあるため、特に妊娠希望の女性は早めに婦人科での受診も検討してみてください。

 
 

下痢や便秘を伴う痛み

 

  • すい臓疾患の疑い
  • 下痢や便秘だったり、食事の後に痛む場合はすい臓系疾患の疑いがあります。
    食べ物の消化や吸収に関わる膵液を分泌するすい臓に疾患があると、脇腹や胃の裏側、背中が痛むことが多いです。
     

  • 感染性下痢
  • ウイルスの侵入や寄生虫によって感染性の下痢を起こしている場合や、食中毒による下痢と腹痛の可能性があります。
    ただしこれらは一時的なものが多いので、1週間以上続くような慢性的な下痢症状は現代病のひとつでもある過敏性腸症候群の可能性が高いです。
    また大腸ガンなどの重病の疑いもあるため注意が必要です。

 
 

呼吸をすると痛む

 

  • 肋間神経痛や胸椎椎間関節症の疑い
  • これらは神経痛の一種で、突き刺さるような痛みが走る特徴があります。
    ぎっくり腰経験者や、普段から腰痛に悩まされている方にも多く現れる症状です。
     
    脇腹の中でも下の方が痛む場合は、肋間神経痛や胸椎椎間関節症の可能性が高いので、整体でマッサージ治療を受けたり、普段から姿勢を正す、ストレッチをするなどの改善法の指導を仰ぐことで回復していきま
    ただ内臓疾患からくる場合もあるため要注意です。
     

  • 便秘による痛み
  • ご自身が便秘だと自覚している場合、便秘によって左脇腹に痛みが出ている可能性があります。
    通常の便秘であれば、水を多く飲んだり食物繊維を取るなど便秘解消すれば問題ありません。
     
    ただし、便秘と下痢を交互に繰り返している方は「過敏性腸症候群」の可能性があります。
    また急に便秘になり始めた場合、大腸ガンの疑いもあるため注意が必要です。

 
 

脇腹がつるのも病気の危険性あり?

 
脇腹つる
 
脇腹の痛みだけでなく、脇腹が時々つってしまう方も実は注意が必要です。
基本的には運動不足など普段体を動かさず、筋肉が固まっているためつる場合も多いのでストレッチなどで体を動かしていけばつる機会は少なくなっていきます。
また食事の偏りによって栄養バランスが悪かったり、冷え性など血行不良も脇腹がつる原因になります。
 
もし普段から動かしている方なのに、脇腹がつってしまうという方は胃や膵臓系が弱まっている、もしくはなにかしらの病気に進行している可能性があります。
脇腹がつる+長い間痛みが続く、、という方は胃がんなど腫瘍による痛みやつっぱりの可能性もあるため早めに受診するようにしてください。
 
 
 

左脇腹の痛みとストレスとの関係

 
ストレス
 
脇腹に限らずお腹の痛みは、内臓の問題と直結している場合が多いため不安になりがちです。
ですが、現代人の脇腹の痛みの多くに「ストレス」が関わっていることはあまり知られていません。
 
あらゆる心身問題の原因となる「ストレス」は、緊張状態を作る交感神経とリラックス状態を作る副交感神経のバランスを乱すだけでなく、体温調整ができない、胃腸機能の著しい低下などを招きます
 
いわゆる自律神経の乱れはお腹の痛みと密接に関係しているため、もし検査を受けても異常や主な原因が見つからない、、という状態になった場合は、ジョギングや趣味に没頭するなど自分なりのストレス解消方法を探ったり、最近仕事やプライベートでストレスを抱えていないか?不安を抱えていないか?など自分の内面を1度ゆっくり見つめてみるのもよいかもしれません。
 
 
 

対処法 診察は何科?

 
診察
 
昨日のジョギングが原因だな、、など原因がはっきりしていたり、2,3日で痛みが消えた場合は問題ありませんが、
1週間程度痛みが続くようであれば、病院で診察を受けるようにしましょう。
 
左脇腹の痛みには様々な原因が考えられるため、何科に行けばよいか迷ってしまいますが、
まずは内科での受診をおススメします
 
そこで腹部エコーや血液検査などを行い、原因究明していきます。
原因が不明な場合は、産婦人科や消化器内科での受診などを担当医から勧められますので、受診するようにしましょう。
できれば大きな総合病院に行くと、そのまま他の科へ進めるので時間短縮になってよいと思います。
 
また腹痛の原因には内臓疾患や神経系のものなど様々な要因が考えられます。
あらゆる原因が考えられる中、病院に行くとどこが痛かったのかわからなくなった、、という患者さんも多いので、明らかにこの位置が痛むという場合は、マジックで印を付けておくというのも、原因究明がスムーズにいくポイントです。
 
普段お腹が痛い=下痢などの単純な痛みなのに、脇腹など普段感じたことのない場所が痛むと本当に不安になるものです。
まずは冷静になって様子をみるべきとは思いますが、中には重い病気の可能性もあり、病気のシグナルとしてお腹が教えてくれている場合もありますので、面倒と思わず少しでも早い病院での受診を心がけるようにしてくださいね。


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