リフレクソロジー「足裏のコリ」でわかる体の疲労とは?
足裏を揉みほぐしてもらうマッサージのリフレクソロジーは、今やリラクゼーションのひとつとして広く定着しましたね。
その手技も様々に増え、棒を使うような強い刺激のものからゆるくソフトなものまで、好みや体調に合わせて選ぶことができるようになりました。
足裏とひと口にいってもコリがどこにあるかによりどこが疲れているかなど、疲労の目安になります。
今回はリフレクソロジーにより足裏に疲労がどんな形で現れるのか?またリフレクソロジーを受けるコツやポイントについてご紹介します。
疲れは足裏のどんなコリで現れる?
足裏に現れるコリにはいろいろな種類があります。
まずはどんなコリがあるかみてみましょう。
- 塊状感(けいじょうかん)
- 線状感(せんじょうかん)
- 粒状感(りゅうじょうかん)
- 泡状感(ほうじょうかん)
コリがかたまりとなっているもの。
それは数ミリの小石程度のコリからクルミ大までいろいろです。
筋肉の繊維が硬くなり、まるでピアノ線のように緊張を起こした状態。土踏まずに起きやすい状態です。
砂粒のようにザラザラとした感覚のコリ。
手の指の腹で足裏を探ると随所に感じることができます。
まるで泡のようにプチプチとした感触は足裏によく現れる状態です。
泡のように感じるものは筋肉と皮膚の間の、乳酸をはじめとするリンパ液とみられます。
足裏のコリでわかる疲労の種類
コリの状態には個人差がありますが、ほとんどの場合同じような箇所に疲労が現れる傾向があります。
- 腎臓の疲労
- 眼精疲労
- 首、肩のコリ
- 胃、すい臓、十二指腸
- 腰痛
足全体がむくんでいたり、「湧泉(ゆうせん)」と呼ばれるツボあたりに500円玉程度の硬いコリがあるとき腎臓が疲れやすい目安となります。
足の人差し指と中指は目のゾーン。
指全体や一部分にゴリゴリとしたコリがあったり揉むととても痛い場合、眼精疲労があるとみられます。
親指の付け根が首のゾーン。首コリがある人には必ずといっていいほど親指の付け根に硬いコリがあります。
またソフトに押しても痛みを感じます。
足の内側、土踏まずのやや上部分は胃、すい臓、十二指腸のゾーン。
不規則な生活でお酒をよく飲んだり、ストレスで胃の調子があまり良くない場合、このあたりにゴリゴリとした硬いコリがあります。
マッサージの際、痛みも感じることが多い部分です。
かかとの状態は硬すぎず柔らかすぎないのが理想的です。
特に足の内側のかかと部分が硬かったり、痛みが強い場合そのほとんどの人に腰痛があります。
痛みも疲れの現れ
リフレクソロジーを受けたとき「あれ?いつもよりすごく痛い!」というように、いつもより強く痛みを感じる場合があります。
これは体内に溜まった疲れがピークになっている状態と考えられます。
また疲れがたまっているときのリフレクソロジーは、刺激に対して足がとても敏感になるようです。
足のコリを揉めば体調改善は可能?
以前テレビの情報番組で放映されたリフレクソロジーの実験で、胃のゾーンを押すとたちまち胃液の分泌が活発になる様子が胃カメラに映し出されていました。
このことから足裏と体内の内臓器官とは鏡のように反射しあっていることがわかります。
また全身の80%の毛細血管は手足にあるといわれています。
足を揉みほぐすリフレクソロジーを定期的に受けることで血流改善が図れることは間違いなさそうです。
さらには体調の改善も大いに期待できるというわけです。
「痛い」というイメージのリフレクソロジーですが、痛みの感じ方には個人差もあるため強さの加減はリクエストできるようです。
全身の縮図ともいわれる足の状態をベストにすれば健康にも自信がもてそうですね!