汗を簡単に止める方法【暑さ・緊張・更年期障害】
夏はもちろん、寒い冬でさえ汗をかく人もいますよね?
気温は高くなくても湿度が高いと体がべたつき、汗をかきやすくなります。
また、体の緊張感から発汗するという悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、そんな汗が止まらない人のために、簡単に汗を止める方法についてです。
汗をかく原因
汗をかくというと「暑いから」と思ってしまいます。
確かに暑いと体温調整で体の熱を放出するために汗をかきますが、他にも様々な理由があります。
原因として多い1つは緊張からくる多汗です。
極度の緊張状態に置かれると汗腺が開き、汗が出やすい状態になり緊張と「汗をかいてはいけない」と思う、焦りの気持ちでさらに汗をかいてしまいます。
そしてもう1つは更年期からくる多汗です。
ホルモンバランスが乱れることで体がほてりやすくなり、そのほてりを冷ますために汗をかいてしまいます。
汗をかく理由にはいくつかの理由があるので、すべてが暑いからという処理の方法では汗がひかないこともあります。
緊張からくる汗を止める方法
緊張からくる汗の場合、体を冷やしたからといって汗がひくことはありません。
緊張からくる多汗の場合は、当然ですが何より心を落ち着かせることが1番大事です。
- 深い深呼吸を意識する
- 意識して体の力を抜いていく
- 香りによるリラックス法
1つめは呼吸で心を落ち着ける方法です。
よく「深呼吸をしましょう」と言われますが、これは深呼吸をすることで呼吸が落ち着き心も休まるという意味があります。
目を閉じて無の状態にして、吸う方は自然と吸いますので、吐く事に意識を向けてゆっくり深呼吸を続けていくと適度に力が抜けて心も落ち着きます。
2つめは全身の力を抜くリラックス状態にすることです。
緊張すると気づかないうちに体が硬くなり筋肉が委縮してしまいます。
それをほぐすために、意識して肩の力を抜いて手をぶらぶらさせたり首をゆっくりと回したりします。
簡単な方法は、1度全身にギュッと力を入れてから、一気にだら~んと力を抜いてみます。
その抜いた状態が本当に力んでいない状態ですので、肩、腕、足、背中と意識を向けて、力が抜けている状態を確認してみましょう。
3つめは香りでリラックスすることです。
よく自宅でアロマなどを使っているという人がいますがその自分の心が落ち着くような香りをハンカチに染み込ませておき、緊張した時にその香りを嗅ぐことで心を落ち着けます。
心が落ち着くと汗も自然と抑えることができるので、緊張しやすい人は心を落ち着ける方法を見つけましょう。
緊張は、汗をかいている状態が恥ずかしいと思えば思うほどかいてしまうものです。
開き直りの気持ちを持って、自分なりのリラックス方法を試して見ることが一番です。
暑さからくる汗を止める方法
暑さからくる多汗の場合、汗腺の活動を抑えたり体の中の熱を上手に放出させてあげる必要があります。
- 汗を止めるツボを刺激する
- 血管を冷やす
- 体感温度を下げる
- 制汗剤やタオルを常に持参
手にある「合谷」というツボは体内の水分量・熱を調節してくれる効果があります。
このツボは親指と人差し指の骨が合流した部分にあるので、ちょっとした時間でもツボ押しができます。「汗かきそうだな」と思った時はこのツボを押してあげましょう。
顔に汗をかきやすいという人は「大包」というツボを刺激してあげると顔の汗が抑えられます。両脇の指4本分くらい下を親指で押してみましょう。しばらくすると顔の汗はおさまりますが、その汗は他の部分で発散されるので注意が必要です。
首の後ろ・脇・足の付け根・ひざ裏など太い血管がある部分を冷やすと体温を調整できるので汗をかきにくくなります。
タオルやペットボトルの水などを使って冷やすのがいいですが、外出先で早急に冷やしたい時は冷却シートなどを使うと便利です。
実際の外気の温度よりも、体感での温度が汗の量を決めます。
ここで使いたいのが制汗剤など、スーっと冷たく感じるものです。
ヒヤっとした感触が残るシートなどを使用し、さらにうちわや扇風機に顔をあて、体感温度を下げていきます。
汗をかいてはいけないというプレッシャーからさらに汗が止まらない、、という状況にもなりがちです。
汗は体質ですし、決して悪いものではありません。
臭いが気になるなら制汗剤を、また常に汗を拭いておけるようにタオルを持参しておくだけでも安心感に繋がります。
人はそこまで人の汗を気にしていないものです、しっかり拭いたり、汗をかいた後の臭い処理などしておけば気にする必要はあまりないといえます。
更年期からくる汗の止め方
更年期からくる多汗の場合も、暑さからくる多汗と同じような処置で汗を抑えることができます。
他にはホルモンバランスを整えるために、女性ホルモンと同じ成分と言われている豆乳や大豆を摂取するのも方法の1つです。
汗はどうしてもかいてしまいますが、少しでも抑えることができたら本当に便利です。
暑い夏場はもちろん、緊張などで汗をかいてしまう方は、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?