【背が高くなる】背骨を伸ばす椎関節ストレッチ
椎関節?あまり聞きなれない言葉かもしれません。
椎間板ヘルニアというときの脊椎、つまり背骨の関節のことですが、背骨をストレッチでほぐすと姿勢がよくなり背骨が伸びるため、統計をとってみると身長も平均で2cmも伸びるというのです。
身長が高くなる、、もう少し背が欲しい方には朗報なうえ、お腹がひっこんだり冷えやコリもとれるというすぐれもの。
今回はお腹を凹ませ背骨を伸ばす(身長を伸ばす)椎関節ストレッチをご紹介します。
椎関節と背骨が伸びる理由
背骨は33個の小さな椎骨で繋がっています。
この椎骨をつないでいる32ヶ所の関節のことを椎関節といいます。
そして、この関節のつまりを解消し広げるのが、椎関節ストレッチなんです。
背骨や骨盤、股関節、脚など、骨や骨盤がゆがんだり、つまりがあると、本来その人のあるべき姿より低い身長になります。
背骨のS字カーブが深く状態が前傾していると、体が縮みます。
そこで関節のつまりを解消し、S字カーブを浅くして背を伸ばしてあげるのです。
関節のつまりが解消されると?
関節のつまりがなくなると、固くなっていた関節まわりの筋肉がしなやかに動くようになり、首や手足もすっと伸び、体全体がすっきりした印象になります。
また、骨格のゆがみが原因で負担がかかり下へ下へと落ちていた重心の下降が改善され、肋骨がひき上がりお腹がひっこみます。
ボディバランスのチェック
まずはご自身の背骨の状態をみてみましょう。
壁を背にして立ってみることで自分のボディバランスのどこに問題があるのかチェックすることができます。
このとき、壁に肩と背中が無理なくつけば問題はありません。
逆に次のような場合は問題ありです。
- 背中はつくが肩はつかない
- 背中の上部のみつく
- 背中よりお尻が強くあたる
胸椎につまりがある証拠ですので、お腹が出る原因になっています。
無理して肩をつけようとすると背中が壁から離れるという方は、頸椎につまりがあります。
つまり猫背になっている状態ということです。
腰辺りの椎骨のつまりがあるということですので、腸や自律神経のバランスが不調になりやすい傾向にあります。
椎関節ストレッチ
では本題、肩、腕、脚などの各部分の関節を、簡単な背骨を伸ばすためのストレッチでほぐしてみましょう。
1.壁から少し離れて立ち(壁に対し向かい合わせではなく垂直に立つ)、手のひらを自分のからだ側に向けたまま、壁側の腕をまっすぐ上へあげてスタンバイします。
2.腕を耳の横に近づけそのまま手のひらを壁側に向けます。この時ひじが曲がらないよう意識します。
3.背泳ぎのイメージで腕をそのまま後ろに回していきます。壁を軽くタッチして構いません。
4.肩甲骨を大きく動かすことを意識してさらに腕をまわします。首が縮まらないよう注意します。
5.さらに回して手を自然に下におろしますが、このとき、手のひらはまだ外側を向けたままです。
6.最後に指先をのばしたまま手のひらをもとに返します。5回繰り返し反対側も同様に繰り返します。
1.仰向けに寝てかかとを立てます。
腕を垂直にあげて組み、手のひらを返し、円を描くように腕を回します。時計回りに5回、反対回りも5回。
2.両手を組んだまま頭上にのばし、円を描く。肩の関節を思い切り伸ばす感じで時計回りに5回、反対にも5回。
1.仰向けに寝て足を肩幅に開きます。かかとは立てて壁につけます。左手は床に、右手はお腹の上に置きお腹をひっこめます。
2.右脚は伸ばしたまま左の膝を持ち上げ、足の裏側をグーにしぼり、膝を外側に倒しながら回します。
3.そのまま膝で大きく円を描き再び体にひきつけて1回転。
これを左右共に5回繰り返して行います。
毎日続けて椎関節をしなやかにしてきれいになりましょう。
寝起きにすぐ伸びをしよう!
これは筆者が実際に実践していた事で、特に成長期の10代の方に効果が現れやすい方法です。
人は寝ている間に身長が伸びるとされていて、大人だとしても朝一番に身長を測るのが一番背が高くなります。
そんな寝起きにベッドの中で寝たまま「グーっと両手を頭の上に伸ばして、足先から手先まで引っ張られるようなイメージで伸びをする」のです。
背が伸びるイメージを持って朝一背伸びをすると、身体が縮こまるのを抑えられますし、徐々に背筋もピンとなり身長も伸びやすくなりますよ。
よくお年寄りの方が昔よりだいぶ背が縮んだ、、と言うのは、背筋が曲がってきたり筋肉が収縮したりするためですよね?
これは若い世代でも同じ、背筋が縮こまっていれば背が低くなってしまうものです。
姿勢の良さは見た目にも美しいので、ぜひ背を伸ばすだけじゃなく、美しい見た目作りのためにも実践してみてくださいね。