今のお米の美味しい研ぎ方と炊き方
パン食が増えたとはいえ、日本人の主食はやはりお米です。
ちょっとお腹が空いたからお茶漬けでも、、とお米だけの食事もOKという程、
毎日の食生活には欠かせない主食ですよね。
でもどうせなら、毎日美味しくお米を食べたいとろこです。
今回は、美味しくお米が食べられる現代式のお米の研ぎ方と炊き方についてお届けします。
正しいお米の研ぎ方
まず研ぎ方についてですが、一番間違っている方が多いのがここです。
研いだ時に出る白い研ぎ汁がある程度透明になるまで丁寧に、、と思っていませんか?
実はそれは大きな間違いです。
昔はお米の精米技術が精巧じゃなかったため、ゴミやぬか、農薬などを取らないと、、という意識から
丁寧にお米を洗っていました。
ですが現在では、精米技術が進歩したため、洗う前でもゴミやぬかなどはほとんどついていません。
1.正確にお米の量を図り、洗い皿に入れます。
2.ザーっと水道水を入れ、手で2回程サッサとかき回し、すぐに水を捨てます。
3.2回目の水を入れ、再び3,4回サッサとかき回し、すぐに水を捨てます。
※2.3の工程が最も重要で、お米は最初に入れた水を一番吸収してしまいます。
ですので1回目と2回目の水はゴミを落とすイメージで吸収される前にすぐに捨ててしまうのです。
※こだわりたい方は、一番吸収される1.2回目の洗い水をミネラルウォーターにするのもオススメ。
4. その後3回目の水を少なめに入れ、今度は丁寧に手の指先である程度力強くギュッギュと20~25回程研いでいきます。
※ポイントはお米同士が擦れ合ってヌカが取れていくイメージです。
5. 再度4回目の水を入れ、同じく研ぎます。
6.最後に、水を再び入れサーっと研いて終わりです。
今のお米はもともとキレイですので、研ぐ回数はこの程度でかまいません。
もちろん白い研ぎ汁はまだまだ出ますが、実はあれはお米の栄養素なのです。
ですので研ぎすぎは栄養を放出しているのと同じですので、この程度で十分ですよ。
正しいお米の炊き方
次に正しいお米の炊き方ですが、今回は殆どの方が炊くであろう方法=炊飯器での炊き方です。
まず、研いだお米に対して各メーカーが指定する水の線まで水を入れてください。
(こだわりたい方は、ミネラルウォーターなどを使用)
そして、そのまま自動炊きボタンを押す。
これだけです。
え?そのままなんですけど、、、と思われそうですが、そのままが一番美味しいんです!
ポイントは、水を入れてしばらく置いておく、つけおきをしないこと。
今のメーカーの炊飯器は、水を入れてすぐ炊くことでベストな炊き方ができるように設計されています。
ですのでつけおきをすると逆にいけないんです。
※もちろん、予約して翌日の朝炊けるように、、という方は予約して炊いてくださいね。
※水分量も柔らかめ、硬めの好みがありますので微妙に調節してお好きな状態にしてみてください。
わざわざお伝えする程の内容ではないかもしれませんが、お米の研ぎ方や炊き方は精米技術や炊飯器の精度が上がった現在では、
昔とは少し勝手が違うよという事をお伝えしたかったんです。
昔お母さんがやっていたやり方は、もしかすると今では栄養素を無くしたり、美味しさを落としている可能性がありますので、
現在流のやり方でぜひ美味しいお米を楽しんで頂ければと思います。