スマートカジュアルとセミフォーマルの違い説明【ドレスコード】
彼女・彼氏とのデートで、結婚記念日や誕生日のお祝いにちょっと贅沢に食事をするなど、普段とは違ってオシャレに演出したい日ってありますよね。
日頃行くお店ではざっくばらんに普段の服装のままふらっと入るのが当たり前ですが、
そういった少し高級なお店になってくると『ドレスコードがあります』と言われたり、ホームページに前もって掲載されている事があります。
ドレスコード?そんな普段聞きなれない言葉だけで筆者である私はドキドキしてしまいます。
しかし、普段とは少し違う演出としてお店を予約するわけですから、カッコよく利用したいものです。
またお店だけじゃなく、クラブに行ったり何かのイベントに誘われた時にドレスコードを指定される場合もあります。
普段ジーンズやTシャツばかりという方も、いざと言うときに慌てずすむようにお気に入りの一着を持っていたり、どういう服装で行くべきなのかというマナーをしっかりと把握しておきたいところですね。
そこで今回はドレスコードの中でも特に多い『スマートカジュアル』と『セミフォーマル』に焦点をあててみることにします。
ドレスコードとは?
まずドレスコードの意味ですが、多くの方が“正装”する事だと思ってるフシがありますがそれは違います。
ドレスコードとは「服装の指定」を指し、お店やイベントのおもむきや内容によって変動してるくるものです。
高級なお店にはそれ用のドレスコードが、ラフなイベントでは逆にカジュアルな服装でお越しくださいというドレスコード指定もあります。
生活の中でイメージしやすいドレスコードは冠婚葬祭です。
結婚式やお葬式では当然ですが、着ていく服も違いますよね。
この服のチョイスがその場に合ったドレスコード(指定されている服装)というものです。
高級店だからドレスコード指定があるのか心配。。という場合は、丁寧なお店では大抵店頭に、
Tシャツ、ショートパンツ、スニーカー、ジーンズ、サンダル、ビーチウェアなどの軽装でのご入店はご遠慮いただいております。
予めご了承くださいませ。
と掲載した看板が合ったり、お店のホームページに載っていたりしますので事前にチェックしておく事が大切です。
特に海外では日本よりもドレスコードを指定しているお店や場所が多数ありますので気をつけましょう。
スマートカジュアル編
さて、それでは具体的にどのような服装を指すのか?というお話をしていきますね。
まずは、「スマートカジュアル」から。
レストランなどで最も多い指定がこのスマートカジュアルです。
スマートでカジュアルというとざっくりと想像できると思いますが、
あまりにラフはダメだけど、そこまでカチッとしてなくて大丈夫だよ~というレベルのものです。
わかりにくいですね笑
具体的にはこういった服装になります。
【男性の場合】
- ジャケットかブレザー
- ジーンズでないパンツ(短パンはNG)
- 襟付きシャツ
- 革靴
が基本になります。
パンツは夏場はチノパン、冬場はスラックスやウールパンツが定番ではないでしょうか?
難しいのがネクタイについてですが、スマートカジュアルの場合指定されない限りノーネクタイで問題ありません。
どうしても気になる方は、かさばる物ではないので内ポケットに忍ばせて出掛けると安心かもしれませんね。
またジャケットかブレザーですが、できればビジネススーツではないジャケットを一本は持っておくと便利ですし、何よりカッコイイので手始めに購入されることをおススメします。
多いのはリネンやコットンのジャケットですが、夏場はシャツの小脇に抱えておくだけでオシャレに見えますので夏場でも利用できますよ。
夏場ならポロシャツを選ぶ方もいますが、お店によってはNGなところもあるため避けた方が無難でしょう。
もっと具体的な形やブランドを知りたい場合は、ファッション雑誌でいうところのレオンやオーシャン、サファリ等を参考にチェックすれば今の流行も取り入れやすいのでわかりやすいかと思います。
【女性の場合】
- ワンピース
- ブラウス
- スカートorパンツ
- 革靴(ハイヒール、短いブーツなど。キレイなものならミュール、パンプスもOK)
女性の場合ワンピースやスーツなどを着用していれば基本に問題ないですし、来店拒否されるなどの事は絶対にありません。
ただ避けたいのがホットパンツなど短いパンツです。
その他小物としては、ハンドバッグやクラッチバッグを持っているのがスマートで良い印象になります。
フォーマル編
スマートカジュアルはいわば、フォーマルと普段着(Tシャツやジーンズ)の間といった格好です。
セミフォーマルは準礼装の意味でスマートカジュアルよりキチッとした大人の格好になり、フォーマルまでいかずとも高級レストランなどはセミフォーマルファッションでの来店が求められます。
【男性の場合】
セミフォーマル=準礼装を調べるとタキシード、略礼服という説明をされます。
実際高級ホテルや海外の船上パーティーではディレクターズスーツやタキシードの着用を差す場合が多いのですが、
通常のレストランやイベント等でのセミフォーマルはもっとラフにとらえて大丈夫です。
簡単にいってしまうと落ち着いたスマートカジュアルにネクタイをしていけば、まず大丈夫といえるでしょう。
【女性の場合】
女性の場合も本来なら、ロングドレスやカクテルドレスと呼ばれる服装がセミフォーマルにあたります。
ただ一般的にそこまで普段と大きく違うほど着飾って参加するような事はほぼ無いと思っておいて良いでしょう。
女性の場合は結婚式や2次会などで着ていっている服装をイメージすれば良いかと思います。
ただセミフォーマルの場合は必ずストッキングは着用するようにしましょう。
また結婚式や二次会のように結婚される相手に少し遠慮したファッションとは違いますので、パールのネックレスやストールなど、ややゴージャス感を出す事がファッションのポイントです。
普段聞きなれないドレスコードを指定されるとどうしても考えすぎてしまいますが、基本的にはラフ過ぎなければ外すという事はありません。
また気になる方は、来店するお店や参加するイベント関係者に直接電話をして、どの程度の服装が良いのか聞くのが一番手っ取り早くて良いのではないでしょうか?
細部にこだわりたい立ち振る舞いや小物
パーティーの種類にもよりますが、ファッションはすごくパリッと着こなしているのに「立ち振る舞い」ができていなかったり、細部がだらしないとなぜかカッコよく見えないものです。
普段通りの自分でよいとは思うますが、少し洗練された雰囲気を演出する意味でも気をつけたい点が次のポイントになります。
- 姿勢よく歩く・座る
- 名刺ケースにもこだわりを
- ハンカチを内ポケットに必ず持参
- 笑顔が最高のイメージ作り
スマートカジュアルやセミフォーマルなど少しカチッとした服装は、猫背や立ち方を悪さが普段以上に強調されてしまいます。
少し胸を張って背筋をピンと伸ばした状態をキープしているだけで、3割り増しにカッコよいオーラを演出できますよ。
ビジネスが関係している場では名刺交換する機会も多いかと思います。
サッと取り出したケースがボロボロだとちょっと印象が悪いので、名刺ケースもきれいなものを用意して「出来る男&女」を演出しましょう。
特に男性はハンカチを日常的に持つ習慣が無い方が多いですが、パーティー時には必ず持参するようにしましょう。
お手洗いから戻る際や、グラスの雫で服が濡れた(相手も含め)時に、サッとハンカチで拭いたり、相手に貸してあげるととても大人な立ち振る舞いができますよ。
ベタな言い方ですが、明るく爽やかな笑顔にまさるコーディネートはありません。
せっかく楽しい交流の場なのですから、何より笑顔で楽しむことを忘れないでくださいね。
ドレスコード文化に普段馴れていない方(筆者を含め多くの日本人がそうじゃないでしょうか?)にとっては、なかなか迷う内容ですしセンスも問われるところですね。
ですが大人のたしなみとして、まずはドレスコードの意味や種類を理解した上で自分なりにぜひオシャレを楽しんでみてくださいね。