思春期ニキビの原因と洗顔料での予防法
加齢による肌サイクルの乱れや不摂生な生活、乾燥肌が主な原因になっている「大人ニキビ」と違い、思春期ニキビは皮脂の過剰分泌が大きな原因になっています。
今回は悩み多き年頃だからこそなんとかしたい「思春期ニキビ」の原因を知り、予防するための対策法をご紹介しますね。
思春期ニキビができる原因
思春期ニキビとは名前の通り、思春期(主に10代)にできやすいニキビを指します。
そして思春期ニキビは脂っぽい肌質で、皮脂の分泌が過剰に行われ毛穴が詰まることでニキビが発生します。
ですから、皮脂量の多いTゾーンにニキビができやすいという特徴があるんですね。
皮脂分泌を活性化している原因としては、
- 第二次性徴によるホルモンバランスの乱れ
- 食生活の乱れ・脂っぽい食事
- ストレス
男性は「テストステロン」「アンドロゲン」。
女性は「エストロゲン」という男性と女性らしくなるための成長ホルモンが多く分泌されます。
その際ホルモンバランスが安定せず、乱れることで皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
コンビニやインスタント食があまりに身近になった現在では、気をつけていても偏った栄養になったり、食べ盛りな年齢ですので脂っぽい食事を好んで多く食べ過ぎてしまいます。
10代は10代で友人関係や恋愛、勉強や将来のことなど悩みやストレスも多いものです。
ストレスが溜まると自ずと皮脂量が増えるためニキビになりやすいです。
あまり悩み過ぎるのも精神的に良くないので、あくまで一時的な状態だと理解しておくことも大切ですよ。
思春期ニキビの予防法
一時的なニキビとはいえ、友達や好きな人にどう思われるかな?と敏感になる時期ゆえに、ニキビ肌はとても大きな問題ですよね。
ニキビができる原因が必ずあるように、それらの原因を潰していけばニキビは自然と治るものです。
続いて思春期ニキビを治す予防法をみていきましょう。
- 食事を見直す
- ストレス解消
- シャンプー・リンスはしっかりすすぐ
食べ盛りとはいえ、毎日菓子パンやポテトチップスなどのお菓子、冷凍食品やインスタントでは肌再生に必要なビタミンやミネラルなど大切な栄養素が欠乏してしまいます。
食生活を正すだけで、ホルモンバランスも整い肌質が変わってくるので、まずは食事面を改善しましょう。
10代の悩みや不安は10代なりに大きなものです。
運動部に所属していないならジョギングしたり、友人・家族と遊ぶなど自分なりのストレス解消法を少しでも続けてみてください。
肌への刺激がニキビに繋がるので、シャンプーやリンスはすすぎ残しの無いように丁寧に流しましょう。
またニキビを隠すように前髪や頬に当たる髪の毛は刺激になって逆効果です。
できるだけ髪は肌に触れないように工夫しましょう。
思春期ニキビは洗顔で治る
前述した生活面を正すこともとても重要ですが、その上で大切なのが洗顔です。
思春期ニキビは皮脂の過剰分泌が原因ですので、過剰に出た皮脂をしっかりと洗い流してあげ、肌に潤いを保たせることで十分予防できます。
大人ニキビよりも実はとても簡単にケアできるのが「思春期ニキビ」なのです。
ただし気をつけたいポイントが3つ。
- 強い洗浄力がある洗顔料はNG
- ニキビ対策に有効な成分がある
- 潤い成分
皮脂を洗い流そうと強い洗浄力の洗顔料を使うと、必要な皮脂も洗い流してしまいます。
その結果、肌が潤いを保とうと再び過剰な皮脂を分泌するようになり悪循環に陥ります。
不必要な皮脂だけ取り除き、必要分は残しておくという絶妙なバランスが洗顔料には求められます。
洗顔料を使ってニキビケアする必要がありますが、イソプロピルメチルフェノールなどニキビの原因であるアクネ菌を殺菌してくれる成分が配合されているものを選びましょう。
肌に潤いがないと新しい肌細胞は作られません。
洗顔料自体にも保湿成分が有効であるものを選ぶようにしましょう。
また洗顔後はすぐにしっかりと保湿するようにしてください。
特にビタミンC誘導体配合の化粧水は、ニキビの炎症を抑え皮脂も抑えてくれるのでおすすめです。
まとめ
思春期ニキビはしっかり対策すれば必ず治るものです。
ただしケアを怠るとニキビ痕になるなどしますので、早い段階で正しいケアを行っておきましょう。
ニキビは古い細胞を剥がして、新しく健康な細胞を作ることで肌がきれいになり、ニキビもできなくなります。
そのためにはある程度の期間頑張ってケアしていく必要がありますので、ぜひ「継続する」と決めて取り組んでくださいね。
食事面の改善など、ぜひ親御さんにも協力してもらうと改善のスピードがぐっと上がりますよ。