生理が遅れる原因と生理不順の改善法
生理周期には多少の個人差があり、毎月きちんとした周期でやってくる人もいれば、急に来なくなったり、また突然来たりと周期がバラバラの人もいます。
体調管理や気持ち的にもできるだけ毎月同じ周期で生理が来て欲しいものですよね。
生理が遅れるのには何か原因があるのでしょうか?その原因や対処法をみていきましょう。
生理が遅れると困ること
生理は来てほしくないときに限って当たってしまうもの。
コントロールが効かないので困ることが多いですよね。
例えば夏の休暇でプールに行くときや日帰り温泉に行くとき、また泊まりで旅に出るときなど、絶対遅れては困ります。
また予想以上に遅れると「妊娠」の可能性も出てくるため気が気ではないですよね。
生理が遅れる主な原因
- ストレスによる自律神経の乱れ
- 無理のあるダイエット
- 投薬の影響によるもの
- 大豆製品の摂りすぎ
- 妊娠している
- 早期閉経
仕事が忙しかったり、人間関係がうまくいってないことなどからイライラしたりストレスが溜まっているなと感じることはありませんか?
ストレスがたまると自律神経にも乱れがおき、排卵にも影響を及ぼします。
一カ月以内に5kg痩せたい!などとダイエットに目標を設けると達成に向けてどうしても「食事の量を減らす」方向になってしまいます。
ですが、食事の量は減らしても栄養価を落としてはいけません。
知識が無いとこのサジ加減はたいへん難しく、最低限の栄養すら摂れずにいることで生理が来なくなるということはよくあることです。
いつも飲んでいる薬でも生理が遅れる原因になることがあります。
風邪薬や胃薬をはじめ、向精神薬にいたるまで「投薬」により生理が遅れることはよくあることです。
美容や健康に良さそうだからと豆乳をがぶ飲みしていませんか?
また納豆も毎日のように食べているとしたら、それはイソフラボン過剰摂取によるホルモンのアンバランスからくる生理不順かもしれません。
彼氏やパートナーがいる場合「妊娠の可能性」は大いに考えられることです。
しかし妊娠検査薬が使えるのは生理予定日から1週間以上経ってからです。
また検査薬の結果が陰性の場合でもその後数日経ってもまだ生理がやってこないようであれば、他の原因が考えられますから婦人科への受診をおすすめします。
生理不順かと思いきや、実は30代でも「生理が終わっていた」という例もあります。
ホルモンのアンバランスはこのように「閉経」という事態も生み出します。気になる場合は早めに婦人科を受診しましょう。
生理を遅らせない!生理不順改善法
では、どうすれば遅れがちな生理や生理不順を改善することができるのでしょうか?
その対処方法をみていきましょう。
- ぐっすり眠れる工夫を
- 鍼治療やお灸を受ける
- ストレスの解消
- アロマテラピーを取り入れる
睡眠不足は全身のあらゆる機能を後退させるほどからだにとって「良くないこと」です。
特にホルモンを司る器官は正常に働かなくなることも考えられますので、しっかりと睡眠をとることは基本です。
ホルモンバランスを正常に戻すには、鍼(ハリ)で経絡を刺激し、自然治癒力を最大限に引き出す「鍼灸」がおすすめです。
家庭でもかんたんにできるお灸はドラッグストアでも手に入りますし、婦人科系のツボにお灸をすえるとからだ全体がよく温まり、効果大ですよ。
毎日のストレスは女性のからだにとって「百害あって一利なし」です。
好きな音楽を聴く、お気に入りのカフェでボーっとするなど、わずかな時間でもリラックスできるひと時を作ることをおすすめします。
婦人科系に作用があるアロマオイルで特におすすめなのがジュニパーとバジルです。
ジュニパーは月経の周期を正しく整える作用があります。
またバジルは女性ホルモンエストロゲンに似た働きがあるといわれています。
ただし、これらアロマオイルは生理を誘発するだけでなく経血量も増える作用があるといわれているので、元々量が多い人はちょっとだけ注意が必要です。
最後に・ポイント
生理不順は様々な原因から起きますが、ホルモンバランスが重要なカギのようです。
毎日がストレスフルな生活であれば、ホルモンバランスはすぐに反応しSOSを発信します。
なんでもよく食べ、運動し、ぐっすり寝るといった基本的な生活を遵守することで正常な働きを取り戻しましょう。