プール熱に要注意!原因や症状 予防法は?

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夏になるとよく聞く子どもの感染症の1つにプール熱があります。
プール熱とは咽頭結膜熱という病気のことで、夏場に多くみられる感染症です。
 
しかし、最近ではスイミングスクールや、スポーツジムにある温水プールなどの利用者が増えてきたこともあり、1年を通して発症が見られるようになってきました。
 
この感染症は子どもの発症が多く、6歳未満の患者がだいたい8割くらいを占めています。
ここでは、プール熱の原因や症状、予防法などを紹介していきます。みなさんもプール熱についてしっかりと理解し、かからないように予防してくださいね。

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プール熱の原因

 
プール熱とは、主にプールを介して子どもたちの間で感染するため、主に夏から秋にかけて流行する感染症の1つです。
 
先述したように、6歳未満での発症が多く、プールでの感染の他にも、手指を介しての感染、タオルなどを介しての感染など感染経路は様々です。
 
原因となるウイルスはアデノウイルスというもので、血清型がたくさんあり新型も出てきたりします。
飛まつ感染ということもあり、感染しやすく流行しやすいという特徴があります。
 
 
 

プール熱の症状

 
発熱
 
プール熱は1週間程度の潜伏期間があり、発熱・のどの痛み・結膜炎などの症状が現れてきます。
 

  • 発熱
  • 38℃を超える熱が5日~1週間程度続きます。
    ひどい場合には40℃近い高熱になることもあり、熱性けいれんを起こしてしまうこともあります。
    熱は下がりづらく、ぐったりと元気がなくなってしまうことが多いです。
     

  • のどの痛み
  • のどが赤くなって腫れあがってしまいます。
    痛みもひどく、扁桃腺が炎症を起こしてしまうこともあります。
    のどの痛みも発熱と同じように5日~1週間程度続き、咳が出ることもあります。
     

  • 結膜充血
  • 目が真っ赤に充血し痛みが出るとともに、目やにがひどく目を開けづらくなります。

 
主な症状としてはこの3つですが、これらの他にも頭痛・吐き気・下痢など風邪と同じような様々な症状があります。
またリンパ節のが腫れることもあり、扁桃腺の炎症によりのどの痛みがひどく、物を食べづらくなってしまい食欲不振になってしまうこともあります。
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プール熱の予防法

 
プール熱にかかってしまうと様々な症状が出てしまいつらいですよね。
ここでは、そんなプール熱にかかってしまわないように予防する方法を紹介していきます。
小さいお子さんやお年寄りがいるご家庭は特に対策をしていってくださいね。
 
予防
 

~家庭編~
タオルはなるべく共用しないようにする。
手洗いうがいをこまめに行う。
手洗いの際には石けんを使い爪の間まで清潔を保つようにする。
オムツの交換など排泄物に触れた際には手洗いをいつも以上に入念にする。
 
~プール編~
タオルは共用しないようにする。
プールから上がったら目や手をしっかりと洗い流す。
プールの前後にシャワーをしっかりあびる。特にプール後は入念に行う。
うがいをする。
 
これらの他にも、プール熱に感染している人との接触は避けるようにしましょう。
逆をいえば、プール熱にかかってしまった場合はなるべく外出をひかえるようにして、他の人への感染を予防しましょう。
 
症状がなくなったからと言って感染しないとは限りません。
ウイルスは体内に潜伏していることもあるので、症状がなくなっても2~3日は様子を見るようにしてください。
 
 

おわりに

 
もしプール熱にかかってしまった場合に気をつけなくてはならないことは、脱水症状を起こしてしまうことです。
のどの痛みを伴うため食欲がなくなってしまいますが、水分補給だけはこまめに心掛けていきましょう。
 
のどの痛みが和らいだら、おかゆや麺類などの食べやすいものを少しずつ食べるようにしてください。
しかし、なんといってもプール熱にかからないことが1番ですよね。
そのためにもプール熱に関しての知識を深め、しっかりと予防していきましょう。


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