【お箸の使い方マナー】品格のある作法を覚えよう!
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日本人にとって毎日の食事に使用するのが「お箸」ですよね。
ですが、持ち方がおかしかったり、本来はお箸で食べるものをフォークなりスプーンで食べるなど、「食べられればいいんでしょ」の風潮が目立つようにもなっています。
それは、すべて合理的な西洋の生活習慣が、日本人の日々の食生活に根づいてしまったからといわれていますよね。
そこで、まだ「和色」豊かだった大正昭和にかけて、「和食」はこういただくものだという、今風なガイドラインというものをまとめてみることにしました。
お箸の使い方や作法って意外と見られていますし、上手に使いこなせば品格やイメージアップにも繋がりますので、ぜひ参考にしてみてください。
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お箸の使い方作法一覧
- お椀とお箸を一緒にとりあげないようにしよう
- 同じお椀ばかりを初めから終わりまで食べないように
- ご飯を間に交えないで、菜から菜へと移って食べないこと
- 迷い箸をしない
- 探り箸をしない
- ねぶり箸は一番嫌がられる
- 一度口にいれたお料理を、お箸で押し込まない
- 煮物類や汁の実をなど、下にあるものをこじ起こして食べない
- 箸についたご飯を友箸で落とさない
- 箸で椀の中の飯を押し固めて食べない
結構やってしまう仕草ですよね。
まず先にお椀を取る。次に取ったお箸を椀側の小指と薬指の間に挟み込む、というのが粋な仕草です。
これを「重ね箸」といいます。
好きなものから順番に、ひと皿ひと皿片付けながら食べるという人が希にいますが、あれは実は無作法なんです。
ちょっと厳しいですが、、ご飯が少なめで菜が多い時などは、おかずばかりに手がいきがちですが、
バランスよくがきれいな作法ですね。
どれにしようかな~と、おかずの上で箸を迷わせて動かすのはタブーですよ。
汁物などをグリグリとお箸を回して、具材が残っていないかな~と探ったりするのも×。
また、あまりお料理をぐちゃぐちゃと中身の素材を見ようと混ぜるのも綺麗とはいえませんよね。
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お箸をねぶってしまうねぶり箸。
無作法の極みとも昔はいわれていましたので、
ついついやってしまう癖のある方はぜひ気をつけてくださいね
一度口にいれたものを又箸で押すような行為を「こみ箸」といいます。
しっかり一口サイズにお箸できってから頂くようにしましょう。
これは「ほじり箸」といって、見かけが悪い箸扱いです。
友箸とはもうひと組の箸のこと、箸を箸で扱うのは無粹。
ご飯をお箸でひとかたまりに固めて、食べようとするのは少し美しくないですよね。
近頃は滅多に見かけない「箸使い」のお話。
これは、「昭和家庭寶鑑」という時のベストセラーから抜き書いて、コメントをつけたものです。
正直、これをすべて意識するとなると、お料理を前にしてフリーズしますよね。。
それでも、少しでもお箸の使い方に意識を向けてみると、普段結構はしたない事をしているなぁと気付きますよね。
友達同士ならいいですが、特に年配の方やデート中などお箸の使い方や食べ方がキレイだと感心されますよ。
普段気にしない方ほど、和食の「雅と美」の参考にぜひしてみてくださいね。
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