鼻呼吸のメリットや効果 方法までまとめてみた
人間の生命を司る無意識の身体的活動として、もっとも大切ともいわれる呼吸。
空気(酸素)を体内に入れて、二酸化炭素を吐き出す。
人間は1分間に20回、1日に28,800回もの呼吸を繰り返しています。
そんな呼吸ですが、呼吸の方法によって心身に大きな影響を与えるのをご存知ですか?
今回は、呼吸に大切な鼻呼吸のメリットや効果、そして方法までをまとめてみました。
鼻呼吸のメリット
鼻呼吸のメリットは、逆にいえば口呼吸のデメリットを防げるという事です。
特に子供や若い世代に多いといわれている口呼吸。
「また口が空いてるよ!」なんて注意をいわれる方は、口呼吸の可能性大です。
というよりは、8割の方が口呼吸だといわれています。
口呼吸をしていると、
- 口腔疾患
- アレルギー
- 虫歯や歯周病になりやすい
- 風邪やインフルエンザ
口内が乾き、歯列不正や顎関節症の恐れがでます。
アトピーやぜんそく、花粉症、アレルギー性の鼻炎になりやすくなります。
口内が乾き、唾液によるミネラル補給が行われにくいため虫歯になりやすく、
殺菌作用も下がるため歯周病の原因にも。
口呼吸は直接気管に乾いたウイルスが侵入してくるため、風邪にひきやすくなります。
その他にも、胃炎や大腸炎、うつ病、パニック障害、倦怠感、睡眠時無呼吸症候群、
口臭など様々な不調や病気の原因になるのが口呼吸です。
そして鼻呼吸のメリットとしてこのような病気を、鼻呼吸に切り替えるだけで防いでくれる点にあります。
鼻呼吸の効果
では、鼻呼吸にはどのような効果があるのでしょうか。
口とは違い、鼻の中にある鼻毛や濡れた粘膜によって、ゴミやウイルス、花粉、細菌、カビなどの侵入を防いでくれます。
そのことで先述した病気の予防に大きくつながります。
さらには、
- アンチエイジング効果
- 免疫力の向上
- 熟睡できる
- 歯が強くなる
- 顔の歪みが治る
- 精神安定に繋がる
顔が引き締まり、鼻筋や口元も引き締まり美しい小顔になる。
免疫力が高まるため、風邪など病気への抵抗力や自然治癒力が向上します。
空気に湿り気のある良質な呼吸ができるので、安眠へと繋がります。
唾液量が増えるため、歯の洗浄や歯を守ってくれます。
鼻呼吸は左右の顔の歪みを整える効果があり、またシワやたるみも改善されていきます。
瞑想する際に鼻呼吸をするように、呼吸はメンタル面にも良好な影響を与えてくれます。
鼻呼吸の方法
まず、口呼吸をしている人ですが、
・唇が乾燥しやすい
・口が無意識に半開きになる
・いびきや歯ぎしりをする
・口角が下がっている
・上下の唇の厚さが極端に違う
・横向きやうつぶせで寝がち
・歯のかみ合わせが悪い
8割の人が口呼吸といわれているので、恐らく読者の方も大いに口呼吸の可能性がありますよね。
具体的に鼻呼吸にしていく方法としては、
- 鼻呼吸を意識する
- 顎や口周りの筋肉を鍛える
- ダイエットをする
- なるべく仰向けで寝る
- 口呼吸防止テープ
まず口を閉じて、鼻で呼吸することを意識しながら行っていきます。
続けることで無意識にその状態が保てるようになりますよ。
口周りの筋肉の衰えや弱さは口呼吸に繋がります。
柔らかいものばかりでなく、硬い食べ物もよく噛んで食べるようにし、
舌でグルッと頬をなぞる顔筋マッサージで口周りを鍛えましょう。
肥満体質の方は、脂肪が気道を塞いでしまうため口呼吸になりがちです。
横向きやうつぶせはどうしても口呼吸になりがちです。
市販のテープで睡眠中に口を塞ぎ、強制的に鼻呼吸にしていきます。
無意識化でも鼻呼吸に移行できるのでオススメです。
瞑想を始めてみる
鼻呼吸や口呼吸など「呼吸」は無意識に行うものですので、長年の癖がどうしても染み付いてしまっているものです。
普段の生活の中でも意識的に鼻呼吸を心がけたり、訓練することで徐々に改善はされてきますが、仕事中など集中していると気がつけば口が空いて口呼吸になっていたり、、
そんな方におすすめなのが「瞑想」をすることです。
瞑想のコツは呼吸にあり、物事を考えるなどのイメージを無視し、目を閉じたままひたすら呼吸に集中していきます。
そうしていると徐々に鼻呼吸が心地よいと身体も心もわかりはじめるため、自然と鼻呼吸になったという意見が多いのです。
さらに瞑想は脳を活性化させたり、精神面を落ち着かせ強くするなど他の効果も多数あるので、ぜひ実践してみてほしいところです。
いかがでしたでしょうか?
鼻呼吸は健康面や精神面にとても大きな影響を与えてくれます。
生きている間に常に繰り返される行為ですので、これを治すだけでも全然変わってくるのは容易に想像できますよね。
ぜひ鼻呼吸を意識して続けてみてくださいね。