【若者層に増加中】マイコプラズマ肺炎の原因など
肺炎はいまだにかかりやすい病気となっています。
そんな中で若い女性でもかかってしまう病気がマイコプラズマ肺炎です。
放っておくと病気が進行してしまうため、早めに治療を受けなければなりません。
今回は、若い人の間でも多いこのマイコプラズマ肺炎についてお届けします。
マイコプラズマ肺炎の原因
このマイコプラズマ肺炎というのは、その名前のとおりマイコプラズマが原因となって発症する呼吸器系の感染症となっています。
メカニズムの詳細をみていきましょう。
- 微生物が感染の原因となる
- 普通とは違う肺炎となっている
マイコプラズマという微生物が原因となっています。
肺炎球菌が原因となっている細菌性肺炎と比較していくと、症状が進行するスピードは緩やかで、主に発熱や咳が出てきます。
肺炎球菌で発症する肺炎と異なっており、非定型肺炎や異型肺炎という表現で総称されています。
しかし異型肺炎と呼ばれることは少なくなっています。
原因となるマイコプラズマとは何か
ウイルスと細菌の間ともいわれているマイコプラズマですが、具体的にどのような細菌となっているのでしょうか。
病原体としてどのような影響を与えていくのかなどを見ていきます。
- 実際には無害の細菌
- 一般的なウイルスとは何が違うか
マイコプラズマは自然界では基本的に無害の細菌となっています。
しかし人間に感染していくことでマイコプラズマは効力を発揮していき、有害な細菌となっていきます。
ウイルスというのは人間の細胞で増えていくことになりますが、マイコプラズマ肺炎というのは一般的なウイルスと異っており、栄養素が体内にあれば細胞の外でも徐々に増えていきます。
若者に増えてきたマイコプラズマ肺炎
ニュースなどでも取り上げられていくことがあるマイコプラズマ肺炎というのは、10代から30代でも発症しやすいのが特徴となっています。
- 未成年者もマイコプラズマ肺炎にかかる
- 大半の成人が感染しているマイコプラズマ肺炎
- 季節で発症する確率がアップする
子供などの未成年者が発症する肺炎の大半がマイコプラズマ肺炎と言われています。
患者となっている年代層の8割が14歳以下となっています。
しかし成人が発症しているという報告もしばしばみられます。
実際に調査をしていくと成人するまでに97パーセントの人がマイコプラズマ肺炎を発症しています。
大人になっても発症する回数は少ないものの、何度も感染してしまうこともあります。
マイコプラズマ肺炎というのは年間通じて発症する人が多く、冬が近づくと増加していく傾向となっています。
感染経路を見ていくと、飛沫感染や接触感染が主となっています。
主な症状は誰でも見られますので、しっかりと検査を行いましょう。