白髪はメラニン不足が原因?メラノサイトを活性化させる食べ物
年齢を重ねてくるといろいろなことがあり、体の中でもさまざまな変化が現れます。
そんな変化の一つが白髪ですよね。
白髪のようになぜ髪の毛が白くなってしまうのか?というのは気になるところです。
白髪というのは髪の毛の成分であるメラニン色素の量が減ってしまうことにより発生します。
では、どうしてメラニン色素が減ってしまうと白髪になってしまうのでしょうか?
髪の毛の色を形成しているメラニン色素
髪の毛の色を決定づけているのは髪の中の成分であるメラニン色素が関係しています。
日本人の多く方が黒髪ですが、ヨーロッパでは黒髪以外の方もたくさんいます。
ブロンドや金髪という髪の色も方もいますね。
この髪の色はメラニン色素の量によって決まるわけですが、白髪の中にはメラニン色素がほとんど含まれていないということがわかっています。
髪の毛が生まれた直後にはメラニン色素はない?
毛根から髪の毛が作られるわけですが、その毛根から髪の毛が生まれた直後というのは、メラニン色素はほとんど含まれていません。
生えて来たばかりの髪の毛というのは、ほとんどが白髪だということになります。
もともと生えてきた直後は白髪のような状態だったのが、成長していくにつれメラニン色素の成分が増えていき、髪の毛が白髪から黒髪に変わってゆくのです。
メラノサイト機能の低下が白髪の原因!
毛母細胞の周りにはメラノサイトと呼ばれる細胞があります。
メラニン色素はこのメラノサイトで作られています。
正確には、食物に含まれるチロシン物質がチロシナーゼという酵素の働きによってメラニンが作られます。
しかしこのチロシナーゼ酵素の働きが加齢などの原因で減少することがあります。
そうするとメラニン色素を作る機能が弱まってしまい、色がつかない状態で髪の毛が生えてきてしまうわけです。
それがいわゆる白髪の状態ですね。
また、加齢以外にも「遺伝」や「ストレス過多」「食生活の乱れ」などの影響が高いと考えられています。
髪のメラノサイトを増やす食べ物
髪のメラニン量を増やして黒い髪の毛を生やすためには、前述したチロシンの摂取を増やすか、メラノサイトの働きを活性化させる必要があります。
- チーズや大豆の摂取
- 小魚
- レバー
チーズや大豆はチロシンを多く含む代表的な食べ物です。
チーズは量が摂りにくいので、納豆や豆腐など日本人い馴染み深い大豆食品でチロシンを補給するようにしましょう。
小魚に含まれるカルシウムもメラニン色素を増やしてくれます。
レバーに多く含まれる銅はアミノ酸を黒く染める効果があるため、白髪対策になります。
シミが増えたりしないの?
メラニン色素を増やす努力をしたら、色黒になったりシミになりやすいのでは、、と心配される女性もいらっしゃいますが、メラニン色素はもともと体の中にあるものです。
それが紫外線を浴びることで日焼けやシミにつながるだけで、紫外線を浴びなければメラニンは問題ないものです。
たまに白髪だった髪の根元が黒くなっている毛や、先が黒いけど根元が白い毛がありますよね?
あのようにメラニン量によって髪の毛は色付けられていきますので、今からでもメラニン量を増やす努力をすれば、黒髪率がぐっとアップしますよ。