「子供をキツく叱る子育てに自信が無い」そんな悩みを解決する方法
今回はお子さんがいる方にもいない方にも読んでいただきたい記事です。
あなたは親にキツく叱られた経験はありますか?
または親以外の、例えば教師などから怒られたり、皆の前で立たされたりしたことがありますか?
そしてお子さんのいる方に質問です。小さい頃に親から叱られたことと同じように子供にも叱っていませんか?
どの質問に対しても「Yes」と答える方が多そうです。
そもそも自分が叱られた嫌な経験を、なぜ我が子にもしてしまうのか不思議ではありませんか?
一般的に「その人にして欲しいことを自らしてあげなさい」といわれていることも「まったく機能していない」と言わざるを得ません。
目次
世の母親は皆悩んでいる
子供を叱り飛ばしているうちにイライラが収まり、その途端に泣く子供を前に猛烈に自己嫌悪に陥るものです。
「なぜあんなに怒ってしまうのだろう?」・・・
なぜだと思いますか?
子育てをする中で、多くのお母さんが通っているこの悩み。
実は子育てをしながら自分自身を振り返る作業をしているともいわれています。
なぜ怒っても問題が改善しない?
怒れば怒るほど、状況は改善するどころか、また子供は同じことをするものです。
それを見た親は必然的にさらに怒りをヒートアップさせますが、それでは一向に改善しません。
小さなお子さんであるほど、なぜ怒られているのかなかなか理解できていない点が問題です。
親に怒られたトラウマ
1番大事な存在である母親から受ける怒りの感情は、ある意味「暴力」と捉えることができます。
怒りの感情をぶつけらるた子供は、何をどうしたら良いか分からず困惑し、そして自分はダメな存在ではないか、と自信を無くしてしまいます。
子供にとって1番怖いのが「無視されること」
母親の胎内でぬくぬくと安心の世界を生きてきた子供たちにとって、心から頼れるのは親、もしくは親同様に自分の面倒を見てくれる人です。
その人に怒られ無視されるなどの感情的対応は、子供にとって最大の恐怖を引き起こします。
そしてさらに問題を起こしてこちらに関心を寄せてもらいたい、という強い衝動から、大人には想像もつかない行動に出ます。
その結果「自分に振り向いてもらいたいがための問題起こし」となります。
これではいつまで経っても問題が解決するどころか、ますます大きな問題となるのは目に見えてます。
問題が深刻になる前にするべきこと
問題が起きたときに、まず考えてほしいことは「自分には何ができるか」ということ。
その問題の責任を「子供のせいにしないこと」です。
問題の初めは些細なことから始まるものです。
それに対して過剰な反応をしていないか、カーッとなっていないか、確認してください。
経験値が浅い子供を叱るのはNG
危険なことに対する認知が低いのは仕方が無いことです。
危険なことはきちんと説明するべきで、それは親の責任です。
それについて、感情を爆発させて怒ることは逆効果!子供を怯えさせるだけで何の効果もありません。
親自身が自分の親から愛された経験が無い
何をしても怒られることが無い、何をしてもあなたを嫌いになることは無い・・・といった言わば「無条件の愛」を受けた覚えが無い場合、
自分が親になった時、それを我が子にフィードバックできないのです。
これこそ、断ち切る必要がある負の連鎖です。
ご自身が過去の経験を振り返る作業は辛い一面がついてきますが、前に進むためには自分の幼い頃を振り返る作業も必要です。
もし親からの愛情が少なかったと感じたり、親から嫌な思いを受けたという方は、それを反面教師に我が子には愛情を注ごうと思い直す事が大切です。
愛情の受け方が下手だから愛情を注げない、、というのは大人の都合です。
子供の問題のハードルを下げる
何か問題を起こしたとき、「へへっ」と笑い飛ばせるくらい「問題を軽く見る」必要があります。
何事も「大したことではない」と捉えられることで、問題のボリュームを低くすることができます。
結果的に「重い出来事」が「軽い出来事」へと瞬時に変化させることが可能なのです。
すべてはあなた次第
物の見方は、その人の観念で出来上がっています。
「こうなればこうなるだろう」というのはその人本人のオリジナルな物の見方で、他人はそう見ないかもしれないのです。
ハッピーな世界に生きたいと思うのなら、いつもハッピーな思いでいなければなりません。
小さい子供時代は「あっという間」に終わります。本当に貴重なひと時、時間なのです。
その大事な時期を、泣きながら過ごすことも笑いながら過ごすこともできるのです。
「この子がこんな悪いことをしたからわたしが怒っている」という物の見方が、もはや「古い考え方」というのは
もう理解できましたか?
たったこれだけのことで、もう叱る必要は無くなるのです。
子育てに悩む時期は本当に辛いと思います。
ですが、あっという間に甘えてくれていた子供も自分の手を離れ、自立していきます。
その頃になって、あぁ、、もっとああしてあげれたら、、と後悔したり、子供が小さかった頃を懐かしく思い出し寂しくなるものです。
ですから、今しかできない経験を楽しもうという意識を少しだけでも持ってもらえれば幸いです。