米油(こめ油)の美容&健康効果と使い方

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昔から日本独自の油として知られてきた「こめ油」が今また脚光を浴びているのをご存知ですか?
 
ここ数年、巷では「からだに良い油探し」がブームでしたが行き着いた先は元々私たちの生活に存在していた「こめ油」でした。
今回は、この「米油(こめ油)」の素晴らしい美容や健康効果、そして使い方についてご紹介します。

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米油とは

 
玄米
 
米油の原料は「玄米」です。
そしてこの玄米を精米する際に出る「米ぬか」を利用したものが「こめ油」です。
 
完全食ともいわれる玄米の栄養がたっぷり含まれているのが特徴で、加熱による酸化が少ないため国内生産のポテトチップスはすべてこめ油で揚げられています。
また国内の学校給食の約60%がこめ油を使用しているほど、実は浸透している油なのです。
 
 
 

米油の効果・メリット

 
美肌
 
玄米を主原料としたこめ油には、美容や健康に対する高い効果があります。
代表的なものとして、
 

  • 優れたアンチエイジング作用
  • アンチエイジングには欠かせない「抗酸化作用」としてよく知られているのがビタミンEですが、米油にはビタミンEの中でもさらに抗酸化作用の高いトコトリエノールが含まれています
     
    極めて強いその抗酸化作用は通常のビタミンEのなんと約50倍といわれています。
     

  • 高い動脈硬化予防がある
  • 動脈硬化とはその名の通り「動脈が硬く変化する」ことです。
     
    具体的には加齢や生活習慣などにより血管内にコレステロールや中性脂肪がたまり、血液がスムーズに流れなくなる状態を指し、進行すると心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞などを引き起こす可能性が高くなります。
     
    米油には高い抗酸化作用により悪玉コレステロールを減少させる働きがあることから、動脈硬化予防の効果が期待できます。
     

  • 植物ステロールが豊富
  • コレステロールの吸収を抑えるのが植物ステロールです。
    米油にはこの植物ステロールが豊富に含まれています。
     

  • 抗がん作用など薬効成分もある
  • 米油特有の成分として注目なのが高脂血症の治療薬γ(ガンマ)オリザノールです。
    またこめ油の成分トコトリエノールは抗ガン作用があります。
    とはいえ「薬」ではないので摂りすぎないよう注意も必要です。

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揚げ油としても優秀

 
揚げ油
 
オリーブオイル以上に高温に強く、酸化しにくい米油は、揚げ物をするときにぴったりの油といえます。
また油特有のベタつき感が少ないため、食後の食器洗いが楽なのも嬉しい特徴ですね。
 
他の植物性油脂に比べ傷みにくい米油ですが、使用状況により酸化はします。
「油の色が濃くなる」、「泡立ちが激しい」、「加熱したときの異臭」、「冷えた油がねっとりしている」などが酸化の目安になりますので、参考にしてみてください。
 
 
 

米油のいろいろな使い方

 

  • 美容オイルとして使う
  •  
    美容オイル
     
    米油は直接肌に付けることもでき、高い抗酸化作用によりシミ予防や除去に効果を発揮します。
    また乾燥肌にも効果的ですので、試してみる価値ありですよ。
     

  • お菓子作りのバター代わりに
  •  
    おかし作り
     
    米油はホームメイドのクッキーやケーキのバター代わりに使えます。
    バターの香りはしないものの、サクサクと軽い口当たりでひと味違う美味しさとヘルシーさでおすすめです。
     

  • ご飯を炊く前にひとさじ
  •  
    ご飯炊く
     
    研いだお米を水加減したあと、米油をひとさじ入れます。
    栄養価が高く抗酸化作用のあるごはんが炊き上がります。

 
 
 

米油をさっそく使ってみよう

 
最近の米油ブームで一時的に品薄になったものの、現在では入手しやすくなっているようです。
価格帯は500mlで500円程度から1.5ℓで1000円前後となっています。
 
健康を意識するなら決して高くはない「米油(こめ油)」、さっそく取り入れてみてはいかがでしょうか。


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京都出身。オーガニック子供服を販売するネットサイトを運営しながら、現在はアロマトリートメントについても独学で勉強中。女性らしく、ココロもカラダも美しいライフスタイルを目指しています。

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