仮想通貨の使い方や取引のポイントなど押さえるべき知識
2017年、仮想通貨の価格が約18倍になったというニュースが飛び込みました。
その後も仮想通貨の価値が998ドルから17,772ドルまで高騰したことは、通貨の長い歴史をあっさりと変える出来事としても記憶にも新しいところです。
2018年に入り落ち込みましたが、仮想通貨の本番は2020年以降だと言われています。
さて、わたしたちにとって「仮想通貨」は、興味はあってもまだまだ蚊帳(かや)の外。
とはいえ、その知識だけは押さえておいた方が良さそうです。分かりやすくご紹介しましょう。
仮想通貨とは
わたしたちが普段手にする「お金」とは「法定通貨」と呼ばれます。
対する仮想通貨とは「インターネット上のみに存在する通貨」のことをいいます。
「仮想」というその名の通り、実際にお札や小銭を手にしてのやり取りは、ほぼゼロです。
仮想通貨の種類
- ビットコイン
- アルトコイン
2018年現在、仮想通貨は日本において日々約500億円という巨額の取引額となっています。
その中でも外国為替相場で「基軸通貨と呼ばれる米ドル」と同じ立場ともいえるのが「ビットコイン」です。
つまりビットコインは他の仮想通貨や現存する日本円、米ドルなどの法定通貨の交換レートの示す基準となっているため、圧倒的に高い信頼性を築いています。
ビットコイン以外の仮想通貨は「アルトコイン」と呼ばれます。
その中で、もっとも時価総額が高いのが「イーサリアム」と呼ばれる仮想通貨で、ビットコインとイーサリアムだけで仮想通貨全体の約90%を占めるといわれています。
電子マネーとの違いは?
電子マネーも仮想通貨も「実際のお金のやり取りが無い」のは同じですが、仮想通貨と電子マネーはどこが違うのでしょうか?
電子マネーとの大きな違いは仮想通貨は「価格が変動する」ということ。
つまり株や外国為替のように安く買って高く売れば儲けが出るといったように「投資目的での取引」がその大半です。
どんなときに使える?
- 買い物や食事代金として
- 投資
- 送金
スマホの場合、仮想通貨の管理は仮想通貨アプリ「ウォレット」で行います。
精算時に店頭の専用端末にタッチし決済します。
対応する店舗は増え続けていますが、現在国内では約250、インターネットサイトでは約60ほどとなっています。
もっとも多く使われているのが投資です。
株のように銘柄選びをしなくて済むのは楽ですが、値動きが激しいのが特徴です。
購入後は目が離せないかもしれませんね。
特に海外への送金の際、通常の銀行間の送金に比べ時間もかからず、手数料も割安で済みます。
どうやって取引する?
現在、日本で取引されている仮想通貨は約10種類。
ビットコインやアルトコインがその大半を占めていますが、安全性の高さでみると圧倒的にビットコインがおすすめです。
独自の「ブロックチェーン」によって、データの改ざんなどのを未然に防ぐことができるのが特徴で、現在まで特に大きな問題は起きていないようです。
トータル的にみてもアルトコインに比べ、安心度は高いといえます。
- 実際の取引とは
- 取引所を選ぶ
- 仮想通貨をゲット
ビットコインの相場は日々は変動します。
ちなみに2018年初旬は約75円前後から取引されていますすが、小額から取引できるとはいえ仮想通貨業界は一般的な投資と同様に常に「リスクはある」と考えた方が無難です。
仮想通貨取引所のホームページから口座申し込みができます。
まずは金融庁の登録を受けているか確認してください。専用のアプリをダウンロードすれば簡単に取引できます。
*ビットポイント
東証二部上場。セキュリティレベルの高さで評判です。
*ビットフライヤー
取引額No.1。取引画面が操作しやすいのも利点です。
ネットバンキングを通して取引所への入金が確認されると、すぐに取引が可能になります。
取引には所定の売買手数料がかかりますが、24時間&365日取引ができるとは嬉しいですよね。
仮想通貨の問題点
金銭に絡むリスクは極力避けたいものですが、システムダウンによる「取引の遅延」は少なからずあるようです。
さらにあらゆる情報は未だ理想的とはいえず、手探りに近い状態ということは否めません。
そのようなデメリットもカバーされつつありますが、仮想通貨のリスクについてはよく把握しておく必要があります。
また必ずしも儲けがでるとは限らないので、その点も考慮しておきましょう。
初めて取引するときのポイント
- 10万円以下がベスト
- 取引所を一カ所に限定しない
- パスワードを難解なものにする
- フリーwifiはNG
- 損切りも大切
慣れない取引でリスクを最小限に抑えるためにも、10万円以下がおすすめです。
取引所が何らかのトラブルに見舞われることもあるため、複数の取引所に口座開設する「リスクヘッジ」がおすすめ。
他のサイトで使っているパスワードは極力使わないように。
少なくとも10ケタ以上にすれば安全です。
フリーwifi接続時の仮想通貨盗難は、実際に海外で起こっています。
無料のwifi接続時には取引を行わないことが鉄則です。
株取引と同じように、損失が出たときの対処を考えておくことも必須です。
もし損失額が増えてきたら「ここまで来たらやめる」金額を決めておかないと、ますます損失が増えてしまいます。
おわりに
現在、世界中に3,000以上の仮想通貨が流通しています。
今後もますます流通量は加速していくと思われますが、ここからが正念場。
本格的に投資を考えているなら仮想通貨取引に関する知識を深めていくことはマストです。
取引所では体験会なども開催されていますから、ぜひ一度参加してみることをおすすめします。