困った「かまってちゃん」との付き合い方や対処法
最近よく耳にする形容詞の一つが「かまってちゃん」です。
「わたしをかまって」が語源ですが、「かまってちゃん」という言葉のイメージはあまりよい響きではありません。
「かまってちゃん」とはどんな人のこと?ちょっと面倒で困ったかまってちゃんとの付き合い方や対処法などについてご紹介します。
「かまってちゃん」とは?
最近「あ〜あの子、かまってちゃんだよね」という言葉をよく耳にしませんか?
特に職場や学校などでよく聞かれるこの「かまってちゃん」とはいったいどのような人のことをいうのでしょうか。
単純に言うと「自分を中心としてしか物事をはかれない」人のことを言います。
人がどう思っていようが「自分がかまってもらえればOK」であったり、さらにはかまってもらえないと極端なうつ状態になる場合もあるようです。
かまってちゃんが嫌がられる理由
- コミュニケーション下手
- 「わたしが」「わたしが」と自分のことばかり話す
- 注目を集める行動をする
「かまってちゃん」と烙印を押された人の評判は往々にして良くありません。
コミュニケーションとは、お互いに聞いたり話したりなどの会話のピンポンをすることです。
そのコミュニケーションが成り立たないな、感じるとき、そこには常に「かまってちゃん」が存在します。
かまってちゃんの特徴の一つが「わたしはねぇ」と、相手の話を聞かず自分のことばかり話すことです。
会話も常に自分優先なので、その場にいる人たちを一気に白けささせてしまいます。
かまってちゃんのもう一つの大きな特徴が「周囲の注目を集める行動をする」ことです。
そのやり方は周囲を圧倒させ、あきれさせてもまだ続けます。
例えば、特定の人をガン見する、急にしゃっくりをしてみる、いきなり突飛な質問をして相手を困らせる、などです。
始めの頃は「あれ?なんかヘン」と思わせますが、徐々にその行動が鼻につくようになります。
もしかするとメンヘラかも
メンヘラ(メンタルヘルスの略)という言葉、すっかり世に浸透しましたがこの「かまってちゃん」の性質は、一部「メンヘラ」の気質もカバーしています。
メンヘラとはいわゆる精神的に病んでいる人のことを指し、ネットの掲示板から派生しました。
心のよりどころが自分ではなく、常に他人にあるという見方がメンヘラの特徴で、これはほとんどの場合「心の弱さ」が影響しています。
メンヘラであってもかまってちゃんではない場合もありますが、真偽のほどはファジーな世界に包まれています。
「自分一人ではなにもできない」や、潜在的に「誰かに頼りたい」など、自立心の欠如も目立ち、誰かの支えを極度に必要とするのも特徴です。
また自分にとって不都合がことが起きると、いつでも人のせいにするというのも際立った性格です。
かまってちゃんへの対処法
職場や学校など身近にいる「かまってちゃん」。
どうしても関わりを多少はもたなければならない状況で、どういった対処法、付き合い方をすればよいのでしょうか?
とにかく「めんどうな人」という印象なのが「かまってちゃん」です。
かまってちゃんは、優しい人に取り憑き、仲良くなろうとしたり自分を認めてもらおうとあらゆる手段を使います。
自分の趣味や興味惹かれることに相手を強引に誘い出したうえ、断れない雰囲気を作り出すなど、他人を取り込むのにとても強気な姿勢を見せます。
こんなとき自分がもし「重いな」と感じたら、潔く断ることが大切です。
かまってちゃんのつまらない言動や、楽しめなさそうな誘いに乗る必要はありません。
優しいあなただから「こまったちゃん」とのお付き合いをどうすれば?と悩んでいるのだと思いますが、身近な人だからといって無理に仲良くする必要は一切無いのです。
逆にもしかまってちゃんに少しでも優しさを見せたら相手の思うツボです。
この辺の見極めは少し難しいかもしれませんが、「自分の大事な時間を相手のために使ってもOK」と心から思える人でなければ、無駄な時間を過ごすことになります。
もし何かに誘われても断る勇気を持ちましょう。
飲み会に誘われた場合も、もしメンバーにかまってちゃんが入っていたらその場の空気を壊してしまうことも考えられます。
少しでも気が進まないのなら自分のの直感に従いつつ、お断りしましょう。
お断りすることも相手のためともいえます。
まとめ
かまってちゃん、あなたの周りにも1人はいるのでは?
かまってちゃんは、とても面倒で大変な人で、かまってあげないとそれを人のせいにすらしてしまいます。
これってちょっと恐怖すら感じてしまいますよね。
注目を集める行動にもひたすら嫌悪感を感じるようになったらかなり重症です。
このかまってちゃんに対処するには「自分の中心軸をしっかり持つこと」に他なりません。
かまってちゃんに何を言われてもどんな行動に出られても、自分の感情に振り回されないことが大切です。
自分がブレないことで、自分の性格が迷惑をかけているかも?と気づきはできなかったとしても、きっとかまってちゃんは「次なる獲物」を探し出してくれることでしょう。