スマホ難聴の原因や症状 予防法まで
たった数年で持つのが当たり前になり、生活も大きく変える存在になったものがスマホ(スマートフォン)ですよね。
電車や信号待ちなど、ことある毎についつい画面を除いてみたりして、スマホ中毒という言葉まででてきたくらいです。
さらにはスマホが原因で耳が聞こえにくくなるスマホ難聴という新たな病気もでてきてしまう始末。
今回は、馬鹿にできない毎日の使用から起こるスマホ難聴についてです。
スマホ難聴とは何?
スマホ難聴とは、その名の通りスマホを使用することで難聴になる事です。
つまりは、ヘッドホンやイヤホンを付けて大音量で音楽や動画をみている、ゲームをしている事で
耳の器官を徐々に傷付けダメージを与えてしまうため、しらずしらずの内に難聴になっているという一種の現代病です。
当然ヘッドホンが出始めた当初から、音量による難聴はいわれ続けていたのですが、スマホはより身近で使用頻度も多く、
音楽プレーヤーとしてだけでなく、電話、動画、ゲーム、など多くの大きな音量に触れる機会が増えているので、難聴をより起こしやすい特性があります。
スマホ難聴になる原因
先述したように、ヘッドホンやイヤホンを使用し大音量で音を長時間聞く事が原因になります。
大音量で音を与え続けると、耳器官の一つである蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる音を感じる感覚器官が傷つき、難聴を引き起こしてしまうのです。
スマホ難聴の症状
スマホ難聴の困った点が、本人の自覚がほとんどない内に進行してしまうことにあります。
多くの場合、
- キーンと耳鳴りがする
- 騒音の中では人の声が聞こえにくい
ただ、難聴は加齢と共に進んでいくものですので、若い時代には全然平気だったのに、急に耳が遠くなった、、
というのは単純に加齢だけでなく、実は過去に聴覚器官の蝸牛にダメージを負っていたためというパターンが多くあります。
そして、難聴になる時期も早まり30代40代でこの老人性難聴を患う危険性が一気に高まるのです。
耳鳴りがする方はこちらも参照ください。
【ストレスが原因?】耳鳴りの治し方
https://corelady.jp/miminari/
スマホ難聴の予防法
では、どのように予防すればいいのでしょうか?
- 音量をやや下げる
- 騒音の中でも音を上げない
- ノイズキャンセリング機能を使う
- 音楽を聞く時間を決める
- 飲酒を控える
100デシベルは「電車が通るときのガード下の騒音」程度に相当する。
ですのでその半分程度の音に調節してみるべきです。
電車など周囲の音が大きい場所になると、無意識に音量を上げてしまいがちです。
その音は自分には聞こえにくくても、耳器官には十分刺激を与えている音量なのです。
周囲の騒音を遮断してくれるノイズキャンセリングのついたヘッドホンを使うと、
無意識に大きくなりがちな音量を下げる事ができます。
外出時によく聞くという方は、1時間だけと決めて後は無音にし、耳を休めてあげましょう。
アルコールには、内耳細胞を壊すという研究発表があります。
飲酒+大音量のクラブは難聴になりやすい最たるものと考えられますね。
音楽や映像は楽しいものですし、生活の一部ですよね。
ですがそのために難聴になったというのは、本当に私生活や仕事にも大きな影響を与えてしまいます。
いつもより若干ボリュームを落としてみることを意識することは、自分の耳のためにも、気づかない内に
周囲にもれて迷惑をかけているかもしれない事実を考えても、実践したいところですね。