反抗期?言うこと聞かない子供への対応法
ぐずったり、何を言っても嫌がったり、、日々お子さんの反抗期に悩んでいませんか?
特に日中お子さんと2人きりになってしまう環境の中での子育ては、閉塞的になりがちです。
今回はそんな悩めるお母さんやお父さんのために、反抗するお子さんへの解決策をお届けします。
目次
「いや!」「やだ!」しか言わない子
赤ちゃんのイヤイヤ期を過ぎ、3〜4歳になると再び「いや!」「やだ!」しか言わなくなる時期があります。
朝から晩まで繰り広げられる子どもの抵抗に、疲労困憊のママやパパも多いことでしょう。
このままだと育児ノイローゼになってしまうんじゃないかと不安にもなりますよね。
否定的な子どもの態度の原因
「いや!やだ!」を繰り返すようになった経緯には、そうなった大元の原因があります。
まずは親と子どもとの関係が少々こじれ始めていると考える必要があります。
赤ちゃんの頃は何をするにも親が主導権を握っていたわけですが、幼児期に入ると同時に大きな変化の時期に突入します。
親が常に命令口調なことに理不尽さを感じるようになり、それが「いや!」「やだ!」につながっているとみられます。
「やらされてる感」に子どもは戸惑う
朝の「起きなさい!」から始まり「ご飯食べなさい!」「歯磨きして!」「靴履いて!」「早く!早く!」…。
一日を通してだいたいこんな状態ではないですか?
子どもの行動に先回りし、助言を与えることが当たり前になると、子どもは親のいいなりになって動くのが苦痛になるのではないでしょうか。
子どもを追いつめていないかもう一度考えてみる
反抗的な態度にイライラしていると、不思議なことに子どもはさらに問題を起こしてくれます。
危険なこと、親が困ること…。イライラはさらにピークに達し、怒号と共にもう泣きたくなるような思いをすることもあるでしょう。
そんな時、感情に任せて子どもを激しく怒っていませんか?
自分の感情を子どもにぶつけると、子どもが追いつめられる気持ちになるのに気づいていますか?
これもまた不思議なことですが、何らかの理由で子どもに激怒すると、また近いうちにまったく同じ問題で親が激怒することになります。
ゴリ押しではなく、提案型へ
感情とは自然に発露するもの。
特に怒りの感情を抑えるのは大変難しいものです。
子どもは日々成長し、ついこの間まで赤ちゃんだった子は大人への自立に向け毎日成長を続けます。
何でも自分でやりたがるようになりますが当然失敗は免れません。
その際、実は親の助言はあまり必要ではないのです。
そればかりか、逆に自立への妨げになってしまいます。
では子どもに対し、なにか要求がある時はどうすればいいのでしょう?
それは「子どもと自分を対等な立場に置く」ことです。
要求をゴリ押しするのではなく「提案」するのです。
具体的には、「そろそろ歯磨きした方がいいよー」とか「早めに支度しようか」といった感じです。
また心理学でいうところのIメッセージも有効です。
「あたなはなんで◯◯しないの!!」と「あなた」を主語にすると批判的な言葉になったり、一方的に否定されていると捉えられがちです。
逆に、「お母さん今日とても忙しいから◯◯してくれるとすごく助かるの」や「お母さんそんな言葉使いされるととても悲しくなるの、、」と、私(I)を主語にすると相手にも伝わりやすく、相手(子ども)も素直に尊重してくれるようになりやすくなります。
素直な子になってもらうには
「いや!やだ!」を言わない子になるためには、周囲の大人が変わる必要があります。
一方的に子どもの行動を制する時は「危険な時だけ」です。
その時もズルズル文句を言い続けないのがベストです。
危険な時以外は何か言いたくてもグッとこらえ、できるだけ見守ります。
これだけで子どもは見違えるように変わり始めます。
ポイントは「子どもに考えさせる」点です。
「自分で考え、自分で判断させる」、これは、今まで子どもに口うるさく「あれしろ、これしろ」と言い続けてきた大人にとっては、なかなかハードルが高いチャレンジです。
ですが、もし大人たちの態度を変えることなく、口うるささを続けていたらどうなると思いますか?
徐々に子どもはあきらめ無気力になるか、大人になるにつれ「家を出たい」と思うようになります。
大人たちはといえば、言うことを聞かない子どもに対し、キレてついには手が出てしまうかもしれません。
暴力は相手をねじふせようとする最低ラインの方法です。
これだけはいかなる場合でも避けなければなりませんし、子どもとの平和な暮らしは大人である親たちの責任なのです。
子どもを管理しようとしたり、無理やし押さえつけようとするのではなく、自分自身の方法を変えることで子どもは変わっていきます。
子育ては本当に大変なものですので、決して焦ることなく徐々に変えていくきったけにしてもらえれば幸いです。