五本指ソックスの効果やメリット・デメリット
従来のソックスの概念を大きく変えた「五本指ソックス(靴下)」。
あなたの周りに履いている人はいますか?すでに取り入れている人もいるでしょう。
足の健康法として良さそうな五本指ソックス、実はその歴史にもなかなか深いものがあります。
今回は五本指ソックスは通常の靴下と何が違うのか?効果やメリットデメリットについて詳しくご紹介します。
五本指ソックスの歴史
- 発祥は「スペイン」
- 最初は「見向きもされず」
- 冷えとり健康法として大ヒット
- さらに評判を呼んだ経緯
1970年、スペインのカルセン社により世界初の特許が出願。
製作ツールは「手袋編み機を改良したもの」でした。
その後日本で生産、販売されるようになったのが1970年代半ば。
当時「見た目が悪い」、「履きにくい」などの意見が圧倒的で、評判は良くありませんでした。
1990年代から「シルクの五本指ソックスの重ね履き」が冷え性改善に効くという「冷えとり健康法」が大ヒット。
冷え性に悩む女性たちの間で飛ぶように売れ始めたのがこの時期です。
僅差の記録を争うアスリートにとって、ウエアやグッズのチョイスも大切な一コマ。
そのアスリートたちの「五本指ソックスは踏ん張りが効く」という評価が元で、五本指ソックスの人気に火が付きました。
五本指ソックスの効果・メリット
- 指が動かせる
- 足が臭わない
- しっかり立ち&歩ける
- 冷え性改善
普通のソックスでは指がくっついた状態のため、ほとんど動かすことができません。
しかし五本指ソックスなら個々の指が独立しているため、指の動きが良くなり血行促進につながります。
外見がどんなに素敵でも足が臭っていたら即幻滅です。
特に食事の席が座敷だったときの絶望感は、足の臭いが悩みの人にとって最大の脅威です。
足の臭いが強い人は、どんなによく足を洗っても数時間経てばすぐにまた臭ってしまいます。
これは体質的なものなのであきらめがちですが、五本指ソックスを履けば、汗をかきやすい指の間の水分も吸い取ってくれるので、必然的に臭いの発生を抑えてくれます。
一本一本独立した指の形になっている五本指ソックスは通常のソックスに比べ、歩いたときに床をしっかりとつかめる構造になっています。
今までの「指を全部ひとつの袋に収めた状態」のソックスとは違いは明らかで、その違いは履いてみて初めて分かります。
体内でもっとも汗をかきやすいのが足の指の間です。
今までのソックスは指同士が密着しているため、かいた汗で「冷えた足がさらに冷えてしまう」という悪循環でした。
しかし五本指ソックスはそれぞれの指がくるまれた状態です。
指の間の汗をどんどん吸い取ってくれるので、かいた汗で再び足が冷える、ということがほぼ無くなり快適です。
デメリットも知っておこう
- 着脱がしにくい
- 慣れるまでに違和感がある
普通のソックスに比べ、履くのが少し大変なのが「五本指ソックス」です。
ソックスに足を入れたら指の付け根までキッチリ指で押し込む」。
これを親指から小指まで両足でトータル10本行いますが、すべての指の装着が終わるころには疲れてしまうかも。
また脱ぐときや洗濯の際も、少しだけ手間がかかりそうです。
慣れてしまえばメリットだらけの五本指ソックスですが、履き慣れないうちは何ともいえない違和感があるようです。
五本指ソックスにチャレンジしよう!
今まで「作業用」のイメージが強かった五本指ソックス。
現在ではペディキュア模様やカラフルなデザインのものも増え、確実にその需要を伸ばしています。
「もう五本指でないと無理」とか「普通のソックスには戻れない」という声も多く聞かれます。
「健康の源は足から!」ぜひチャレンジしてみてくださいね。