妊婦も安心 どくだみ茶の効果と副作用
“どくだみ茶”に何故か良いイメージを持っていなかった筆者。
個人的な思い出として、どくだみ茶の葉であるどくだみ草が実家の近所に良く雑草的に生えていたこともあり、あれをお茶として飲むというイメージができませんでした。
しかも名前に“どく”が入っているうえに“だみ”ですからね。
ですがこのどくだみ茶には、様々な良い効果があり注目されているのをご存知ですか?
緑茶や番茶などと比べると馴染みがなく、一般的にそれ程流通していないお茶の種類ですが、その効能・効果から長年愛飲されている方や、美容と健康のために最近飲み始めたという方も多いようですね。
では具体的に緑茶のカテキンなどと違い、どのような効果があるのでしょうか?
また、どくだみ茶には副作用もあるという話を聞いた事があります。
これからどくだみ茶を試してみようとする際には知っておきたい効果と副作用。
そこで今回はどくだみ茶の効果と副作用について調べてみる事にしました。
どくだみ草(どくだみ茶)とは?
どくだみ草は5~7月頃に花を咲かせる全国各地に自生している多年草です。
このどくだみ草を葉のついた茎部分から切り取り、1週間ほど天日干しにしカラカラに乾燥させ、それを通常お茶を入れるように茶葉として利用します。
名前の由来は「毒矯み」(毒を抑える)からきていて毒下しの薬草として昔から民間療法の一つとして利用されてきました。
どくだみ茶の成分と効果・効能
【どくだみ茶の成分】
クエルシトリン、アゼリン、カプリンアルデヒド、レイノウトリン、イソクエルシトリン、
ルチンやメチルケトン、ヒペリン、クエルセチン、カプリン酸、カリウム、クロロフィル、といった多くの成分が含まれており、特に豊富なミネラル成分があるのが特徴です。
【どくだみ茶の効果】
どくだみ茶には様々な効果があり、主なものでも以下のような効果があります。
- デトックス効果
- 冷え性改善
- 血液浄化
- 高血圧の予防
- アンチエイジング
- ダイエット効果
- ニキビ予防、美肌効果
毒を抑えるという名前の由来通り高いデトックス(解毒作用)があります。
毛細血管を強化するため、血行が促進されます。
体内の老廃物を排出し、血液をキレイに浄化させます。
血管を強め、広げる効果がある。
老化の原因の一つである糖化を防ぐ抗糖化成分が多く含まれています。
燃焼カロリーが高く、便秘解消にも最適です。
にきびの原因であるアクネ菌の炎症を抑えます。またむくみを取り美肌効果も高いです。
またどくだみ茶はノンカフェインですので、妊婦でも安心して愛飲できるお茶として人気です。
どくだみ茶の副作用
どくだみ茶には副作用があると言われていますが、基本的には万能茶ですので危険なものではありません。
ただどんな食材にも通ずる部分として、過剰摂取はダメということです。
どくだみ茶には高濃度のカリウムが含まれているため過剰摂取すると肝機能に異常をきたす場合があります。
また解毒作用が高いため、飲みすぎるとお腹を下しやすくなるというでデメリットも。
それ以外には副作用というほどのものはありませんので、適量を飲む分には全く気にする必要はありません。
どくだみ茶は全国に自生しているため自宅で自作される方も多いですが、茶葉やパックを購入するのがお手軽かなと思います。
どくだみ茶は小さな店舗では扱っているところも少ないですが、大型スーパーやドラッグストアなどでよく販売していますのでそちらでの購入をおススメします。