【かゆみやニオイ】デリケートゾーンの病気とケア方法
いつもと違う感覚や痛みがあっても、なかなか人には相談しにくいのがデリケートゾーンです。
ましてやデリケートゾーンのトラブルは病院に行くべきなのか、自然に治るのかなんてなかなか自分では判断できませんよね!
今回はそんなデリケートゾーンの病気やケアについてご紹介します。
デリケートゾーンって皮膚が薄い!
確認するのは難しいですが、じつはデリケートゾーンは全身の肌の中で最も薄い部分なんです。
どの程度薄いかというと、顔の中で薄いまぶたの角層は約8層ですが、デリケートゾーンはなんとたった6層。
まぶたよりも薄いということは、当然外部からの刺激や湿度、菌、ストレスなどにとても弱いのもうなずけます。
つまり、誰でもトラブルになる可能性があるのです!
ケア方法 洗い過ぎは厳禁!
ついやりがちなのが、汚れや匂いを消すために石けんやボディソープで念入りに洗うこと。
ですが、これは実は逆効果です!
石けんやボディソープの種類にもよりますが、洗浄力の強いアルカリ性のものを使うと、表皮ブドウ球菌 という肌を良い状態に保つ細菌を大量に殺してしまうのです。
この表皮ブドウ球菌が回復する前に、強烈なニオイのもとになる黄色ブドウ球菌や真菌などの悪い細菌が発生しやすくなり、その結果さらに匂いが酷くなってしまいます。
デリケートゾーンを洗うときは、専用石けんやたっぷり泡立てた弱酸性のボディソープで丁寧に洗ったり、ぬるま湯だけで洗うと良いでしょう。
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このように、デリケートゾーン対策用の石鹸もでていますので、気になる方はケア用品を使うのも手ではないでしょうか?
デリケートゾーンのトラブルと病気の原因
- デリケートゾーンは汚れが溜まりやすい!
- デリケートゾーンはとてもムレやすい
- デキモノができることも
デリケートゾーンはひだが多く複雑な構造をしています。
そのため、恥垢と呼ばれる垢や尿などの汚れが残りやすいので、かゆみや炎症が起こりやすいです。
生理中やストレスなどで免疫力が落ちると、ささいな原因でもかゆみを感じやすくなってしまうのです。
パンツスタイルが多い人や補正下着を身につけている人はムレに注意!
デリケートゾーンは常に下着でおおわれているので、必然的に湿度が高いのです。
その結果、尿や排便で残った菌が繁殖してトラブルに繋がりやすくなるのです。
かゆみや匂いを強く感じたら、
ナプキンをこまめに換えたり、トイレの際は優しく丁寧に拭いて常に清潔を心がけましょう。
それだけでかなりムレからくるトラブルは改善できますよ。
座ったり動いたりすると痛むできものは、毛穴や小さな傷から細菌が繁殖しておこる毛嚢炎(もうのうえん)という炎症の可能性が。
ついつい潰したり触りたくなりますが、悪化して化膿するので絶対にやめてください。
気になったり痛みが強い場合は早めに婦人科などを受診してください。
軟膏や内服薬ですぐに良くなるでしょう。
デリケートゾーンのトラブルは「かゆみ」「ニオイ」「ムレ」がメインです。
これらは日常の工夫やケアでかなり改善できるはずです。
それでも治らなかったり、気になる場合は恥ずかしがらずにぜひ婦人科に行ってみてくださいね。