間違いないクールビズとは?男性・女性別の服装ポイント
6月に入ると会社によっては服装がクールビズになります。
このクールビズ、よく耳にするけれどどういう服装が正式なものなのか?というのは、意外に曖昧な部分が多いようです。
そして曖昧な部分があるからこそ、自分なりの「クールビズ」を作り出し、その場に合わない間違ったクールビズで出勤という人も多いようです。
最近ではクールビズでの出勤が当たり前になるほど浸透した制度ですが、新入社員の方のためにも、間違いないクールビズファッションをもう一度男性・女性別に再考してみたいと思います。
クールビズって何?
クールビズは、「cool」(涼しい)と「business」(仕事)を組み合わせた日本の造語です。
海外と違い、夏場でも就業日数の多い日本では、日頃のスーツ姿の中、少しでも涼しい恰好で仕事の効率アップを図ろうと、夏は涼しい格好(軽装)にして冷房などの温度を上げ、エネルギーを節約しようということで2005年から取り組まれています。
当初は政界・官公庁や一部の上場企業がクールビズを実施していましたが、今では多くの企業がこのクールビズを取り入れられるようになりました。
クールビズが始まる時期も会社によって様々で、5月1日からのところと学生などの衣替え同様6月1日からという会社もあるようです。
勘違いクールビズには要注意
クールビズという名前だけが先行して、「エアコンがなくても涼しい格好」ということで自分なりの解釈をしてしまい、上司から注意を受ける職場などには不釣り合いな格好をしているという人も実際にいるようです。
涼しさやオシャレを楽しむのは良いのですが、その事で社内や取引先から怪訝がられるのは問題ですよね。
男性はテレビなどでも紹介されているのである程度の目安が分かっているのですが、女性のクールビズというのがあまりテレビなどで紹介されていないからか、TPOにふさわしくない格好をしているという事象もあるそうです。
では男性・女性、クールビズにはどういうものを着用したらいいのでしょうか。
男性のクールビズ
男性の場合は意外に簡単と言われています。
いつも着ているスーツ、そのシャツを半袖にしてノーネクタイ、これが一般的なクールビズです。
当然取引先などによっては上着が必要な場合があるので、夏用スーツにして上着は手掛けで持っていくのがいいようですが、最近はクールビズが定着してきているので上着はいらないというところも多いようです。
でもスーツ着用の仕事はいいのですが、私服出勤の場合はどうしたらいいでしょうか。
私服の場合はチノパン(長ズボン)にポロシャツというのが一般的なようです。
このポロシャツ、スーツ着用の人も可能という意見もあるようですが、スーツ着用の場合のポロシャツは本来あまりいいとされていません。
よくクールビズだからとTシャツや丈の短いズボンを着ている人がいるようですが、これは一般的にはクールビズとは認められていません。
また気を付けたいのが、素肌にシャツを着る方。 ちょっと胸元を開けてセクシーに、、というのはカジュアル過ぎます。
ランニングシャツをインナーに着込むのも、透けたランニングや脇汗が目立つなど、ウケが悪い印象です。
女性のクールビズ
意外に難しいのが女性のクールビズです。
スーツ着用の場合は男性同様、半袖シャツが一般的です。
他に夏用の七分丈のジャケットなどがあり、ジャケットを着たままでも涼しいような作りになっているものがあります。
中のシャツも「着ているように見える」というような、ノースリーブで脇部分が開いているようなものもあります。
スーツ以外だと膝丈のスカートや男性同様チノパンのようなパンツ、上にはポロシャツや半袖トップスなどがベターなところ。
ただ女性の場合、気を付けなければいけないのが「透け感のあるもの」です。
クールビズだから涼しいものと思い、透け感のあるものを着ている人がいますが、これは会社などのクールビズにはなりません。
他にタンクトップなどもNGです。そういうものを着たい場合は上にカーディガンなどを羽織るようにしましょう。
また下のミニスカートなど、露出が多くなるものは避けるようにしましょう。
あと以外に多いのが、素足やミュール・サンダルです。
ミュールやサンダルは、ストラップがしっかりとついているものに関しては大丈夫という会社が多いようですが、そういう場合も素足ではなくストッキングを着用するようになっているようです。
ストラップがついていなくて、歩くとパカパカとするようなミュール・サンダルは基本的にダメとされています。
クールビズの主な期間は?
前述したように、企業によって実施期間は異なりますが、主なクールビズ期間は環境省発表による5月1日〜9月30日までを指します。
じゃっかん長く感じる方も多いかもしれませんが、2011年東日本大震災での節電協力の意味からも、その年から1ヶ月早まって5月から実施期間となりました。
気をつけたいクールビズファッションポイント
クールビズ期間に入ってわかるのが、「できる人」と「できない人」(すみません口が悪いですが)の差ではないでしょうか?
できるというと語弊がありますが、要はファッショナブルかつ仕事着としてクールビズができているか?ということです。
そこで1点だけ気をつけておきたいのが「襟元がだらしなくならない」ことです。
写真をみるとわかりやすいかと思いますが、左はノーネクタイでもきちっと見えるのに対して、右は暑いからネクタイを外しただけです、、という感じになっていますよね?
ちょっとの差ですが、人間は見た目が9割といわれるように、特に営業など人と接する機会が多い方にとっては、ファーストインプレッションとしての印象も大きく変わってしまいますよ。
ちょっとしたことではありますが、シャツ選びにはこの点を少し気をつけて選ぶようにしてもらいたいところです。
クールビズは会社によって基準が違う場合があります。会社によってはポロシャツも認められないというところもあるので、クールビズになる前に上司や先輩に会社のクールビズの基本ラインをしっかりと確認しておくのがいいかもしれません。