【朝食抜きは太る?】朝ごはんは食べた方が良い理由
忙しい現代人は、出勤や登校前ギリギリまで寝ているために時間がなかったり、
朝からご飯を食べる気がしなかったりと、何かと朝食を抜きがちです。
そういう筆者自身も学生時代でこそ、実家暮らしの頃は毎日味噌汁にご飯という、
これぞ日本の朝食という食事を毎日食べていましたが、一人暮らしを始めたとたんに、ほぼ朝食をとっていませんでした。
話は変わりますが、もともと人は一日二食だけだったのが、あの発明家エジソンが自身が開発したオーブントースターを売りたいがために、
インタビューで『発明の源は一日三食食べること』と発言したことから、一日三食が当たり前になったと言われています。
筆者は現在結婚など生活環境が変わった事で、再び朝食を食べはじめましたのですが、そもそも朝食って本当に必要なものなのでしょうか?
またよく聞く“朝食を抜くと太る”というのは本当なのでしょうか?
今回はそんな身近な‴朝ごはん”にフォーカスしてみることにします。
朝食は食べるべき?食べないべき?
まず最初に結論からいうと、
“胃にあまり負担をかけない程度に朝食をとるのがベスト”と言えます。
食べるべき理由
- 脳にエネルギー(ブドウ糖)を送るため
- カラダを目覚めさせるため
- 身体能力と知能指数のアップ
- 便秘解消
寝起きでぼーっとした脳をシャキっと働かせるためには、脳のエネルギー源であるブドウ糖が必要です。
ブドウ糖は体内に蓄積しておくことができないため、朝はブドウ糖が非常に不足しています。
朝食でブドウ糖を摂取することで脳が活性化され、仕事や部活、勉学に励む準備が整います。
睡眠中は体温と血糖値が下がり、体内の機能が低下しています。
朝食をとることで血糖値が上がり、体温も上昇するため身体が目覚めやすくなります。
あるアメリカ研究では、朝食を食べている児童と食べていない児童では、
栄養摂取の違いから身体能力と知能指数に差が出てくるとしています。
朝食をとると消化器官が刺激され、便通が良くなります。
食べない方がよい理由
- 集中力が低下する
- 身体に負担をかける
食事をとることでその後眠気に襲われ、集中力が低下することがある。
身体にとって重労働である消化活動を、朝から行うことで身体に負担をかける。
上記のような事から、医学的にも朝食は食べるべき派と食べないべき派に分かれている状況があります。
様々ないわれがありますが、最近の主流としては朝からたっぷりと食べるのは身体に負担をかけるので、軽めの食事を簡単にとることがベストとされています。
朝食を抜くと太る?
・朝食分カロリー摂取が高くなる
・食べないことで基礎代謝が下がる
・脳が飢餓状態と判断し、体内に脂肪分などを蓄えよう働く
最近の研究では、“朝食を摂る人と、摂らない人でも、一日のカロリー摂取量はほぼ変わらない” など関係ないという説を唱える方も多くいますが、
朝食を抜くことで、より高カロリーになるであろう昼食時のカロリー吸収率ががる事を計算すると、やはり適度な朝食をとった方がダイエットには効果的といえます。
おススメの朝食と食べ方
朝から脳と身体を目覚めさせた上に、胃など身体に負担をかけないおススメの食事には、どのようなものがあるのでしょうか?
- ヨーグルト
- バナナやりんご等の果物
- 緑黄色野菜
- 和食(ご飯、味噌汁、卵焼き、焼き魚)
果物や野菜をミキサーにかけてジュースにするなど、朝でもとりやすい工夫をしてとると毎日続けやすいですね。
また身体に負担をかけないために“ゆっくりと良く噛んで食べる”事が何より大切です。
そして、朝食のイメージの強いコーヒーや紅茶などのカフェインは、胃が荒れる原因になるのでできれば控えましょう。
人はもともと1日2食
朝食を入れて1日3食になったのは、かの発明家トーマス・エジソンが自分が発明したオーブントースターを売りたいがために、「天才の秘訣はなんですか?」という記者の質問に対して、「1日3食ご飯を食べることだよ」と答えた事が始まりだというお話は有名です。
1日3食になったのは近年の話であって、江戸時代など昔は1日2食でバリバリ畑仕事に精を出していました。
食べる時間としては朝の11時頃に朝昼食として1食、日暮れの17,18時頃に夕食として1食だったといわれています。
ただでさえ飽食の時代に3食も食べると食べ過ぎだ!という意見や、朝は昨日の夕食の消化をまだしているところなので食べない方が良いという意見もあります。
本当のところはどうなんでしょうか?
これは自分の身体に聞くのがもっともベストだと考えています。
パフォーマンスが上がるなら食べた方がよいでしょうし、1日2食の方が活動力が上がるなら2食にすべきです。
筆者は朝はアミノ酸ドリンクを少々飲むだけで、基本的に1日2食にしているのですが非常に体調が良く動けていますよ。
テレビや雑誌であれこれいわれますが、個性があるように身体に合う合わないも個人差があるため、自分の身体と相談して決めていく方法がベストだと実感しています。
朝から元気に活動するためには、やはり朝食がキモになってきます。
ですが朝食を食べていないという方が、実際にいきなり毎日とり始めるのは大変だと思います。
そこでまずはヨーグルトだけや、バナナ1本と身体を慣れさせて、無理なく朝食をとる習慣をつけてみてはいかがでしょうか?