扁平足を治して腰痛を改善!させる方法
朝起きたとき「腰の辛さ」を感じませんか?または、重い荷物を持ち上げたり降ろしたりの作業で「腰を痛めた経験」はありませんか?
実は地球の重力に逆らいながら二足歩行をする人間にとって「腰痛は避けることができない」ことなのです。
「姿勢が悪いから?」「歩き方が悪いから?」…もちろんそれも腰痛が起きる要因ではあります。
しかし「あの部分」が腰痛をひどくさせていたとは、あまり知られていないこと。
今回は腰痛を別の角度から見た原因と解消法です。
人はアーチによって支えられている
アーチと聞けばすぐに思い浮かぶのが足裏ですよね。そうなんです。
足裏のアーチと腰は密接な関係があります。アーチが無い足がいわゆる「扁平足(へんぺいそく)」ですが、意外に「自分は扁平足では無い」と思っている人が多いのも現実です。
しかし腰痛や膝痛がある人のほぼ100%は扁平足なのです。
ではなぜ扁平足になってしまうのでしょう?1番の大きな原因は「移動は車」や「オフィスでは座りっぱなし」など、足を使う機会が極端に減ったことで足裏の筋肉が落ちてしまったため。
現代社会で健康に生き抜くには足を強くする必要がありそうです。
なぜアーチが大事なの?
足と腰は離れているのに「腰痛の原因が足」とは、にわかには信じがたいこと。
でも確かに足と腰とは双方に影響を与え合っているのです。
土踏まずが無い状態の扁平足で生活を続けた場合、全体重のクッションとなるべきアーチが本来の役目をはたしてくれないことになります。
長時間歩いたわけでもないのに「ふくらはぎがパンパン」の人はまさにこの状態なわけです。
ふくらはぎがパンパンになるとその延長線上にある膝裏に続き、太ももの裏の筋肉が張り、続いてお尻の筋肉も張り、さらには背中の筋肉までも張ってくるという連鎖が起きます。
これでは腰痛にならない方がおかしいくらいです。
扁平足のデメリット
足裏のアーチが落ちている場合、そのままの状態でウォーキングなどをしてしまうと、本来アーチで支えねばならない体重がもろに足裏にかかってしまい、逆に腰痛をひどくさせてしまいます。
また分散されることでバランスを保たなければならない全体重が、足から腰の広い範囲に極端に負荷がかかることになります。
腰痛が起きているときは必ず足のコリや張りもひどくなっているのはこのためです。
靴の選び方
「私は楽なスニーカーだから大丈夫!」いやいやスニーカーだからこそ足に合っているかいないかが、大事なカギ。
スニーカーに限らずパンプスなどにもアーチを強化したインソールを入れてみたり、足が疲れない靴選びこそ腰痛改善のポイントとなります。
膝痛のワンポイントアドバイス
O脚が原因の膝痛は症状が進むと、なかなか自分では改善が見込めないものです。
膝痛のある人は外反母趾であることも多いため、少しでも症状を進ませないようにしたいものです。
普段からのケアを見直しましょう。改善策としては、やはり足裏のアーチ作りは大事です。
できるだけフットマッサージを受ける機会を増やし、足腰の負担軽減を心がけると症状が進まずに安定します。
アーチを整える方法
アーチを健康な状態に戻すのに簡単な方法があります。それはゴルフボールを踏むこと。
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やり方としてはまず、
- 1.素足になり椅子に座ります
- 2.土踏まずにゴルフボールを当てゴロゴロと転がします
- 慣れてきたら立って片足づつ体重をかけて乗ってみましょう
初めは土踏まずが意外に硬くなっていることに驚くでしょう。そして少々痛みを感じるかもしれません。
やればやるほど土踏まずが柔らかく変化していくのを実感できるはずです。
くれぐれも転倒しないよう、手すりなどにつかまりながら行ってください。
こどもの時に大人が皆「腰が痛い」と言っていたのを全く理解できなかったのが懐かしく思い出されます。
これからは腰痛とは生涯無縁とまではいかなくても、快適な生活が送れるくらいのセルフケアを続けていけたらな、と思います。