性格は兄弟で決まる!?長女や末っ子など立場別に解説
人との出会いの中で、「すぐに相手の性格をつかむ」のはなかなか難しいものです。
しかし本人がどのような家族で生まれ育ったかを聞けばその傾向は一目瞭然。
相手との良好なコミュニケーションを図るためには、その人の家族構成もヒントになります。
今回のトピックは「性格は兄弟姉妹との関係で決まる?」という点から、長男長女、真ん中、末っ子、一人っ子など具体的な兄弟構成別にお届けします。
性格は兄弟姉妹で決まる?
自分の性格は何となく把握できても、他人の性格に関してはその人ととことん付き合ってみない限り分からないものです。
いつでも穏やかな人もいれば、怒りっぽい人、暗い印象の人、何ごとに対しても明るく考える人など、とても個性豊かです。
どの人も似通っているようで、その内面はまったく違うこともありますよね。
環境による影響もその性格を左右し個性を作り上げていくと言っても過言ではありません。
性格(気質)に表れるその違いを、具体的に兄弟姉妹別にみていきましょう。
一人っ子の性格
- のんびりおっとり
兄弟姉妹がいる人に比べ、のんびりおっとり型が多いのが「一人っ子」の気質です。
その内面は常に「自分のペースを乱されたくない」という思いに満ちています。
一人っ子であるがゆえ兄弟姉妹の影響を受けない代わりに、親の影響を強く受けます。
男の子であれば母親、女の子であれば父親の影響を受けやすく、その性格もよく似ることが多いものです。
長男長女の気質
- しっかりもの
「初めての子ども」という親の期待を100%受け、そのプレッシャーの中で成長するのが「長男長女」です。
常に親の顔色を伺い、親が喜ぶことをしたがります。
しかし親との相性が良くないと、一気にメンタルがどん底に落ちることもあるため、長男長女に対する親の過度の期待は禁物です。
とはいえ、親にとって一番頼りになったり、いつでも頼りにしたいと思っているのは、長男長女なのです。
真ん中の子の気質(3人兄弟の真ん中)
- 屈折か目立ちたがり
親の期待が長男長女に向けられるのに比べ、ほとんど期待が寄せられないまま成長する子が、「真ん中に生まれた子」です。
行動のエネルギーのそのほとんどは「親の気を引く」ことにすべてが向けられます。
しかしその行動はほぼ100%「親が困ることが多い」のが特徴です。
学校からの呼び出しが多いのも真ん中の子である確率が高く、いつでも親が頭を抱える対象は真ん中の子である場合が多いのです。
末っ子の気質
- 「人生はおもしろおかしく」な性格
目立ちたがりの気質が特によく表れるのが「末っ子」です。
兄や姉の存在は末っ子にとって人生のお手本がいると同時に、反面教師ともなり得ます。
ですからいずれ「お気楽に過ごすこと」を選ぶようになるのは、必然の流れかもしれません。
周囲からは「要領のいい子」と見られることが多いのも大きな特徴です。
兄弟別にみる良い付き合い方とは?
- 一人っ子との付き合い方
- 長男長女との付き合い方
- 真ん中の子との付き合い方
- 末っ子との付き合い方
兄弟姉妹がいないことで自分と比較する相手がいないため、新しいことに関して常に慎重です。
またのんびりとした性格に見えるようでも、内面は何かにつけ一所懸命。
承認欲求も比較的高いので、機会あるごとに「ほめる」ようにするといいようでしょう。
親の期待を一心に集め育った長男長女。自分より年下の兄弟姉妹がいることで、必然的に保護者目線になります。
頼れる一面を認め、常に「ありがとう」などの感謝を伝えれば、彼らはもっと頼れる存在になるでしょう。
上の子や末っ子に挟まれていることで、親の期待をあまり感じないまま育つことが多いのが真ん中の子です。
とても冷めているか、落ち着かない性格のどちらかですが、いずれにしてもその子の気持ちを尊重してあげることが大切です。
否定的に接すると反抗精神が活発になるため、うまくいきません。
親からも上の兄弟姉妹からも可愛がられ、時には可愛さ余って憎さ百倍とばかりいじめられることもある末っ子。
家族で一番年下なのにも関わらず大人に見られることを望み、また大人顔負けの冷静さもあります。
可愛いからと赤ちゃん言葉で接するのは逆効果。 大人口調で接すると彼らのプライドが満足します。
終わりに
育つ環境の中で特に影響を受けやすいのが、兄弟姉妹関係です。
人の性格は千差万別なようですが、兄弟姉妹の間ではどの家庭の中でも似たような傾向になります。
その傾向をきちんと把握していれば、誤解や衝突が避けられます。
あらゆる人間関係は基本は「家庭の中の関係」がベースです。
兄弟がいる人も一人っ子の人も、よりよい人間関係を築くためにぜひ参考なさってみてください。