出会いに注意!ロマンス詐欺の特徴や防ぎ方
詐欺師の手口は「手を変え品を変え」で、いつでも私たちをおびやかします。
「だまされる方も悪い」という声もありますが、悪質な犯罪にはかわりありません。
こと恋愛に関する詐欺のやり口はとても巧妙で、男女問わず多くの被害者を出しているようです。
出会いアプリなどよりラフに異性と出会える時代ですので、今回は現代版結婚詐欺師「ロマンス詐欺」に関する詳細をシェアしたいと思います。
ロマンス詐欺とは?
結婚したくてもできない人が増える昨今、「婚活サイト」が活況ですよね。
「出会いがゼロ」なら結婚はおろか、恋愛すら経験できませんが、出会いが無いまま老人になってしまう不安をとりあえず一旦解消してくれるのが婚活サイトです。
初めは全く知らない人と連絡を取り合うことはちょっと危険な感じがしますが、登録する多くの男性を検索するのに慣れてくると、いろいろな人とコンタクトを取りたくなってくるものです。
しかしここからが要注意!婚活サイトや出会い系サイトには、必ずと言っていいほど「ロマンス詐欺師」が潜んでいます。
ロマンス詐欺とは、これらのネット上での出会いを利用し、主に海外の相手に対して巧みに近づき、恋人や婚約者を演じて金銭を送金させる詐欺を指します。
ロマンス詐欺師の特徴
- 外国人のイケメンがほとんど
- プロフィールがすでに怪しい
- 希望する異性が高齢でもOK
- 「LINE IDを教えてほしい」
- チャットはすぐに「恋愛モード」
日本人がズラリと並ぶサイトの写真の中で「ピカッ」と光っているのが外国人男性です。
特に欧米系の男性は目鼻立ちがハッキリしているので、どんな人でもイケメンに見えてしまいます。
しかしこの人がもし詐欺師だったら、このイケメン画像は「100%本人ではない」のです。
どの詐欺師にも共通するのがその「プロフィール」です。
特徴的なのが「前妻とは死別」とか「子どもは施設に預けてある」など。
また居住地は「日本」としていながらコンタクトを取ると「自分は米兵でイラク駐在」もしくは「船で航海中」などを伝えてくるところもおかしな点です。
総じて「ちょっとやそっとでは会えないような場所に住んでいる」というのも特徴です。
希望する異性の年齢が自分より二回り以上、年上でもOKということがほとんどです。
例えば自分が40歳くらいの場合「相手が70歳以上でもOK」という点です。
コンタクトを取り始めるとすぐに「LINE ID」を教えてほしいと伝えてきます。
これは一刻も早く2人の距離を縮めるための手段です。
LINEでやり取りを始めると同時にすぐ、恋愛モードのディスカッションになるのもロマンス詐欺師の特徴です。
その内容はまるで憧れてた恋愛映画のよう。
英語がある程度理解できれば、どんな人でも熱中してしまうでしょう。
詐欺師を見抜くには?
- 画像をグーグル検索する
- 名前を検索する
詐欺師は自分のプロフィール画像を別のサイトから盗用し載せている可能性が高いため、画像検索アプリで検索してみます。
詐欺師だった場合「実在の人物はまったくの別人だった」という悲しい結果が待ち受けています。
名前を検索すると米国人なのに「東南アジアによくある名前」なんていうことも。
詐欺師の手口や注意点
- 頼み事をしてくる
- 断ると激怒する
- 金品の頼み事はまずアウト
詐欺師の手口の一つが「サプライズプレゼントを送りたい」というものや「wifiが届かないところに行くから代わりに荷物を受け取っておいてほしい」など、あいまいな頼みごとが始まること。
お互い面識がないのに、このような大胆なお願いをしてきます。
それまである程度、恋愛モードでチャットし合った仲です。
「強く頼んだら相手は断りきれない」というバックボーンが、詐欺師の落としどころでもあります。
この時点で「おかしいな」と思えれば、おそらく被害に合わずに済むでしょう。
長年の親友や恋人なら二つ返事で引き受けることも、会ったことも無い人にお願いされるのは急に踏み込まれる感じがして、あまり気持ちのいいものではありませんよね。
そこで断ると相手の態度が豹変し、「あなたは愛する私のお願いを聞いてもらえないのか?」と、怒り出したり文句を言ってきたりします。
もし頼み事に「OK」を出したとき、続いて「急遽お金が必要なシチュエーションである」ことを連絡してきます。
「必ず会ったときに返すから」と言葉たくみに送金させるように促してきます。
「子どもの手術」とか「あなたがその荷物を受け取るためには数百ドルが必要」など、考える暇を与えないほど「急いでほしい」と言ってくるのも特徴です。
ここで言われるままに送金してしまったら後の祭り。
その後一切連絡が取れなくなります。
ロマンス詐欺を防ぐ方法とは
- 感情に流されない
- 頼まれごとは断る
- 初めに「詐欺に合ったことがある」と相談する
詐欺師は恋愛モードをトップギアにし、甘い言葉を連ねてきます。
恋愛チャットだけを楽しむのが目的であれば問題ありません。
しかし「胸がときめくほど相手にのめり込むことが愛情」と勘違いしたときが危険。
いつでも一歩引いた状態でのやり取りが賢明です。
チャットを続けていくうちに相手との相性が良ければどんどん仲良くなっていきくでしょう。
しかしここからが正念場。まず相手が「あなたへに会いに行く」などと期待をもたせ、続いて何らかの頼み事をしてくることが多いようです。
気が乗らない頼まれごとは絶対に引き受けてはいけません。
たったそれだけのことで、もし連絡が途絶えたら「詐欺師決定」です。
外国人ともしチャットを始めるようであれば、詐欺防止策も考慮しておきましょう。
実際に被害が無くても「私は以前、詐欺被害に合ったことあります」と相談を持ちかけ、相手の反応をみましょう。もし詐欺師であれば連絡は途絶えるので、The endです。
おわりに
誰でも「幸せになりたい」と願うのは当然のこと。
相手に会ったことがなくても「話が合うな」とか「優しいな」と心を開くとき相手に対し淡い愛情を抱き、同時に幸せを感じます。
しかしアツアツの恋愛中と思っていたのは自分だけ、しかも「お金を送金ちゃった!」なんていう悲劇はぜひとも避けたいものです。
今後の良い出会いのためにも、ぜひ参考になさってください。