【頭痛】PMS月経前症候群の症状と解消対処法
病院では病名を診断されない体の不調、そんな代表格といえば頭痛を挙げられます。
頭痛に関しては、「片頭痛持ちだから」とか「きっと肩こりから来ているんだ」など、ちゃんとした原因を探ることなく薬で症状を抑え込んでしまっている人も多いのではないでしょうか。
もしかしたらあなたの頭痛、原因はホルモンバランスの乱れからくるものかもしれません。
頭痛はホルモンバランスの乱れが引き起こすPMS(月経前症候群)の特徴的な症状なのです。
PMSの一般的な症状と、PMSが引き起こす頭痛の特徴、誰でもできる対処法についてご紹介します。
PMS(月経前症候群)とは
月経前症候群とは、月経が始まる３日から１０日くらいに起こる不快な身体的、精神的症状のことを言います。
月経が始まる頃に症状は治まります。
数年前まではPMSなどという症状名は存在しなかったため、「毎月同じ頃に体調が悪くなる」と一人悩んでいた人も少なくなかったようです。
PMSには頭痛、腹痛、肩こり、むくみ、乳房の張り、食欲増進などの身体的症状、イライラ、ムカムカ、うつっぽいなどの精神的症状など、実に２００を超える症状が挙げられており、個人差もかなりあります。
現代女性の８割は何らかの症状を感じているそうです。
PMSとホルモンバランスの関係
PMSはなぜ起こるのでしょうか。
それは女性の体を司っている２つの女性ホルモンが影響していると考えられています。
女性の体は２つの女性ホルモンのバランスで保たれています。
月経後から排卵までは、女性らしさの象徴となっているエストロゲンというホルモンが多く分泌されます。
このホルモンは、女性を魅力的に見せたり、自律神経のバランスを整えたりします。
そして排卵から月経まではプロゲステロンというホルモンが多く分泌されます。
プロゲステロンは俗に妊娠を助けるホルモンと言われており、体内に水分をため込んだり、基礎体温を上げたり、食欲を増進させたりして、妊娠しやすい体にシフトチェンジさせるのです。
この２つのホルモンのバランスがとれていればPMSの症状は起こらないのですが、どちらかのホルモンが多かったり少なかったり、あるいはうまくスイッチを切り替えられなかったりすることで、体に不快な症状が現れるようになるのです。
PMSによって引き起こされる頭痛の特徴
あなたの頭痛が、排卵後から月経前までに起きているならば、PMSによる頭痛である可能性が高いと言えるでしょう。
痛みの特徴としては、脈を打つようにガンガンする、動くと余計にズキズキするというようなものです。
どうして頭痛が起こってしまうのでしょうか。
排卵後にエストロゲンが減少すると、俗に「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンの分泌も減少します。セロトニンが減少すると自律神経が乱れ血管が拡張します。
血管が拡張すると脈に合わせて周囲の神経に刺激が伝わります。
それが痛みとなって感じることになるんですね。
頭痛を引き起こさないための対処法
一番おすすめなのは、普段から軽い運動を行うことです。
毎日少しずつでも体を動かすことで、全身の血行がよくなりPMSの症状も全体的に軽くなります。
頭痛のひどい方は特に肩甲骨や首回りの筋肉をほぐすようなストレッチがおすすめです。
PMS解消サプリを使って見る
最近の傾向としてPMSに悩む女性の多くが、PMS専用サプリを愛飲している点です。
これは自然由来成分で体に優しい上、一時的な解決ではなく体質を改善し根本的に解決しようとする流れから人気になっている手法です。
サプリに抵抗がある方もいるかもしれませんが、安全性の高いサプリはとても有効なものですので、１度試してみてはいかがでしょうか？
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当然ですが、食事にも意識を配りましょう。
血管を拡張させる塩分の強い食事やアルコールは、月経前にはなるべく取らないようにします。
カフェインを含むコーヒーは血管を収縮させる働きをするため一時的には効果がありますが、体を冷やす働きもあるため多飲はおすすめできません。
マグネシウムを多く含む大豆製品や玄米、海藻、ナッツ類を意識的に摂取しましょう。
ホルモンバランスを整えるためには何より規則正しい生活が一番です。常から自分の体に気を配り、体の状態に合わせて活動すれば、体に必要以上の無理を強いることもなくなります。
