【美肌やアンチエイジングにも】旬の秋刀魚の驚くべき効果
マツタケ、サツマイモ、栗、ぶどう、秋はおいしいものがいっぱいですよね。
秋の魚といえばやっぱり秋刀魚(サンマ)です。
お手頃で手に入りやすく脂ものっていて調理も簡単、そしてなにより血液サラサラ効果や、美肌効果などカラダに嬉しい栄養価がたっぷりつまっています。
今回は、この秋刀魚の栄養が持つ驚くべき美容、免疫力向上について解説します。
秋刀魚の旬はいつ?
春から夏にかけて北上した秋刀魚は、北の海でたくさんエサを食べ脂肪をたくわえた後、8月中旬ごろから産卵のため南下してきます。
そのため、三陸沖などで水揚げされた秋刀魚は身も丸く脂がのり食べごろを迎えるのが、10月上旬あたりまでです。
秋刀魚の驚くべき栄養効果
- 生活習慣病予防に効果的!
- 豊富なビタミンで美肌に!
- 良質なタンパク質で免疫力UP!
- アンチエイジング効果
青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸のEPAやDHAは、中性脂肪を低下させ動脈硬化や高脂血症を予防します。
また血液サラサラ効果で血栓を予防したり、悪玉コレステロールを減らしたりと、現代の生活習慣病の改善に一役かってくれます。
さらにDHAは脳に作用し脳神経を活性化する働きがあります。
秋刀魚にはビタミンA、D、E、B群など、各種ビタミンが豊富に含まれています。
皮膚や粘膜を強くするビタミンAや、アンチエイジング効果高いビタミンEが美肌へと導いてくれます。
また他の魚よりも豊富に含まれているビタミンB2は貧血予防や、精神を安定させてくれる働きがあります。
他にもカルシウムや鉄分、ナイアシンなども含まれ疲れにくい体作りをサポートしてくれます。
免疫力を正常に働かせるうえで、タンパク質は欠かせません。
タンパク質は血液や筋肉などをつくる重要な成分で欠かすことのできない3大栄養素の一つで、欠乏すると体力や免疫力が低下してしまいます。
秋刀魚はアミノ酸バランスが良く、吸収されやすい良質なたんぱく質を持っています。
消化酵素たっぷりの大根おろしと一緒に取れば栄養を余すことなくしっかり吸収できます。
秋刀魚のはらわたには、老化予防に効果があるといわれるレチノールが豊富に含まれています。
苦くて捨ててしまいそうな秋刀魚のわたですが、アンチエイジングのためにもしっかりと食べたいところですね。
レチノールはビタミンAの仲間で、コラーゲンの産生を促進するはたらきがあり、お肌のハリや弾力低下、たるみやしみにも効果的です。
秋刀魚にはレチノールの吸収働きを強化する他のビタミンも一緒に含まれていますので効果的に摂ることができます。
美味しい秋刀魚の選び方
美味しい秋刀魚は、丸々と大きく太っているもの、あごの部分や尾の部分が黄色いもの、反り返っているもの、色つやがいいもの、
黒目のまわりが透き通っているもの、真っ青なうろこがきれいについているもの、頭が小さく見えるものなどを吟味して、
持ち帰ったら鮮度を損なう前に速やかに調理して食べるようにしましょう。
昔から庶民の味で親しまれている身近な存在の秋刀魚。
高級魚ではないため、あまり重宝されませんが、実はお腹を満たすどころか美肌にもなれちゃうスーパーフィッシュなのです。
また、秋刀魚がでるとあん摩(あんま=指圧師)が引っ込むと言われたほど、滋養強壮によいお魚でもあります。
旬魚を食べること自体、とても体や美容には良いのですが、その中でも秋刀魚は本当に効果的なお魚です。
ぜひ、今年の秋もお店やご自宅で定期的に味わってみてくださいね。