【ぼた餅とおはぎ】お彼岸にを供える理由
毎年お彼岸には、ぼた餅やおはぎを供え、食べる風習がありますよね?
お彼岸=ぼたもちというイメージもありますが、
なぜぼた餅を食べるんでしょうね?
日本人は習慣を疑いなく受け入れる分、本来の意味もあまり気にしない傾向にあります。
どういう意味で供えたり食べたりするのか?しっかり知っておきたいところです。
今回はこのお彼岸とぼたもちの関係を調べてみたいと思います。
そもそもお彼岸とは?
そもそもお彼岸というのは、春と秋の2回あります。
春分の日と秋分の日を中日にして、
◆春(3月18日~24日)
◆秋(9月20日~26日))
をお彼岸と呼ぶんですね。
お彼岸は、基本的にはご先祖や亡くなった方に感謝し、忍ぶ日とされていて、お盆ほど特別な準備はないものの、
家族でお墓参りされる方も多くいらっしゃいます。
お彼岸にぼた餅・おはぎを供える理由
お彼岸にぼた餅やおはぎを作って供える風習はどこから来たのでしょうか?
最近ではあまり作らない家庭も多いので、それ自体を知らなかったという方もいらっしゃるかもしれませんが、
ぼた餅やおはぎにはいくつかの諸説があります。
- 邪気を払う説
- 収穫の祈念と感謝説
- 合掌説
小豆の赤い色は、昔から邪気を祓い災難を除けると信じられていました。
この信仰風習が、お彼岸にも引き継いでぼたもちを供えるようになったといわれている説。
お米の種まきを始める春の彼岸と、それを収穫する秋の彼岸の時期ということから、
山の神様などをお迎えし収穫の祈念と収穫の感謝を伝えるために作った説。
あんことお米、二つのものを「合わせる」から、
先祖や亡くなった方々を心を合わせるという意味で作り始めた説。
このように実は、なぜ供えたり食べるのかが、本当のところははっきりしていないのが正直なところなんですね。
『ぼたもち』と『おはぎ』の違いは?
地域や家庭によって、おはぎと呼んだり、ぼたもちと呼んだりバラバラですが、どんな違いがあるかご存じですか?
答えからいうと、作り方や形状、味などは、ぼたもち と おはぎ に違いはありません。
じゃあ、何が違うのかというと、ぼたもち と おはぎ を漢字で書くと、
「牡丹餅」と「お萩」
となります。
これでわかった方はするどいですね。
そうです、
「お萩」は萩の季節である、秋のお彼岸に食べるもの。
ですから、和菓子屋さんなどでお供えものを購入する時は、春はおはぎ、秋はぼたもち と書かれていることが多いんですね。
おはぎの作り方
今年のお彼岸はお墓にぼたもちを供えて、日頃の感謝を伝えるのもいいかもしれませんね。
最後におはぎ(ぼたもち)作りに挑戦してみようと思う方のために、作り方の動画を載せておきますね。
ぜひ参考にして、挑戦してみてはいかがでしょうか?