女性の尿漏れの原因と改善方法
くしゃみしたり、大笑いしたり、ふとしたときに「あ!」と思うことがありませんか?
意外と若い方にも増えてきているのが尿漏れ。
ですが尿漏れを恥ずかしく思ってなかなか相談しにくいと思っている人も多いのが事実です。
今回はそんな尿漏れと改善方法についてご紹介します!
尿漏れの原因は骨盤底筋の歪み?
女性の尿漏れは、以前は50代以降に多く見られる症状でした。
ですが、最近では産後や若い世代の女性にも増えている傾向にあります。
なぜなら、尿漏れの主な原因は、骨盤底筋とよばれる筋肉が弱ってしまうこと。
この筋肉は尿道を支えているため、筋力が弱ってしまうことで尿漏れしてしまいます。
骨盤底筋が緩むのは何より運動不足が原因になっています。
筋力を弱ることで尿道が締められなくなるのです。
尿漏れには種類がある
尿漏れと一言にいっても、正確にはいくつかの種類に分かれます。
- 腹圧性失禁
- 切迫性失禁
せき、くしゃみ、笑う、走るなどの動作をして、腹圧がかかると、少しずつ尿がもれてしまう症状のこと。
尿意を感じてからトイレにいくまで、間に合わずにもらしてしまうこと。
そして、この2つの症状がある混合型の種類があります。
これらの原因はいずれもやっぱり骨盤底筋の緩みです。
また、種類別のデータを見ると、腹圧性が50%以上、切迫性が約20%、混合型が約30%で、それ以外のタイプは少ないようです。
女性の場合は、腹圧性が60〜70%と最も多く占めています。
年齢別では、20代で20%、30代で31%、40代で48%、50代で46%、60代で37%、70代以上では31%の人に、尿漏れの症状があります。
意外にも尿漏れは身近な悩みだということがわかりますね。
尿漏れを改善する方法
尿漏れの原因である骨盤底筋は鍛えられるので、自分で改善することができます。
また、現在は特に尿漏れしていなくても普段から鍛えることで尿漏れを予防することができますよ。
方法はとても簡単で骨盤底筋訓練というエクササイズです。
1.仰向けになり、両足を肩幅に開き、膝を少し立てるようにする。
2.体をリラックスさせ、肛門、膣、尿道をキュッと締め、約10秒数える。
3.10秒経過したら、締めていた肛門、膣、尿道を一旦緩め、30秒リラックスした後、もう一度行う。
4.これを数回繰り返す。
この体操を1日1回、最低でも1ヶ月は続けてみると、実感できるでしょう!
尿漏れ対策の予防法は?
じつは骨盤底筋が弱くなる以外にも、尿漏れの原因はあります。
例えば、太りすぎると腹部が圧迫されて尿漏れしやすくなると言われています。
他には、便秘も腹部を圧迫するため尿漏れに繋がることもあります。
この傾向は特に高齢者の方に多いようです。
また、尿漏れを防ごうと水分をあまりとらないのは実はNG!
かえって濃くなった尿が膀胱を刺激して尿意を感じたり、便秘や脳卒中を起こしたりと体に負担がかかります。
予防のためにも適度な水分補給を心掛けるようにしましょう。
骨盤底筋訓練以外には、フラダンスやベリーダンスなどの腰を動かす運動をやっていると尿漏れしにくくなります。
エクササイズも簡単ですが、楽しみながらという点ではこうした運動もオススメです。
ぜひ諦めずに改善させましょう!