飲み込むときの喉の違和感その原因や病気 治す対処法
これから寒くなって風邪が心配な季節になってきますね。
ですが、あきらかに風邪をひいているわけでもないのに、ノドに違和感や不快感を感じたことはありませんか?
つばを飲み込むときに何かに異物が引っかかるような違和感や痛みに「これって深刻な病気?」と不安になりますよね。
この喉の違和感や痛みはいったい何が原因なのでしょうか?
その対処法まで探ってみましょう。
ノドの違和感の特徴
ノドの違和感。
それはほとんどの場合前兆がなくて、何の前触れもなく唐突に感じることが多いようです。
例えて言うなら「あれ?魚の小骨らしきものがノドに刺さっている?」ような感じとか、喉に何かデキモノがあるかもしれない、、と感じたりなどさまざまです。
しかしノドの内側は外からではその様子はかり知ることはできません。
不安なままで違和感が和らぐかどうか様子を見るしかないのが現実のようです……。
喉の違和感と病気との関係性は?
では具体的に喉の違和感を感じた場合、どのような病気の可能性があるのかチェックしていきましょう。
- ヒステリー球
- 甲状腺機能障害
- 逆流性食道炎
- 腫瘍ができている
喉の違和感を病気と診断する原因の一つに「ヒステリー球」があります。
原因は強いストレスなどによるメンタルな問題がほとんどです。
自律神経の乱れから喉の違和感を覚え、メンタル面からくる症状なので診察をしても異常が見つからないことがほとんどなやっかいな症状ともいえます。
この症状の大きな特徴は食べたり飲んだりしているときにはほとんど違和感や痛みを感じないということ。
しかし普段は、まるでノドにアメ玉が詰まっているような不快感があるようです。
またノドの詰まり感とともに「胸やけ」や「呼吸がしにくい」など症状がみられることもあります。
いわゆる「バセドウ病」や「橋本病」がこれにあたり、自分のからだを攻撃してしまう抗体が作られてしまう病気です。
ですが現在のところ、はっきりとした原因はわかっていません。
甲状腺はちょうどノドのあたりにある器官で症状が進んできたときの大きな特徴は、ノドの違和感と共に表れる「のどぼとけの腫れ」です。
胃酸などが食道を逆流することで、食道の粘膜が傷つき炎症を起こすのが逆流性食道炎です。
食べたものを強い酸で溶かす役目の胃酸がひとたび食道に逆流してしまったときの焼けるような痛みはかなり激しいもの。
この胃酸がノドに違和感をもたらすのです。
こちらもストレスなどメンタルが関わっていることが多いので、自分の精神状態を客観視してみる機会にしてください。
また逆流性食道炎がおさまったあともしばらくは胸やけやノドの痛み、不快感が続くようです。
一番気になるのが「このノドの違和感はがんではないか?」ということでしょう。
ただし食道がんや喉頭がん、甲状腺がんなどの場合、それぞれ前触れがあるようです。
食道がんの場合、初期は違和感だけでなく痛みも出るようです。
それも胸元からお腹にかけてと広範囲でその後、飲食物の飲み込みにくさが表れるようです。
いずれにしても食道や喉頭に腫瘍ができている場合でも、それが決して悪性ばかりではなく「良性腫瘍」であることが多くのも確かです。
喉の違和感を治す対処法
ガマンしていること、精神的につらいことなど、思い当たるフシがあったらそれをなんとか回避する必要があります。
頼れる人に相談する、ストレスに感じていることをやめる、ストレスがある環境からなるべく離れるなど、まずはできそうなことから少しづつやってみてください。
何ら問題のなさそうな病気から深刻なものまで、医師の診断なくしてはわたしたちは次の動きをとることができません。
原因を探り、もし問題があればそれは医師の判断にゆだねることが必要です。
実はまったく問題のないことでも、原因が分からず感じる違和感がストレスとなって症状が悪化してしまうこともありえるのです。
何よりまずは早めの受診が賢明です。
まとめ
ノドに表れる違和感や異物感はとても不快な症状です。
そういったからだに現れる不快感は「ケアする必要がある」というサインかもしれません。
ストレスがあればそれを減らす工夫をする、ちょっと億劫だけど病院へ行ってみる、などすべてはあなたの行動力にかかっています。
一日でも早くノドの不快感と「さよなら」できれば幸いです。