発酵食品(酒粕)で酵素を上手く摂りいれる方法
今、注目されているのが“酵素”です。
酵素に注目した本がたくさん出ているので、多くの方に身近な存在になったと思います。
野菜の酵素を手軽に摂れるといえば、みなさんスムージーなどを想像するかと思いますが、
スムージーを作るのがちょっと面倒、もっと簡単に酵素を摂りいれる方法はないの?と考えている人も多いかと思います。
そこで今回は、普段の食事に手軽に取り入れられる“発酵食品”から多くの酵素を摂り入れる方法についてご紹介したいと思います。
発酵食品とは?
発酵食品は、味噌や、醤油、酒、みりん、納豆、チーズ、ヨーグルトなどの微生物の働きを利用したものを言います。
この発酵食品は、身体の免疫力を高めると言われており、健康のために欠かせないものとなります。
発酵食品には、人間の体が自然に持っている酵素を豊富に含まれていて、人間は酵素がなければ生きていけないと言われるものです。
この発酵食品の中には、豊富な酵素が含まれているため、昔の日本人は普段の食事の中で上手に発酵食品から酵素を摂りいれていた民族なのです。
ですから、和食が世界無形文化遺産に登録されるなど、美容と健康に最適な食生活だと世界中から注目されています。
酒粕で酵素を摂りいれる
発酵食品の中で、麹なども注目を浴びてきましたが料理に使いやすいものの一つに“酒粕”があります。
酒粕には良質な酵素が多く含まれている上に、たんぱく質、ビタミンB1・B2・B6、パテトンサン、食物繊維なども多く含まれています。
その他にも、健康的な面でもたくさんの可能性が期待されている発酵食品です。
例えば、
- 糖尿病の予防
- 高血圧の抑制
- 肥満予防
- アレルギー改善
また、美肌効果も期待されていますので、女性の方には注目するべき食品ではないでしょうか。
酒粕の簡単な使い方
酒粕と聞くと、使い方が難しいのでは…と思う女性もいると思いますが、実は簡単に食事の中に摂り入れることができるので、試してみてください。
- 栄養ドリンクと言われる“甘酒”
- 魚やお肉の“粕漬け焼き”
- お菓子料理
米麹で作る甘酒もありますが、酒粕で作る甘酒も美容にいいといわれています。
前の日に水につけておけば、水と酒粕がなじむので溶けやすくなり、作りやすくなります。
夏では、冷やして飲んだり、ゼリーにして摂ることがおすすめです。冬であれば体をあたためるのにとても良い飲み物となります。
酒かすや味噌を合わせて使い、魚やお肉を漬け焼きにすると、やわらかく味のしみこんだメイン料理ができます。
魚やお肉は食べる機会が多いと思いますので、手軽に酒粕の酵素を摂れるようになりますよ。
いつもの焼き菓子に酒粕をプラスすることで、簡単に酒粕のお菓子を作れます。
例えば、酒粕のココアケーキや、酒粕ドーナッツ、酒粕クッキーなど。
発酵食品のため、ベーキングパウダーなどを使わずに、ふっくら、しっとりのお菓子が出来上がります。
酒粕を使うときの注意
酒粕といってもアルコール分が少し残っていることがあります。
アルコールが弱い人や、お子様などに食べさせるときには注意が必要です。
運転にも気をつけてください。
腸内環境を整える作用がすごい
筆者が酒粕の使用を勧める大きな理由の一つに、腸コンディション、いわゆる腸内環境を整える作用が高いからです。
腸内環境を整えることは便秘解消や美肌効果に役立つというのは常識ですが、腸は第2の脳と呼ばれていて、メンタル面にも大きな作用を果たすと最近の研究でわかっています。
日本でも「腹を決める」「肚(はら)に落ちる」「腹がたつ」などお腹を使った気持ちの言葉がたくさんあるように、腸の中の細菌(善玉菌・悪玉菌)によって考え方や精神状態も変わってくるといわれているのです。
もしイライラしがちだったり、不安になったり落ち着きがない、呼吸が浅くなる、、などメンタル面をなんとかしたい!という方は、腸内環境を整えるようにしてみてください。
そしてその役立ちにぜひ酒粕効果を利用することをおすすめします。
酵素はたくさんの種類があり、いまでは手軽に摂れるようにとレシピなどもたくさん出ています。
せっかく酵素を摂りいれるなら、うまく食生活に取り入れ、おいしい料理で楽しみながら内面からキレイを目指しましょう!