ジェットバスの効能とマッサージ効果の高い当て方
温泉やスーパー銭湯などの浴槽に設置されている「ジェットバス」。
勢いのある水流が噴射されているジェットバスに浸かると、心地よい刺激で一気に疲れが吹き飛びますよね。
でもただ単に当てているより少し意識するだけで、さらにマッサージ効果が上がります。
体の部位ごとに詳しくご紹介しましょう。
ジェットバスのメカニズム
ジェットバスとは、「気泡浴」とも呼ばれ、浴槽の壁から気泡を含んだ湯が噴出する機能が付いています。
温泉やスーパー銭湯などの温浴施設では腰掛けたり、寝転んだりした状態で一人で利用するジェットバスが一般的です。
よく似ているのが「ジャグジー」ですが、ジャグジーは通常水着を着用して入ります。
また一人用ではなく、大きさによっては多人数で利用することもできます。
その他、床部分から気泡のみ噴出する機能の浴槽が「バイブラバス」です。
ジェットバスの効能・効果
- マッサージ効果
- リラックス効果
ほどよい強さのジェットにより、からだのコリをほぐすマッサージ効果があります。
またお湯との相乗効果により血流アップの効果も期待できます。
ジェットの振動や水圧は心地良い刺激で、思わず眠くなっていまいます。
これは副交感神経が優位になっているためで、高いリラックス効果により疲れが早く抜けていきます。
ジェットの効果的な当て方
コリほぐしには、細いジェットでググっと指圧してくれるタイプのジェットバスがおすすめ。
- まずは「足裏」から
- 足首〜ふくらはぎ
- ひざ裏
- お尻
- 腰
- 背中〜肩甲骨
- 腕
- 首の付け根〜首の背部
初めに「足裏」にジェットを当てます。特にかかと、土踏まず、指の付け根は念入りに。
この部分は「腰、首、肩」のゾーン。痛気持ちよいくらいの刺激を与えてください。
アキレス腱の外側はコリがたまりやすい箇所。縦にジェットを当て、続いてふくらはぎの中央へ。
この辺りはツボがあるので程よい気持ち良さを感じながらジェットを当ててください。
腰痛と関連があるのが「ひざ裏」です。
ここに集中してジェットを当てれば血行が改善され、ひざにたまった疲れも取れやすくなります。
お尻の筋肉は何層にもなっていますが、ここも疲労がたまりやすい箇所。
尾てい骨の左右、骨の外側に沿って上の方へジェットを当てていきます。
次にお尻の横へ集中して当てます。
一カ所で30秒ほど当てれば十分です。
腰に手を当てて親指が当たる辺りにジェットを当てます。
場所の目安は当てていて気持ち良さを感じるところです。
からだを動かしながら背中から肩甲骨のきわにジェットを当てます。
背中側の「腕の付け根」も肩こり解消にいいポイントです。
首の付け根は肩こりの原因となる僧帽筋のあるところ。
首の付け根にあるグリグリを中心にジェットを当てます。
続いて首の背部から頭蓋骨の下の付け根まで当てます。
注意すべき点
- やり過ぎない
- 皮膚の薄いところに注意
- かゆくなることもある
いくら気持ちよいからと長時間ジェットバスに入り続けるのは逆効果。
翌日だるさが残ったり、からだが痛くなる「揉み返し」が起きることもあります。
一回の所要時間は約10分程度を目安にしておきましょう。
何となく入り足りなくても「一旦休憩」しましょう。
お腹や首すじなど、皮膚の薄いところに当てるときは慎重に行ってください。
少しでも痛みを感じたらすぐに中止を!
かゆくなるのは血行が良くなった証拠。しかしかゆいからと極端にかいてしまうと皮膚を傷つけてしまいます。
水で濡らしたタオルで冷やせば、かゆみは治まります。
いつもなんとなく入っているジェットバスも、ちょっとした工夫でさらにコリや疲れが取れ、もっとからだが楽になりますよ。
次回、温浴施設に行ったときにぜひ試してみてください。