【主人在宅ストレス症候群】の症状と予防法は?
みなさんは主人在宅ストレス症候群という言葉を聞いたことはありますか?
この病気は夫が家にいることで起きてしまう病気なのです。
別名「夫源病」とも言われています。
夫婦とは一緒にいることで安心でき楽しく過ごすことができるというのが当たり前だと思われがちですが、実は夫がいることで妻は大きなストレスを抱えてしまっているということもあるのです。
ここでは、主人在宅ストレス症候群とはどのようなものなのか説明し、原因や症状そして予防法を紹介していきます。
主人在宅ストレス症候群とは?
主人在宅ストレス症候群とは夫が家にいることで妻がかかってしまう病気です。
多い例として、ずっと働いていて日中家にいなかった夫が定年を迎えると同時に、一日中家で共に過ごすようになることで発病してしまうというものがあります。
主人在宅ストレス症候群の主な症状を挙げてみます。
・十二指腸潰瘍
・高血圧
・ぜんそく
・動悸や息切れ
・頭痛
・肩こり
・免疫力の低下
・便秘や下痢
・過換気症候群
・鬱
・パニック障害
個人個人で症状は違いますが、このように様々な症状があるのです。
定年を迎えた夫がいる夫婦がかかることが多いと言われていますが、近頃では若い女性の患者さんも増えてきています。
ではどのような夫婦関係だとこの主人在宅ストレス症候群になりやすいのか、次に説明していきます。
なりやすい夫婦関係の特徴
夫が家にいることでイライラしてしまったり、体調を崩してしまうという主人在宅ストレス症候群。
どのようなタイプの夫婦関係だとこの病気にかかりやすいのか、夫と妻の特徴を紹介してみます。
・仕事熱心で仕事が人生の生きがいとなっている。
・趣味を持っておらず、仕事が無い日は無気力でごろごろしている。
・亭主関白が当たり前という考えで生活している。
・妻の行動に過干渉で、なんでも知りたがる。
・家事の手伝いをしたことがなく、家事をほとんど自分でできない。
・妻と普段からあまり会話をしない。
・夫に対して少し遠慮しがちで、自分の思いを強くぶつけることができない。
・相談をすると真剣に話を聞いてくれる人が周りにいない。
・何に対しても強い責任感を持っている。
・趣味を持っておらず、ストレスがたまってもうまく発散できない。
・夫と過ごすことがストレスに感じてしまう。
・夫とあまり会話をしない。
このような特徴に当てはまるご夫婦の方々は、主人在宅ストレス症候群にかかってしまう可能性が高いということになります。
できるなら主人在宅ストレス症候群にかかることを防いでいきたいですよね。
では、少しでも主人在宅ストレス症候群を防ぐ方法を紹介していきます。
予防方法は?
主人在宅ストレス症候群を防ぐ方法とは、夫に自分の行動を理解してもらい意識から変えてもらうということです。
妻がストレスと感じていることは何なのか夫が理解することによって、妻が主人在宅ストレス症候群にかかりにくくなります。
しかしながら、亭主関白な夫として何年も何十年も共に過ごしてきた夫を変えていくことは、とても難しいですよね。
少しでも分かってもらう方法として、コミュニケーションを積極的にとるように心がけていくことが大切です。
また夫が退職することなどが決まっている場合などは、退職する以前にも一日夫と家で過ごす日を作ったりしながら練習をしておくことも良いかもしれません。
人によってさまざまだと思いますが、自分に合った予防法を見つけ主人在宅ストレス症候群にかからないようにしたいですね。
おわりに
みなさんの中にも主人在宅ストレス症候群に思い当たる方もいらっしゃったのではないでしょうか?
もし心当たりがあると思われた場合は、少しずつ夫婦での会話を増やしたり夫婦で同じ趣味を見つけるなどしてみてくださいね。