「すぐ怒る・きれる」不機嫌な人の原因心理と対処法
あなたの周りにも「すぐ怒る人」や「いつも不機嫌な人」はいませんか?
その人の「感情の地雷」をいつ踏んでしまうのかなかなか検討がつかず、困っているのではないでしょうか。
すぐに怒る人の心理はいったいどうなっているのでしょうか?検証してみましょう。
キレる人の心理
- キレるには我慢という起爆剤がある
キレるとは一般的に「感情が爆発し制御できない状況」ことをいいます。
感情の爆発とは「我慢に我慢を重ねていた結果、我慢の限界を越えたときに起こること」です。
しかし周囲の人にとっては何の予兆もなく「いきなりキレた」かのように見え、その激変の様子に驚きを隠せません。
すぐ怒る人の心理
- 「怒る理由は相手のせい」という発想
身近に「すぐ怒る人」がいると、周りの人たちは「また爆発するんじゃないか」といつでもその人の顔色を伺っていなければなりません。
もしあなたが少しでも平和な生活を望んでいるなら、その人に対する気遣いなしに生活することは考えられないでしょう。
しかしすぐ怒る人にとっては、たとえそれが相手が発した何げない軽口であっても、感情を爆発させます。
またどんなに気遣われていようと怒りのスイッチが入ってしまうと、もうストップが効かなくなります。
頭では理解していても、怒りの感情が発露したときのパワーはメガトン級!誰もそれをセーブすることはできないのです。
しかしその怒りは必ず「誰かのせい」であって、自分一人で怒りが爆発することはほとんどありません。
さらに深くその心理を探ってみよう
- 痛いところをつかれたとき
怒りのスイッチがいつ入るのか、その心理を探ってみましょう。
本人もかなり意識している自分のマイナスな要素について、正面切って問いただされたりしたときに感じるネガティブな感情。
これが「痛いところをつかれる」という現象です。
すぐに怒る人でなくても、痛いところをつかれたときには誰でもイヤな思いをするものです。
ガックリと首をうなだれて意気消沈する人もいれば、失笑しながらスルーできる人もいます。
しかし怒る人にとって痛いところをつかれたとき、瞬時に「相手が自分のテリトリーに土足で入って来た」と認知し、怒りを爆発させるシステムが作動します。
「気難しい人」の原因はここ
職場、家庭内、近親者など、あらゆる人間関係の中で「気難しい人」は必ずいます。
そして、心から悩まされるのがそういった人たちとの「接し方」です。
もしあなたが愛情あふれる優しい性格だとしたら、気難しい人の気持ちがまったく理解できません。
こうなるとお互いの気持ちが寄り添うことなく、いつまでも平行線なのです。
ここでは気難しい人への接し方を考えてみます。
- なぜ気難しい?原因その1
- なぜ気難しい?原因その2
すぐ怒る、キレるには無意識の領域が大きく影響している場合があります。
その一つは「承認欲求が満たされていないこと」。
自分はこれだけやってあげているのに他人は分かってくれない、こんなに頑張っているのに誰も理解してくれない、など他人からの理解や承認が得られていないことが「怒り」につながってしまいます。
気難しい性格を持つ人の特徴として「親や保護者も気難しい」ことが挙げられます。
子どもにとって親の仕草や性格は、生まれ持ったものに加えて成長とともに刷り込まれた可能性も高いのです。
親がキレる性格の場合「こういうときはキレていいんだ」ということが、子どもに刷り込まれることが往々にしてあります。
しかしこれは逆も然り(しかり)で、親を反面教師にした場合はこの限りではありません。
親がキレる性格がとことんイヤで「そうなりたくない」という思いが強ければ、キレないよう感情のコントロールが可能になります。
快適な人間関係を築くための対策法
- キレる人は寂しがり屋と知る
- 距離を置いて付き合う
キレたり怒りっぽい人の深層心理には「寂しさ」があります。
人は「誰からも愛されたい」という心理があります。
ワケも分からず親からのべつまくなし怒られ育ってきたり、誉められることがあまりなかったり、暴力的な家庭で成長した場合など、「親の無条件の愛のもと成長してきたのではない」ことが多いのです。
寂しさは、強さ=怒りでそれをカバーしようとするのは、シンプルに自己防衛本能がはたらくためです。
すぐ怒る人と距離を置くことは「冷たくすること」ではありません。
相手にとっても効率的ではない気遣いや優しさは必要ではない、ということです。
優しさはいつでも相手にとってプラスになるわけではないので、距離を置きましょう。
自分の心がいつも安定しているように心がける。そんな自分へ気遣いも大切なのです。