赤ちゃんの手足口病の原因と治し方
そろそろ夏場も近づいてきましたね。
6月や夏場は湿気も多いため、何かと感染症が流行りやすい時期です。
そんな中でも小さな子供を持つママにとって気になるのが「手足口病」ではないでしょうか?
大人にとっては聞きなれない病名ですが、子供を持つママにはしっかりと理解しておきたい病気の一つです。
筆者の子供もこの手足口病に実際にかかったことがあるのですが、この病気にはちゃんとかかる理由があるんです。
経験者ママなら落ち着いて対処できると思いますが、初めてその症状を目にした時は本当にビックリしたものです。
これからの季節のためにも今回は手足口病について解説したいと思います。
手足口病とは
手足口病はその名前の通り、手や足、口にブツブツと赤い発疹ができる夏風邪の一種です。
主な原因はコクサッキーウイルスやエンテロウイルス呼ばれるウイルスの感染で、3~5日程度の潜伏期間を経て発病します。
また夏から秋にかけての時期に、1~4歳程度の乳幼児がよくかかる病気です。
手足への発疹は水ぶくれのように大きくなることもあり、口内が痛いなどを訴える事も。
主な症状としては
・手足、口内の発疹
・食べ物を食べると口が痛い(口内炎)
・食欲低下
・よだれ
・痒みがでることも
症状が出た時の対処
通常の夏風邪のように高い発熱がでる手足口病ですが、先述したように赤い発疹や水ぶくれが手足などに出たり、よだれがいつもより出るために「あっ、手足口病だ!」と気づきやすい病気でもあります。
それでは症状が出たらどのように対処したらよいのでしょうか。
症状が出た場合、
- 必ず自宅で安静にさせる
- 十分な睡眠をとらせる
- 脱水症状を防ぐため、水分補給をいつもより多めに
- 食事はいつもより柔らかめのするっと入るものを
特に口内炎などが出来ることで、子供は痛がって食事を食べようとしなくなります。
そういう時はできるだけ刺激の少ない食事を心がけ、ゼリーやジュースなどから始めることをおススメします。
また口内炎は熱いものより、冷えたものの方が痛みが少ないので、食事も工夫してあげましょう。
手足口病の治し方
手足口病に関しての特効薬や特別な治療方法などは、現在のところありません。
病院に行ってもこれといった対処をしれもらえるわけではありませんので、まずは落ち着いて上記でも記載したように、通常の風邪の時と同じように安静にさせて対処してください。
自然に治す方法での自宅治療でも、1週間程度で発疹は消えていきます。
ただ、まれではありますが髄膜炎や心筋炎などの合併症を起こす場合があり、
もし何度も嘔吐を繰り返したり、頭痛を訴える場合や、高い発熱が二日以上続くようであればかかりつけの病院で診察するようにしましょう。
予防法
手足口病を防ぐ予防法としては以下のような部分に日頃から気を付けてください。
これは手足口病だけでなく、夏風邪など全般の病気を防ぐ効果があるため意識した方がよいものです。
- 外から帰ってきたら必ず手洗い、うがいをする
- 多くの子供と遊ぶ時は、同じタオルの使用を避ける
- 糞口感染を防ぐため、おむつ交換は慎重に
最後の糞口感染はうんちからウイルスが口に入る場合があるため、おむつ交換時は清潔に
赤ちゃんにうんちを残さない、うんちを触った手で赤ちゃんに触れないなどの注意が必要です。
おむつの取れた子供の場合も、トイレの後は徹底して手洗いすることを習慣づけさせてくださいね。
手足口病は慌てる必要のない病気ですが、熱が続く、嘔吐が続くなどひどい場合はすぐに病院へ行ってください。
補足になりますが、子供の病気は成長を促す促進剤ともいわれています。
新たなウイルスが体内に入る事で、自然に治癒する動きが働くため神経系の再構築が行われたり、体内成長が起こるため、手足口病が治った後は急に口が数が増えたり、行動が変わったりすることも多いんですよ。
急に発疹ができたらびっくりすると思いますが、不安が子供に伝わると子供は敏感に察知して不安になります。
これが終わったら子供が成長しちゃうな♪と、ママは落ち着いて寛大な気持ちで対応してあげてくださいね。