左側に出る偏頭痛の原因と病気との関係性は?
現代病のひとつとも言えるの偏頭痛(片頭痛)。
単純に頭痛といってもいくつかの原因が考えられますが、腹痛と同じく頭痛って耐えられない痛みなんですよね。。
風邪とともに現れるようなわかりやすい状態であれば問題視しませんが、頻繁に、しかも長時間起こるような偏頭痛だと、「あれ?病気なのかな。。」と心配になることも。
今回は筆者自身も起こりやすい偏頭痛について、しかも「左側」だけに出てしまう原因について追求していきたいと思います。
右側に偏頭痛が出るという方はこちらの記事へ↓
病気?片頭痛が右側だけでる原因と改善策
現代人の偏頭痛の原因とは?
15歳以上の日本人の実に3人に1人が「偏頭痛持ち」といわれるこの時代。
そっか、みんな普通にあるんだなぁ、、と呑気に構えるのもいいですが、逆にいえば現代人の生活や体調がおかしいからこそ外に出ているといえます。
- 緊張型偏頭痛
- 肩こりや首のこり
- ホルモンバランスが乱れている
- 食生活によるもの
その名の通り、身体や精神が常に緊張状態にあることから起こる偏頭痛です。
緊張すると脳の血管が拡張し神経や血管を刺激することで頭痛になります。
これは現代人において、もっとも多い理由の一つです。
つまり、心身のストレスによって引き起こされる頭痛なのです。
デスクワークなど長時間同じ姿勢でいることで起こる肩や首のコリからくる頭痛。
またこれも同じように緊張状態で知らず知らずに肩に力が入り続けることで、肩こり→頭痛とつながっているパターンが多いです。
特に女性に多い理由ですが、月経などホルモンバランスの乱れから頭痛になることも。
チョコレートや乳製品など偏頭痛を引き起こしやすい食品の過剰摂取による頭痛もあります。
左側に出るのはなぜ?病気?
では、左側だけに偏頭痛が出るというのはなぜなのでしょうか?
主な原因は解明されておらず、基本的に偏頭痛は左右のどちらか片側に出る場合が多いとされています。
たまに出てくる左側の偏頭痛は、通常ストレスなどが要因ですが、長く続いてなかなか治らないという場合は病気の可能性もあります。
- くも膜下出血
- 脳梗塞
- 脳腫瘍による頭痛
- 頭痛薬などの飲み過ぎ
急な偏頭痛、しかも殴られたような激しい痛みを伴う場合はくも膜下出血を起こしている可能性があります。
ひどい場合は死に至らしめる怖い症状ですので、痛みがひどい場合は早めの診察を受けることを基本にしてください。
何か鈍器でドン!と殴られたような痛みがある場合は、脳梗塞など脳に支障を起こしている可能性もあります。
脳に支障がある場合、同時に手足のしびれや視界が悪くなるなどを併発する場合も多いので、よく自分の状態を確認するようにしてください。
そしてももちろんですが、すぐにでも検査・診察を受けてください。
脳に腫瘍(しゅよう)ができている場合、急な痛みは無く。数ヶ月や数週間にかけて徐々に痛みが増してくるという特徴があります。
ずっと痛い、、だんだん痛みが激しくなってるような?と感じたあり、手足のしびれ、眼の痙攣なども現れている場合はMRI検査など、いち早く脳の検査を受けてください。
病気とはやや離れますが、日常的に頭痛が起こるために毎日のように頭痛薬を飲んでしまうという人は、逆に併発頭痛が起こります。
少々の痛みであれば薬に頼らず自然治癒力を高めて治す方法に切り替えた方がよいでしょう。
偏頭痛を起こさない予防策
ちょっとした偏頭痛であれば基本的には気にする必要はありません。
急激に痛い、毎日続く、徐々に痛みが増す、頭痛以外の症状もあるという場合はすぐ女院へ行ってください。
そして、もっとも多い現代人のたまに起こる偏頭痛には以下の対策が必要です。
予防や対策といっても、ツボを押して和らげるなどはその場しのぎの痛み止めです。
根本的に治したい場合は、今の自分の生活をしっかり見つめ直す時間が必要かもしれません。
ほとんどの場合、日々のストレスや緊張状態の積み重ねから偏頭痛が起こります。
どうすればストレスが抜けるのかわからない方は、ジョギングか瞑想が圧倒的にお勧めです。
身体を動かすジョギングは身体から心を癒す方法の一つで、瞑想と同じ効果があります。
もちろん1日に数十分でも瞑想する、もしくは青い空をぼーっと見上げて何も考えないだけでも十分ストレスが抜けていってくれますよ。
この食べ物が偏っていたり、栄養不足になると頭痛のタネになります。
そして同じく睡眠不足も頭痛の大敵。
十分な睡眠がとれるように、時間を調節して確保しましょう。
※逆に寝過ぎも頭痛の原因になるので、程よい時間が大切です。
偏頭痛持ちの方の多くが、ビタミンB群(特にB2)やマグネシウムが不足している場合が多いです。
納豆やレバー、ほうれん草などからビタミンBを、
大豆やゴマ、ひじきなどからマグネシウムを意識して摂るようにしてみてください。
これだけで偏頭痛が消えたという声も多いので試す価値ありですよ。
偏頭痛は血管の拡張が原因となるので、血流の流れを良くする行動(しっかりと湯船に浸かる、デスクワークの方は定期的に立ち上がって屈伸や伸びをする)をしているだけでも大きく改善されます。
現代病の改善のためにはまずはストレスを溜めないよう、メンタル面を含めた心身を見つめ直す時間が必要です。
そして病気の可能性を疑っている方は早めの受診に訪れてください。