お料理の美しい配膳の仕方を身に付けよう!
例えば彼氏や旦那さんの実家に遊びに行った際、彼のお母さんに夕食の料理の配膳の手伝いを頼まれたとしますよね。
あなたはしっかりとできる自信がありますか?
特に和食の配膳の仕方や食べ方の作法は彼のお母さんにとっては当然の常識。
知っていると「あら、この子ちゃんとできるじゃない」とあなたに対する評価はグンとアップしますし、できなければ「やっぱり今の若い人はダメね」と評判はガタ落ちです。
普段あまり意識しない細かな行動こそ、実はみられているものですからね。
ちょっと事前に知っておくだけで点数稼ぎの大チャンス!ですし、何よりキレイな所作が身に付きます。
ぜひこの際ぜひ覚えてみてください。
「お茶碗にごはんをよそって」と頼まれた場合
そもそもお茶碗にごはんを入れるとか盛るとかいう言葉自体がNG。
「ごはんをよそう」の言葉は「ごはんを装う」が語源。
つまり見た目きれいに入れなくてはいけないわけです。
まずはお茶碗にごはんをよそう時の手順をご説明しましょう。
- 1.ご飯をかき混ぜる
- 2.小分けによそう
- 3.炊飯器のご飯を整える
できあがったごはんを炊飯器から取り出す前に、一度底からかき混ぜましょう。
ごはんに空気が入ってふっくらした感じになります。
お茶碗にごはんをよそいますが、いっぺんにドカッと入れたらいけません。
お茶碗に八文目を目安に2、3回に分けて入れてください。
補足:仏壇にごはんを供える時は「一回よそい」と言って、一回でおちゃわんにごはんをよそうのが慣例なので食卓では失礼にあたります。
・最後はおしゃもじを炊飯器や容器に戻して終わりですが、必ずごはんの中央が少し盛り上がるような感じに全体を整えておきましょう。
「ご飯やおかずを並べて」と頼まれた場合
日本の食卓の場合、出てくる料理は一汁三菜(いちじゅうさんさい)が基本。
まずはこちらの写真をご覧下さい。
この写真でお判りの通り主食のごはんは手前左側、その右にお味噌汁、右上に主菜の塩さば、そしてあいたスペースに副菜をバランスよく配置します。
お箸は真ん中一番手前にお箸の先を左に向けて箸置きの上に乗せます。
補足:お義母さんの中には焼き物が趣味だったり、お皿にこだわっている方も多くいらっしゃいます。
お皿におかずを盛り付ける時や並べる時に皿の柄が見えるように配置するとたいへん喜ばれますよ。
絶対注意!:ごはんと味噌汁の配置だけは絶対にまちがえてはいけません!右がごはん、左が味噌汁の置き方は仏壇への供え方です。
美しい食事の仕方
- 小鉢は全て手で持つ
- おかずはお皿に戻さない
- まよい箸はNG
- 食べ残しはダメ
ごはんや味噌汁を手に持っていただくのは当然ですが、小鉢などの小さな食器に入った副菜もできれば手に持って食べると上品に見えます。
一度箸で取った食べかけのおかずを皿に戻す行為はNGです。
「まよい箸」とは、今度はどれをたべようかなあと箸の先でおかずを探す事です。
とにかく残さないようにきれいに食べる事。
食べた後の食器がきたない人はだらしない人という印象を与え、その人の育った環境すら疑われます。
小食の方は、最初によそう量を調整しておきましょう。
最後に、私の友人にも多いのですがお箸の持ち方が個性的な人。
長年食べなれたスタイルを正すのは、とても食べにくいかもしれませんが、お箸の持ち方が汚いのは見た目も印象も悪くなります。
下の動画を参考に、正しいお箸の持ち方をマスターしてクセづけてしまいましょう。
正しいお箸の持ち方