スマホがハッキングされた!?ウイルスから守る対処法
現代の文明の利器「スマホ」はわたしたちの生活を便利に変えたツールです。
「生活に必要なすべて」をほぼカバーしてくれるスマホ。
お財布や家のカギ同様に、いや、それ以上に重要なものですよね。
しかし忘れてはならないのが、ネット環境にいつでもついて回る「セキュリティ問題」です。
普段何気なく使っていますが、実はハッキングされやすいということを聞いて驚くかもしれません。
個人情報などのデータ流出による詐欺事件などは、絶対にあってはならないこと。
今回は「個人情報を守るためにするべきこと」としてハッキングから身を守る方法を検証します。
マルウェアとは
「スマホがハッキングされた」ことが確実であれば「マルウェア感染」が疑われます。
マルウェアとは悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称で、よく知られているのがウィルス、ワーム、スパイウェアなどです。
ハッキングの可能性がある症状とは?
スマホがウイルスなどにハッキングされた場合、どのような場面や症状があるのでしょうか?
- フリーwifiを使ったとき
- URL添付のメールが届く
- 知らないアプリがインストールされている
- バッテリーがすぐ無くなったり熱くなる
- スマホの動作が怪しくなる
- 通信料が急に多くなる
- 怪しいポップアップが起きる
- 通話中にノイズが起きる
今やフリーwifiが飛んでいないところが見つからないほど全国的に普及したwifi。
しかし誰でも無料でコネクトできるところに大きな落とし穴があります。
セキュリティが万全でないフリーwifiにつなげたとき、スマホ内の個人情報をさらけ出しているのと同様の危険性があります。
また機内や空港などのUSB充電器も使用した際に個人情報を抜き取られる恐れがあります。
SMSフィッシング詐欺と呼ばれるものがこれにあたります。
特徴として、知らない人から送られてきたメールに添付されたURLを開いたとき個人情報が抜き取られます。
一時Twitterで話題になった、LINEのアカウント乗っ取りによる「なりすまし詐欺」もフィッシング詐欺の一種です。
一例として、友人や知人からの「コンビニに行ってプリペイドカード買って来て」というLINEです。
これはLINEアカウントが乗っ取られたためで、親切心を出す前に「疑わしい」とみるべきでしょう。
身に覚えのないアプリがインストールされていたことはありますか?
アップデートの際にアプリがインストールされる場合もありますが、自分でインストールしていないアプリだとしたら、それはハッカーが侵入した可能性があります。
バッテリーを充電したばかりなのに、あっという間に減ってしまうのは経年劣化のせいだけではありません。
スマホをほとんど使用していないのにバッテリーが大幅に減っているとき、ハッキングされている可能性があります。
また使用していないのにスマホが熱を発しているときも要注意です。
使っている最中に急にフリーズしたり、勝手にページが変わるなど動作が怪しくなったりしたとき、まさにそれはハッキングされているサインかもしれません。
ほとんど使っていないのにデータ通信料が急に増えたときは、要注意。
ハッキングされていることが疑われます。
いかにも実在のサイトのように起きるポップアップも、ハッカーによるものが多発しています。
一瞬本物かどうか判断がつかないため、思わず開いてしまいますが後の祭り。
ハッキングの魔の手につかまってしまいます。
相手の声が聞き取りにくいノイズが起きたり通信が遮断されるなど、通話中の問題は、ハッキングされている可能性があるとみていいでしょう。
ハッキングウイルスに対する対処法は?
前述したようにフリーwifiに気をつけるなどハッキングを意識すると共に、もし「あれ?おかしいかも?」と感じた時のためにハッキングに対する対処法も知っておきましょう。
- 初期設定をする
- 知らない人からのメールを開かない
- 知らないアプリは調べてから
- 公共のwifiで買い物をしない
- 自分専用のバッテリーを持ち歩く
- スマホのデータをバックアップしておく
もし「これってハッキング?」と思ったら、スマホを買ったときの状態に戻すことも視野に入れましょう。
その際パソコンと同期するのを忘れずに。
知らない買い物をされていないかチェックし、もしカード情報が盗まれていたらすぐにカード会社に電話して止めてもらいます。
知らない人からのメールには要注意!
特に懸賞当選や異性からのリンク付きメールを興味本位で開かないようにしましょう。
ハッカーはあらゆる手段を使いリンクを開かせようと躍起です。
メールの中身を見たくてもここはグッとガマンして速攻削除してください。
アップデートの際に自動的にインストールされたアプリは、開く前にリサーチしてみましょう。
名前を検索し、有用性のあるものか、正規のものであるかを確認してください。
少しでも怪しい材料があれば、速攻「削除」です!
公共のwifiを使い、クレジットカード情報を入力するような買い物は極力避けましょう。
特に海外ではセキュリティのかかったwifi以外はリスキーであることを承知のうえで使用してください。
バッテリー切れは本当に困りますよね。しかし公共のUSB充電器を見つけたからと飛びついたとき、そこからハッキングされることもあるのです。
そんな恐れを100%回避するためにも自分専用のバッテリーを持ち歩きましょう。
今やパソコンを持っていなくてもスマホさえあれば何でもできるようになりました。
大切なデータはパソコンと同期し保存しておけば安心です。
重要と思われるデータのバックアップも常に行うようにしましょう。
最後に
ハッキングと聞くと今までは「パソコン」のイメージでしたが、パソコンと同等の機能を果たすスマホもハッキングの対象になってしまいました。
ハッカーは電子機器の弱点をよく把握しマルウェアに感染させようとします。
思わぬハッキングの被害に合わないためには「予防」を心がけるしかありません。
悲しくくやしい被害に合わないためにも、ぜひ参考になさってみてください。