【目が痛い】眼精疲労の症状と治し方
目が痛い、チカチカ、異様な肩のこり、、
昔は「疲れ目」といわれて突き放されていた目の痛みですが、今は眼精疲労という名前がついたりっぱな国民病です。
ある日、突然に目が痛くなり、チカチカ、異様な肩こりが襲ってくる。
そして、「本も読む気になれない」という気力の減退がくる。
病院に駆け込んでも、眼底出血があるわけでなく、角膜の白濁もなく、目に見える異状がないという。
これが眼精疲労です。
「目の疲れ」と「眼精疲労」とは違います。
その症状と原因、さらに対策を掘り下げて見ましょう。
眼精疲労の症状
困ったことに眼精疲労という病名はなく、数値化できません。
そのためデータに基づく「診療」ができず、大学病院や一般の眼科医での有効治療が妨げられているのです。
まずは眼精疲労になるとどうなるか、症状を並べてみましょう。
- 目のチカチカ
- 目がかすむ
- 眼の奥が痛い
- まばたきが増える
- 目が乾く
いつもなら眩しくない光がまぶしく感じ、目がチカチカする。
モヤがかかったようで、小さな字がかすむみ、老眼のような症状が現れる。
奥が痛むと同時にかゆみが伴う事も。
目の中が酸欠状態で、そのつもりがないのにまばたく。
最近とくに多くなった「ドライアイ」という状態。白目が赤く目やにが多く出る、など。
そのうち、そんな目の不具合では収まらず、頭痛、イライラ、肩こり、全身のだるさ、食欲減退、睡眠不足まで、とくに肩こりは眼精疲労の患者のほぼ全員に共通する症状です。
眼精疲労になる原因は?
原因と引き金なっている要因を上げてみましょう:
- 過度の読書
- パソコンの使用
- スマホの使用
もしあなたが眼精疲労の症状に悩んでここへアクセスされたとしたら、十中八九、あなたは読書家の筈です。
それも半端な読書量ではないでしょう。
そう、眼精疲労の原因の最たるものは読書です。
一点集中で字を追う、これが眼精疲労の引き金です。
だから、読書にかぎらず細かい仕事を集中して続ける人は、みな同じ眼精疲労の悩みをもっています。
本をあまり読まない若者に眼精疲労が出ているデータから、IT関連のハードウエアからの影響が指摘されています。
パソコン画面の見過ぎがとくに心配され、操作で画面の文字は拡大できても、見過ぎは眼精疲労の原因になっているようです。
パソコンの画面でさえ影響するなら、携帯電話の画面は殺人的、いや殺眼的な小ささです。
毎日小さな文字を追いかけているのは、目にとっては疲労が蓄積されていっています。
眼精疲労の治し方は?
パソコンやスマホを使うのは、もはや私たちにはあたり前の行為になりましたよね。
ですのでスマホやTVを捨てる、、というような根本的な「治療」にはならなくても、辛さを少しでも緩和できる治し方をまとめました。
- 洗眼液で目を洗う
- 疲れ目用の目藥をさす
- 目を温める
- 目を冷やす
- 目のツボを押す
- ビタミンAやBを摂取する
目の乾きや花粉、ほこりなどの付着汚れは眼精疲労を促進させます。
洗眼液で洗ってリフレッシュさせましょう。
目のかすみや疲れを解消させる成分入りの目薬は、さしすぎない程度なら非常に効果的です。
50度ほどのお湯で絞ったタオルを、目に当て5分ほど覆います。
血液の流れがよくなり新陳代謝が高まり、目の疲れや肩こり解消に繋がります。
充血や目の痛みがある場合は、逆に冷水に付けたタオルを5分ほど目に乘せて冷やしてあげましょう。
血管が収縮し、元に戻ろうとする力で治りが早まります。
睛明(せいめい)と呼ばれる、目頭と鼻の間にあるツボを刺激します。
眼精疲労に効果的ですので、痛気持ちいい程度の力で押してあげましょう。
角膜細胞やドライアイに効果的なビタミンA・・レバーやうなぎ、ブロッコリーなどが豊富。
視神経の働きを高めるビタミンB・・豚肉やゴマ、卵などが豊富。
意識的にデバイスから離れる時間をとろう
眼精疲労の原因の最大手は「スマホやタブレットなどのデバイスやPC画面の見過ぎ」です。
デバイスから出るブルーライトと呼ばれる光線は特に目に負担をかけ、疲れを蓄積させます。
また脳にも悪影響を与えるといわれるデバイスは、仕事に関わらずちょっとした待ち時間や電車の中でも常に癖でみてしまっていませんか?
ある種の現代病でもありますので、意識して寝る前はデバイスをいじらない!や時には、ネット環境から離れた自然の中に身をおくなど距離を保つことも大切なメンテナンス方法だといえます。
様々な方法をご紹介しましたが、これらが自分でできる眼精疲労改善です。
大切なことは、読書や機器類の習慣を見直すことですで、あなた自身の眼精疲労を「手なずけて」ください。
眼精疲労は現代人の文明病ですので、自然に触れたりスマホを見ない時間を作るなどからはじめてみてはいかがでしょうか?