子供に言う事を聞いてもらう子育てテクニック
子供はかわいいけれど、何を考えてるのかどうしたいのかわからない。
怒りたくないのに怒ってしまう。
子供を持つ親なら必ず誰もが経験する悩みですよね。
今回はそんな悩みに有効な子供の心理学をご紹介します。
子供に言うことを聞いて欲しいときは?Vol.1
「早く寝なさい!」
「遊ぶ前に宿題やりなさい!」
きつく言うのは良くないと思いつつも、「やだやだ!」なんて反発されたらついつい口調は強くなりますよね。
親が口うるさく言うのは子供のためですが、そんな気持ちはなかなか子供には伝わりません。
そこで、言うことを聞いて欲しいときに有効なテクニックが聞いて欲しいことの逆を言うことです。
例えば、早く寝て欲しいときは「早く寝なさい!」というのではなく「ずっと起きてていいよ」と伝えます。
そうすると、子供はいつもと逆のことを言われて驚きます。
そこで「○○くんがずっと起きててくれれば泥棒や幽霊が来ても、パパとママは安心して寝れるからよろしくね!」と言うと、子供は絶対に先に寝るはずです。
普段から「○○しちゃダメ」ときつく言われてフラストレーションが溜まっている子供は、ノーではなくイエスだと逆にゆうことを聞いてくれるのです。
子供に言うことを聞いて欲しいときは?!Vol.2
上記のテクニックは小さい子に効果があります。
もし子供が中学生以上なら次のテクニックの方が効果的です。
ずばりそれは弱い脅しを使うテクニックです!
高校生に歯磨きをさせるには、どの程度の脅しが一番効果的かという実験がアメリカで行われました。
高校生を3つのグループに分けて、
Aグループ「歯磨きをしましょう」(脅しなし)
Bグループ「歯磨きをしないと歯槽膿漏や虫歯になりますよ」(弱い脅し)
Cグループ「歯磨きをしないと歯槽膿漏や虫歯になり、歯が抜け落ちたり、最悪の場合はがんになる可能性もありますよ」(強い脅し)
と、それぞれ言い聞かせたそうです。
その結果、以前よりも歯を念入りに磨くようになったのは弱い脅しのBグループでした。
確かに強い脅しを受けたCグループが最も衝撃を受けましたが、無理やりやらされているようなストレスを感じ、反発してしまうようです。
ですので、もし何か言うことを聞いて欲しいときは「○○しないとお小遣い減らすよ!」という強い脅しではなく、「○○しないとお小遣い少し減らすかもよ」と言った方が効果的なのです。
子供の秘密が分かる!コンプレックス指標
子供が悩んでいたり困っていたら助けてあげたいですよね。
自分から言ってくれれば良いですが、なかなかすんなり話してくれないことはありませんか?
そんなときはコンプレックス指標を使って、子供の隠してることや悩んでることを探りましょう!
コンプレックス指標とは、質問に返答するまでの間のことです。
人は話題にしたくないこと、避けたいと思っていることに触れられると返答までの時間が長くなります。
この間が長ければ長いほど避けたい話題ということになります。
間が空く以外にも、見当違いの返答や笑ってごまかす、オウム返しや聞こえないふりなどもあります。
大切なのは例えこのコンプレックス指標で子供の隠してることが分かっても、それを直接言わないことです。
相手は隠しておきたいので、その意向を汲んであげましょう。
今回は子供に使える心理学のテクニックをご紹介しました。
心理学が子育てに役立つなんて驚きですよね!
子供の言動で困っていたら、ぜひ今日から試してみてはいかがでしょう。