内蔵の病気?腰痛が右側にでる原因
多くの人が悩まされる腰痛。
筆者自身も過去ぎっくり腰に2回なったり、冬場に腰をかがむと痛みが出るなどよく悩まされてきたものです。
一概に腰痛といっても、場所によって原因や理由が違ってくるのも事実。
今回は、腰痛の中でも右側だけが痛む、、という場合の原因や内蔵系の病気との関係性をみていきます。
腰痛が左側に出ているという方はこちらの記事を参照ください↓
腰痛が左側にでる原因と治し方
右側に腰の痛みがでる原因
腰全体ではなく、突然右側部分だけに痛みが生じた場合どのような原因があるのでしょうか?
まず知っておきたいのが、腰痛の大きな原因が背骨や骨盤にあるということです。
背骨や骨盤は歩行や立ち上がりなど、毎日の生活の中で身体を支えるクッション的な役割をしています。
特に腰部分にある腰椎は非常に負担がかかりやすく、加齢や日常生活の過ごし方で骨や周りをささえる筋肉を消耗し痛めてしまいます。
主な原因として、
- 長時間立っている
- 長時間座っている
- 重い荷物を持つ
- 反り腰である
- 筋肉不足
工場仕事など長時間立っていると筋肉が疲弊し、椎間板がいつの間にか痛み腰痛を引き起こします。
逆にデスクワークなど長く座っている方も、実は立っているよりも筋肉を使っていて、徐々に負担がかかり骨と筋肉を痛めやすい身体を作ってしまいます。
いわゆるぎっくり腰を起こすように、急激に腰の一点に負荷をかけるため痛めてしまう場合が多いです。
立った状態で鏡で横の姿をみてみると、腰が反ってみえる方がいますが、これが反り腰といわれるものです。
反り腰は腰に負担をかけやすく、血流の流れも悪くなるため疲労物質がたまり腰痛やしびれを起こしやすいです。
特に女性に多い症状ですが、腰椎を支える腰周りや背中の筋肉量が少ないため負担や疲労が蓄積し痛みを生じます。
特にヘルニアなどにもなりやすいので注意が必要です。
その他にも冷え性や妊娠中などが原因で腰痛になることが多々あります。
内蔵系の病気との関係
仕事など生活習慣によるものや、反り腰など身体の状態など上記のような原因はほぼほぼ骨と筋肉が原因で痛むのですが、怖いのが内蔵など病気との関係性です。
運動も比較的するし、ぎっくり腰でもないのに慢性的に腰痛があり治らない、、という方は内蔵の病気を考える必要があります。
- 胃が悪い
- 胆のうの病気
- 膵炎(すいえん)
- 腎臓
胃潰瘍や十二指腸潰瘍を引き起こしている可能性があります。
ストレスを溜めやすい方や暴飲暴食している方は胃からくる腰痛かもしれません。
胆石症(たんせきしょう)、胆嚢炎(たんのうえん)、、胆道結石(たんどうけっせき)などの疑いもあります。
腹痛や発熱を伴う場合は特にその疑いが強くあります。
膵臓が分泌液で溶かされる病気で、飲酒や喫煙をよくするという方に多く現れます。
毒素を排出する働きをする腎臓に負担がかかり、そこから腰痛に発展している場合もあります。
ひどい場合は腎臓がんの疑いもありますので、食欲がない、血尿が出るという方はすぐに診察を受けるようにしましょう。
内蔵か筋肉か?原因の見分け方
筋肉や骨からくる腰痛なのか?内蔵系なのか?腰痛は原因が多岐にわたるだけに特定しにくいのも事実です。
簡単に自分で調べられる方法としては、
2. 腰を動かすと痛むのではなく、横になって安静にしていても痛む
腰痛の治療法・何科にいく?
最後に腰痛の治し方をご紹介したいと思います。
まずぎっくり腰や運動などで明らかに痛めたという方は、整骨院などでの治療をおすすめします。
超音波による深部の筋肉に働きかける機材など、最近の整骨院は非常に効果的な施術をしてもらえます。
内蔵からくる痛みかも。。?と不安になられている方は、できるだけ早く受診される事が大切です。
何科にいくか迷いがちですが、まずは内科の受診をおすすめします。
正確には泌尿器科や、臓器の疾患なら外科など細かく別れるのですが、まずは内科での診察を勧められる場合が多いからです。
できれば総合病院などで受診すると、その他の科にスムーズに移動でき時間短縮もできますのでよいかと思います。
腰痛といっても調べてみれば他に原因があった、、とう事はよくあるものです。
不安解消のためにも、ぜひ受診して原因究明されてみてくださいね。